NumLockキー
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NumLockキー(ナムロックキー、ニューメリックロックキー、数値ロックキー)はコンピュータ用のキーボードのキーの一つで、多くのキーボードではテンキー(数値キーパッド)の一部に存在する。NumLockキーによる数字入力モードのオン・オフにより、テンキーを数字入力の他に、カーソルキーなど別の用途に切り替えて使用できる。
概要
[編集]NumLockの「Num」はNumeric(数字)の略で、数字入力モードのオン・オフを行うキーである。
NumLockキーは、CapsLockキーやScrollLockキーと同じくトグル式のキーであり、キーを押すことでオン(有効)またはオフ(無効)の状態(モード)を切り替えられる。オン状態では、該当するキーが数字入力キーとして機能する。オフ状態では、該当するキーは別の機能(カーソルキー、文字入力キーなど)として機能する。オン・オフの状態はキーボードなどに備え付けのLEDで表示されることが多い。
経緯
[編集]IBM PC/XTの83キーボードでは、カーソルキーとテンキーが兼用になっており、NumLockキーを押すことでこれらを切り替えるようになっていた。Numlockがオンの場合はテンキー、オフの場合はカーソルキーとして使用できた。これによりキー数を節約でき、ゲーム等でカーソルを多用する場合に便利であった。
後継のPC/AT前期の84キーボードや後期の101キーボードでは、独立したカーソルキーが設けられたが、互換性確保のためテンキーのカーソルキー兼用とNumLockキーによる切替は継承された。このため以後のPC/AT互換機の大半のキーボードや、日本語109キーボードでも受け継がれている。
影響
[編集]現在のデスクトップパソコン用のキーボードの大半では、独立したテンキーおよびカーソルキーが搭載されているため、NumLockキーが元来の目的で使われることは稀である。NumLockキーは通常はオンになっているが、ユーザーが気付かぬうちにNumLockキーを触ってオフにしてしまうと、テンキーがカーソルキーの動作をするように変わるので、困惑する場合がある。
またノートパソコンなどテンキーのないキーボードの多くでは、NumLockキーは通常はオフになっており、オンにするとメインキー(文字キー)の一部がテンキーの動作をするように変わるものがある(例えば、Mが0、Jが1、Kが2、Lが3のように動作する)。なおこの場合は、仮にテンキー付きキーボードを接続して使う場合には、NumLockキーをオンにしないとテンキー部分が利用できない場合がある。
関連項目
[編集]注 : 図は109キーボードのもの。106の場合は「Win」記載のWindowsキー2つと、「Appl.」記載のアプリケーションキーが無い。なお各キートップの印字は、Windowsキーは「田」に似た形のWindowsロゴマーク、アプリケーションキーは「≣」(4つの横線)に似た形のコンテキストメニューのマークが多く使用されている。 |