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ポータークラシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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株式会社ポータークラシック
Porter Classic
種類 株式会社
略称 PC
本社所在地 日本の旗 日本
111-0033
東京都台東区花川戸2-9-4
設立 2007年3月6日
業種 繊維製品
法人番号 4010501031893 ウィキデータを編集
事業内容

靴、衣料品、アクセサリーのデザイン、製造、販売、卸、雑誌、書籍の出版、販売、映像コンテンツの企画開発

各種イベント、展示会の企画、運営、古物買取、販売、前各号に対する付帯に対する一切の業務
代表者 代表取締役吉田玲雄
関係する人物 吉田治彦(取締役)
外部リンク http://porterclassic.com/
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ポータークラシック: Porter Classic)は、東京都台東区花川戸に本社を置く衣類カバンメーカー。

吉田克幸・玲雄親子が2007年に設立。 「メイド・イン・ジャパン」にこだわり 「世界基準のスタンダード」をコンセプトに掲げる。 伝統からアンチテーゼ、芸術文化、職人技術を取り組みながら、次世代、そして孫の代まで愛される商品を追求。

沿革

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  • 2007年 - 株式会社吉田より吉田克幸が独立し、息子である吉田玲雄と株式会社ポータークラシックを設立。
  • 2008年12月 - 銀座みゆき通りに面するインターナショナルアーケードに旗艦店「Porter Classic 銀座/ポータークラシック 銀座」をオープン。
  • 2009年7月 - 同アーケード内に「Gallery Porter Classic /ギャラリー ポータークラシック」をオープン。
  • 2010年1月 - カバンブランド「KICHIZO/キチゾウ」プロジェクトをスタート。
  • 2010年4月 - 克幸が店主を務める質屋「PAWN SHOP/ポーンショップ」をオープン。
  • 2010年6月 - カバンブランド「KICHIZO/キチゾウ」が全国展開スタート。
  • 2014年4月 - 新宿伊勢丹メンズ館8階に「Porter Classic 伊勢丹」をオープン。
  • 2014年9月 - 石川県金沢駅前「金沢フォーラス」1階に「Porter Classic 金沢/ポータークラシック 金沢」をオープン。
  • 2015年12月 - 地下鉄東京メトロ銀座駅直結、銀座晴海通りに面するGINZA FIVE 2Fにて「Porter Classic 銀座/ポータークラシック 銀座」移転オープン。
  • 2016年3月 - 名古屋駅直結、愛知県中村区、大名古屋ビルヂング2Fに「Porter Classic 名古屋」をオープン。
  • 2018年5月 - 昭和西川株式会社のベストセラー「muatsu(ムアツ)」をストラップに採用した、荷物が軽く感じる、体に優しいバッグ「NEWTONBAG/ニュートンバッグ 」を発表。
  • 2020年3月- 京都府中京区にブランド初の路面店「Porter Classic 京都」をオープン。

プロフィール

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吉田克幸
1947年、東京生まれ。取締役会長。長年に亘り数々の名品と呼ばれる鞄を世に送り出す。その影響は鞄業界に留まらず、アパレル業界を常に牽引してきた。キャリアを通じて、一貫してMADE IN JAPANを掲げる。
吉田玲雄
1975年、東京生まれ。代表取締役。1993年にセント・メリーズ・インターナショナル・スクールを卒業後渡米、ロサンゼルスニューヨークサンフランシスコの大学で映画と写真を専攻。 2003年にサンフランシスコ・アート・インスティテュート大学院修了。著書『ホノカアボーイ』(2006年えい出版社、2008年幻冬舎から再版)は映画化され、2009年3月14日に全国東宝系でロードショー。

関連店舗

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  • Porter Classic 銀座/ポータークラシック 銀座
  • Porter Classic 伊勢丹/ポータークラシック 伊勢丹
  • Porter Classic 金沢/ポータークラシック 金沢
  • Porter Classic 名古屋/ポータークラシック 名古屋
  • Porter Classic 京都/ポータークラシック 京都
ラインナップ 詳 細
PC KENDO PC SASHIKO PC Kendo|

