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NEUROMANTIC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Neuromanticから転送)
『NEUROMANTIC』
高橋幸宏スタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル アルファレコード
プロデュース 高橋幸宏
チャート最高順位
高橋幸宏 アルバム 年表
音楽殺人
1980年
NEUROMANTIC
(1981年)
WHAT, ME WORRY? ボク、大丈夫!!
1982年
WHAT, ME WORRY? ボク、大丈夫?
(1982年)
ミュージックビデオ
「Drip Dry Eyes」 - YouTube
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NEUROMANTIC』(ニウロマンティック)は、日本シンガーソングライタードラマーである高橋幸宏の3枚目のアルバム。邦題は『ロマン神経症』(ロマンしんけいしょう)。

1981年6月5日アルファレコードからリリースされた。タイトルは 『NEUROTIC』(ニューロティック、神経症者のこと)と『ROMANTIC』(ロマンティック)、『New Romantic』(ニューロマンティック)からの造語である。また、作家であるウィリアム・ギブスンが、このアルバムタイトルからインスピレーションを受け、執筆した小説に『ニューロマンサー』と命名した[2]。ただし、お互いの内容には直接関連が無い。

作詞は高橋、ピーター・バラカン細野晴臣クリス・モズデルが行い、作曲は高橋のほかに、大村憲司坂本龍一、プロデューサーは高橋が担当している。また、このアルバムから、高橋の名前の表記が「ユキヒロ」から、本名である「幸宏」に変更された。

同時期に発表されたYMOのアルバム『BGM』(1981年)の影響が強いものの、トニー・マンスフィールド英語版ロキシー・ミュージックアンディ・マッケイフィル・マンザネラらが参加しており幾分異なったサウンドとなっている。また、当初は『BGM』の収録曲と同名の『バレエ』というタイトルが付けられる予定だった[2]

リリース

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1981年6月5日アルファレコードからLPレコードCTの2形態でリリースされた。

1988年8月10日に初CD化され、その後1992年8月21日1994年9月28日の2度再リリースされた。

2005年3月24日にデジタルリマスタリングが施されたCDに、初回盤は紙ジャケット仕様としてソニー・ミュージックダイレクトのGT musicレーベルからリリースされた[3]

2021年11月24日にソニー・ミュージックダイレクトのALDELIGHTレーベルから「ユキヒロ×幸宏 EARLY 80s」の第1弾として、SA-CDハイブリッド[4]とLPレコードの2形態で、2枚目のアルバム『音楽殺人』(1980年)と同時にリリースされた。リマスタリングは砂原良徳、アナログカッティングをバーニー・グランドマンがそれぞれ担当した[5]

批評

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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[3][4]

CDジャーナルは、「ロキシー・ミュージックを想わせる、先鋭的でポップな幸宏ワールド満載の充実作」としたうえで[3]、「先鋭テクノかつロマンティックな音像を生み出している」と肯定的な評価を下している[4]

収録曲

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A面
#タイトル作詞作曲時間
1.Glass(ガラス)ピーター・バラカン高橋幸宏高橋幸宏
2.Grand Espoir(大いなる希望)
細野晴臣
3.Connection(コネクション)ピーター・バラカン、高橋幸宏高橋幸宏
4.New (Red) Roses(神経質な赤いバラ) 高橋幸宏、大村憲司
合計時間:
B面
#タイトル作詞作曲時間
5.Extra-Ordinary(非・凡)高橋幸宏、ピーター・バラカン高橋幸宏
6.Drip Dry Eyes(ドリップ・ドライ・アイズ)クリス・モズデル高橋幸宏
7.Curtains(カーテン)高橋幸宏、ピーター・バラカン坂本龍一
8.Charge(チャージ) 高橋幸宏
9.Something In The Air(予感)高橋幸宏、ピーター・バラカン高橋幸宏
合計時間:

曲解説

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A面

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  1. Glass / ガラス
  2. Grand Espoir / 大いなる希望
  3. Connection / コネクション
  4. New (Red) Roses / 神経質な赤いバラ

B面

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  1. Extra-Ordinary / 非・凡
  2. Drip Dry Eyes / ドリップ・ドライ・アイズ
  3. Curtains / カーテン
  4. Charge / チャージ
  5. Something In The Air / 予感

参加ミュージシャン

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リリース履歴

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No. 日付 国名 レーベル 規格 規格品番 備考
1 1981年6月5日 日本の旗 日本 アルファレコード LP ALR-28108
CT ALC-28017
2 1988年8月10日 CD 32XA-228
3 1992年8月21日 ALCA-361
4 1994年9月28日 アルファミュージック ALCA-9060
5 2005年3月24日 ソニー・ミュージックダイレクト / GT music MHCL-513 リマスタリング音源、初回盤のみ紙ジャケット仕様
6 2021年11月24日 ソニー・ミュージックダイレクト / ALDELIGHT SA-CDハイブリッド MHCL-10139 砂原良徳によるリマスタリング音源
LP MHJL-172 砂原良徳によるリマスタリング音源、バーニー・グランドマンによるアナログカッティング

脚注

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  1. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、194頁。ISBN 4871310256
  2. ^ a b ソニー・ミュージックダイレクト盤のライナーノーツより
  3. ^ a b c 高橋幸宏 / ニウロマンティック ロマン神経症 [紙ジャケット仕様] [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年6月24日閲覧。
  4. ^ a b c 高橋幸宏 / ニウロマンティック ~ロマン神経症~ [SA-CDハイブリッド]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年6月24日閲覧。
  5. ^ “高橋幸宏の80年代前半のソロワークに光を当てるリイシューシリーズ始動、リマスタリングは砂原良徳”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年10月5日). https://natalie.mu/music/news/447964 2024年6月24日閲覧。 
  6. ^ “高橋幸宏「Extra-Ordinary」をニューヨークバンドPublic Practiceがカヴァー”. amass.jp (amass). (2019年10月9日). http://amass.jp/126642/ 2019年11月12日閲覧。 

外部リンク

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