Origami
六本木ヒルズ森タワー | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒106-6131 東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー 31F 北緯35度39分37.8秒 東経139度43分44.6秒 / 北緯35.660500度 東経139.729056度座標: 北緯35度39分37.8秒 東経139度43分44.6秒 / 北緯35.660500度 東経139.729056度 |
設立 | 2012年2月22日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 7010401098345 |
事業内容 | モバイルにおける金融プラットフォームの企画・運営 |
代表者 | 康井義貴(代表取締役社長) |
資本金 | 50億5500万円 |
売上高 | 2億9800万円(2019年12月31日時点)[1] |
営業利益 | ▲41億6700万円(2019年12月31日時点)[1] |
経常利益 | ▲41億6000万円(2019年12月31日時点)[1] |
純利益 | ▲44億8300万円(2019年12月31日時点)[1] |
純資産 | 2億4600万円(2019年12月31日時点)[1] |
総資産 | 16億9900万円(2019年12月31日時点)[1] |
外部リンク | https://origami.com/ [リンク切れ] |
特記事項:2021年7月2日、清算結了につき登記記録閉鎖。 |
株式会社Origami(オリガミ)は、東京都港区六本木に本社を置く、QR・バーコード決済サービスを行っていた企業である。
社名の由来について、創業者の康井義貴は「『折り紙』は数少ない、海外に認知してもらえる日本由来のキーワード」であると述べている[2]。
沿革
[編集]2012年2月22日、会社設立。2013年4月23日、ECプラットフォーム「Origami」のサービスを開始する。BEAMSやUNDERCOVERなどのアパレルブランドを中心に、森美術館、蔦屋書店なども提携して、iPhoneで検索した商品を1タップで購入できる通信販売サービスを提供した[3]。
2015年10月、店頭決済サービスのベータ版である「Origami決済」の提供を開始する。
2016年5月、「Origami Pay」の名称で正式にサービス開始した。[4]当初はBluetoothを使用した方式であったが[5]、2017年2月よりQRコード決済を使用した方式に改められた[6]。
2018年2月1日、本社を表参道から六本木ヒルズ森タワー31階に移転[7]。Origamiが入居したフロアは、康井義貴が、新卒で入社したリーマン・ブラザーズの日本法人オフィスがあったところである[8]。
メルカリによる買収と決済事業停止
[編集]2020年1月23日、メルカリの子会社であるメルペイが同年2月25日付けでOrigamiの全株式を取得し、メルカリグループに参画する事を発表した。今後、一定の周知期間を経た上でOrigami Payのサービスやブランドをメルペイに統合させる[9]。また、メルペイへのサービス統合に先立ち、ベータ版として提供しているOrigami Walletのサービスを2020年3月23日までに終了した[10]。
2020年2月28日、OrigamiはOrigami Payでのスキャン・コード支払いを4月28日22:00に、アプリの全機能を6月30日22:00に終了させると発表し[11]、予定通り終了した。
Origami Pay
[編集]決済の方法には3通りあり、下記のいずれかにより、Origamiアプリのインストール時に登録した銀行口座またはクレジットカードを介して決済が完了する[12]。
- 店頭のタブレット端末に表示されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取る方法
- 店頭のステッカーに表示されたQRコードをカメラで読み取り、加盟店側が端末に金額を入力する方法
- スマートフォンの画面に表示したバーコードを提示して、加盟店のPOSレジに連動したバーコードスキャナに読み取らせる方法
このうち、2番目は加盟店側の設備負担が少なく、中小企業向け。3番目はAlipayに対応する仕組みを利用したもので、2018年9月よりコンビニエンスストアのローソンでサービス開始した[13]。
Origami Payの特徴として、おサイフケータイの仕組みを利用した非接触型決済である楽天EdyやモバイルSuicaなどと異なり、カメラ付きのスマートフォンであればFeliCa非搭載の端末でも利用が可能である[14]。ダイレクトメール等の小売店側の販売促進コストが軽減する分、Origami Payで決済した場合に値引きする「即時割引」も導入されている[12]。
2019年6月の時点の主な加盟店は、松屋フーズ、吉野家ホールディングス、なんばCITY、PARCO_ya上野、日本交通、ローソンなど約2万店[12]。
決済音を含め、サウンドブランディングはサカナクションが担当。
Origami Payは2020年6月30日をもってサービスを終了、メルカリ及びメルペイに統合された。
受賞
[編集]- 2019年 - 第1回日本オープンイノベーション大賞 経済産業大臣賞
出典
[編集]- ^ a b c d e f 株式会社Origami 第8期決算公告
- ^ “ボタン1つで「○○Pay」を簡単に実装 OrigamiがQRコード決済事業に参入する狙い”. ITmedia Mobile: p. 3. (2018年4月24日) 2018年10月18日閲覧。
- ^ “次世代EC「Origami(オリガミ)」サービス開始”. FASHONSNAP.COM. (2013年4月23日) 2018年10月18日閲覧。
- ^ “ボタン1つで「○○Pay」を簡単に実装 OrigamiがQRコード決済事業に参入する狙い”. ITmedia Mobile: p. 1. (2018年4月24日) 2018年10月18日閲覧。
- ^ 『お店でのお支払いはOrigamiアプリで。スマホ決済「Origami Pay」のご利用方法』(プレスリリース)株式会社Origami、2016年5月17日 。2018年10月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『【Origami Pay】Origamiでのお支払いはQRコードの読み取りにて。お支払い画面を変更しました。』(プレスリリース)株式会社Origami、2017年2月1日 。2018年10月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『Origami、本社を六本木に移転 〜「未完成・発展性」と「透明性」をテーマとしたオフィスで、更なる規模拡大を目指す〜』(プレスリリース)株式会社Origami、2018年2月7日 。2018年10月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “お金を動かすコストをゼロに近づける。Origamiが実現したい決済の未来”. owlly (2018年4月23日). 2018年10月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “株式会社Origamiのメルカリグループ参画に関するお知らせ”. 株式会社Origami・株式会社メルペイ(2020年1月23日作成). 2020年1月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Origami、Origami Walletなど一部サービスを終了”. Impress Watch(2020年2月13日作成). 2020年2月21日閲覧。
- ^ “【お知らせ】 Origami Payサービス終了に関するご案内”. 株式会社Origami(2020年2月28日作成). 2020年2月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “ボタン1つで「○○Pay」を簡単に実装 OrigamiがQRコード決済事業に参入する狙い”. ITmedia Mobile: p. 2. (2018年4月24日) 2018年10月18日閲覧。
- ^ “ローソンのお支払いを簡単・シンプルに!支払方法に「Origami Pay」が仲間入り!”. ローソン (2018年9月11日). 2018年10月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「国内20万店舗へ展開」 スマホ決済Origamiが戦略”. 日本経済新聞. (2017年8月30日) 2018年10月18日閲覧。