Porter Classicを代表するアイテムのひとつ剣道着シリーズ。日本で初めて剣道着の生地をファッションに持ち込んだ。現在では浸透している剣道着、ボロ・襤褸、刺し子、藍染などもジャパンブームの先駆けでもあり、後発のブランドへ多大な影響を与えている。模倣された剣道着の商品も多数あるが、ポータークラシックの剣道着が圧倒的に違うのはその糸から織りまでの生産工程とそのしっとりとした滑らかさと柔らかさにある。


インドのスジャータ綿と、西インド諸島セントビンセント島の海島綿を、交配した最上級のスビンゴールド綿を使用し、オリジナルで生地を制作。生地は有段者の中でも限られた剣士のみが着用を許される道着を専門にしている、日本の熟練した職人に依頼。糸からインディゴ染めを行い、最高の素材を時間をかけて丹念に織り上げた生地は何度も洗いにかけることにより、ソフトな肌触りと独特な風合いが感じられる。

Porter ClassicのKENDO FRENCH JACKET/旧型



PC Sashiko|吉田克幸氏「出会ったというより、呼ばれた感じがした」

5年以上に及ぶ研究を重ねて完成したのがPorter Classicオリジナルの刺し子生地。 PC Kendoに並ぶPorter Classicの定番生地。吉田克幸氏が青森の刺し子を見たときに、後世に継承したいと取り組んだのがこの刺し子である。手刺でしか作れなかった刺し子を初めて工業化した。


吉田克幸氏―「刺し子は生きる知恵から生まれた技術であって、伝統文化でもある。ボロだから刺し子をするってだけじゃなくて、それ自体が芸術的な価値を持っています。」

吉田克幸氏―「刺し子は俺の遺言だぞ。ずーっとデニムっていう偉大な文化があって、これがデニムに勝つぞ」

吉田玲雄氏―「我々の場合は、東北の庄内刺し子が最初です。もう衝撃でしたよ。世界中旅して見つけたんじゃなくて日本にあったんですから。こんなにすごい生地が日本にあるんだって。藍の色の経年変化だったり、誰かが糸と針でそれを後世に受け継いできたっていうその凄さですよね。すべてはそこからです。じゃあどうやってそれを再現して形にしていくかっていう。フレンチジャケットをつくってみたり、チャイナジャケットをつくったらどうなんだろうとか、逆に生地から教わることも多かったですね」

吉田玲雄氏―「ポータークラシックのものづくりってファッションじゃないんです。今シーズンはどうとかでもありません。大それた言い方かもしれませんが、ぼくらは文化をつくりたいんです。もちろんそこに歴史や尊敬、職人さんの努力があることを忘れちゃいけないですし、そういうことも引っくるめて、ものづくりの本質をちゃんと伝えていきたいと思っています。ただかっこいいだけじゃダメなんです」


出典:吉田克幸、吉田玲雄 スペシャルインタビュー|HOUYHNHNM[1]

出典:<PORTER CLASSIC/ポータークラシック>吉田克幸・玲雄|吉田克幸が遺したい文化|ISETAN MEN'S net[2]

出典:NEW BEGINNING.「PC SASHIKO BLACK」|HOUYHNHNM[3]

出典:Porter Classic / Leo Yoshida Interview|PHAETON[4]

NEWTONBAG 2018年5月 - 昭和西川株式会社のベストセラー「muatsu(ムアツ)」をストラップに採用した、荷物が軽く感じる、体に優しいバッグ「NEWTONBAG/ニュートンバッグ 」を発表


