Open Babel
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開発元 | Open Babel development team |
---|---|
初版 | 2005年6月2日 |
最新版 |
3.1.1
/ 2021年5月9日 |
リポジトリ |
github |
プログラミング 言語 | C++ (wxWidgets[1]) |
対応OS | Windows, macOS, Linux, Android |
プラットフォーム | IA-32, x86-64 |
対応言語 | 英語 |
サポート状況 | Active |
種別 | ケモインフォマティクス、分子モデリング |
ライセンス | GPL 2.0 |
公式サイト |
openbabel |
Open Babelは フリーソフトウェアであり、主に化学構造ファイルフォーマットを変換するために用いられる化学ツールである[2] 。情報学との関連が強いため、このプログラムは分子モデリングというよりはケモインフォマティクスに属するものといえる。Windows、UNIX、Linux、macOS、Androidで利用可能で、GNU GPL 2.0ライセンスのもとで配布されている。
このプロジェクトでは、「Open Babelが、クロスプラットフォームなプログラムとして、ユーザーと開発者をともに支援するコミュニティ指向の科学的プロジェクトとなり、ファイル形式とデータの内部変換を含む分子構造モデリング、化学、その他の多くの関連分野を支援するように設計されたライブラリとなる」ことを目標と掲げている。
歴史
[編集]Open BabelとJOELibはOELib ケモインフォマティクスライブラリから派生した。同様にOELibは、元の化学プログラム Babel と"OBabel"と呼ばれる非公開のオブジェクト指向ライブラリにあったアイディアを基本にしていた。
主な機能
[編集]- 110種以上の化学構造ファイルフォーマットをサポート
- 相互変換
- 分子探索
- キラリティの検出
- 分子の重ね合わせ
- R・C++・C#・Java・Perl・Python・Ruby・Scalaインターフェイス
- SMARTS記法を用いた部分構造フィルタリング
- 分子動力学法による構造最適化
- 水素原子の付加・削除
- フィンガープリント計算
脚注
[編集]- ^ “Debian -- Details of package openbabel-gui in jessie”. 2017年3月10日閲覧。
- ^ O'Boyle, N. M.; Banck, M.; James, C. A.; Morley, C.; Vandermeersch, T.; Hutchison, G. R. (2011). “Open Babel: An open chemical toolbox”. Journal of Cheminformatics 3: 33. doi:10.1186/1758-2946-3-33. PMC 3198950. PMID 21982300 .
参考文献
[編集]- The Blue Obelisk-Interoperability in Chemical Informatics, Rajarshi Guha, Michael T. Howard, Geoffrey R. Hutchison, Peter Murray-Rust, Henry Rzepa, Christoph Steinbeck, Jörg K. Wegner, and Egon L. Willighagen, J. Chem. Inf. Model.; 2006; doi:10.1021/ci050400b
関連項目
[編集]- 化学データベース
- Ghemical - Openbabelに基づいた分子力学プログラム
- JOELib - OpenBabel/OELibのJava版
- XDrawChem - OpenBabelに基づいた2D 描画プログラム
- 分子モデリングソフトウェア
- Blue Obelisk
外部リンク
[編集]- OpenBabelホームページ
- blueobelisk.org
- E-BABEL 対話式のOpenBabel - Virtual Computational Chemistry Laboratory
- Online Molecule Format Converter
- Geoff Hutchison(プロジェクトの先導的開発者)のポッドキャストでのインタビュー chemCast Episode 003
- Design flaws in OELib