鞄業界を一変させる新型ストラップを採用したのがこのNEWTONBAGである。

背負った時に体感重量が半減する画期的なストラップは 昭和西川株式会社のベストセラー「muatsu(ムアツ)」を鞄用に組成を調整したものが採用されている。

元々はベッドに寝た人の重さを分散させて床ずれや体の負担を分散させる目的で作られた(大気圏突入時に摩擦を極限まで減らすロケットの先端の形状をヒントに作られたという)muatsuのマットレスの凹凸が、鞄のストラップとして使われることで、背負った鞄側の重さが分散され軽く感じるという画期的な仕組みとなっている。副次的な効果として体全体で重さを受けることができるため、鞄を背負ったとき特有の姿勢の崩れを防ぎ、姿勢が非常に良くなる。腰に負担がある人やリュックサックが苦手な人でも担ぎやすくなっている。


出典:体感重量半減!? Porter Classic×muatsuの画期的な鞄「ニュートン」|

HOUYHNHNM[5]

SUPER NYLON 「ナイロンでも色褪せるものが作りたい」デニムのように色が褪せていくことが魅力的なものがある。Porter Classicはナイロンでも同じ事が出来ないものか、という発想から フライトジャケットなどで使われる太さ210Dの ナイロン糸で織られた生地をもとに研究をスタート。ところが、最初から着色された化学繊維のナイロンは デニムのように上手く色落ちしない。そこで、最初から白生地でカバンを作り、 染めの段階から日本の藍染めのように、インディゴで染める方法を考案。染色不可能と言われていたナイロンの染めを商品として完璧なものに高めるため、 生地からサンプリングし、膨大なテストを繰り返した。染めによる生地の縮みに対応した縫製、 商品としての色落ちや磨耗強度を保証する「堅牢度」試験のクリア。 類い稀な「縫製後に染めるカバン」は困難を極めた。後染めによって発生する 様々なパーツの歪みや生地の縮みを逆算して縫製せねばならず、 何度やったとも知れないサンプリングで 製造現場は限界を迎えるところだったという。


出典:Porter Classic / Leo Yoshida Interview|PHAETON[4]

お針子マフィア 毎シーズン必ず作られるハンドワークの人気シリーズはこのお針子マフィアと呼ばれるポータークラシックの職人チームによるもの。創設時から吉田克幸氏が大切にしてきた自分のためだけの服として刺繍やペイントなどのハンドワークをワンポイントを入れるという精神を大量に生産するようになった現在でも忘れることなく体現している。

ホーボーカスタムや各アイテムに散りばめられた刺繍、限定アイテムのペイント、染色まで様々な形で個性豊かなアートワークが表現されている。


ポータークラシックが誇る「お針子マフィア」。アイテムのカスタムワークやお客様から受け付けた修理やリペア、カスタムを一手に手がける。メンバーは全て克さん・玲雄さんを慕って感銘を受けたファンで構成されており、世代を越えて受け継がれる服を支えてくれる、最高のパートナー。


出典:Porter Classic / Leo Yoshida Interview|PHAETON[4]

脚注

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  1. ^ 吉田克幸、吉田玲雄 スペシャルインタビュー|FEATURE(特集)|HOUYHNHNM(フイナム)”. ヒップでユニークなファッション、カルチャー、ライフスタイルが集うWEBマガジン|HOUYHNHNM(フイナム). 2021年2月13日閲覧。
  2. ^ net, ISETAN MEN'S. “【インタビュー】<PORTER CLASSIC/ポータークラシック>吉田克幸・玲雄|吉田克幸が遺したい文化 | RECOMMEND | 伊勢丹新宿店メンズ館 公式メディア”. ISETAN MEN'S net. 2021年2月13日閲覧。
  3. ^ NEW BEGINNING.「PC SASHIKO BLACK」”. HOUYHNHNM. 2021年2月10日閲覧。
  4. ^ a b c Porter Classic LEO YOSHIDA – + PHAETON”. 2021年2月13日閲覧。
  5. ^ 体感重量半減!? Porter Classic×muatsuの画期的な鞄「ニュートン」。”. HOUYHNHNM. 2021年2月10日閲覧。

外部リンク

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