Microsoft Publisher
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
最新版 |
2021
/ 2021年10月[1] |
対応OS | Windows 10, Windows 11 |
プラットフォーム | x86, x64 (WOW64) |
種別 | DTP |
ライセンス | Microsoft EULA プロプライエタリ |
公式サイト | microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/publisher |
Microsoft Publisher(マイクロソフト パブリッシャー)は、マイクロソフトがWindows向けに販売している簡易DTPソフトウェア。単体で販売されているものは、Microsoft Publisher 2021が最終版である。Office LTSCやMicrosoft 365に含まれるMicrosoft Publisherは、2026年10月13日のメインストリームサポートの終了をもって同梱が廃止される[2][3]。
概要
[編集]当初は Microsoft Solution Series (Microsoft Money, Microsoft Works, Microsoft Publisher) の一部として発売されたが、後にMicrosoft Officeの一部として上位エディションにバンドルされ、単体でも販売されている。
Microsoft Wordのような論文やビジネス文書などの内容重視の文書ではなく、名刺・チラシ・グリーティングカード・特殊形状の用紙など、見た目を重視する文書の作成に向く。Adobe InDesignやCorelDRAW、Quark XPressなどの他のDTPソフトに比べ、Word・Microsoft Excelと同じ操作感であるほか費用が安い。Publisherはかつてから、Microsoft Office XP以降に実装されている「作業ウィンドウ」とほぼ同一のシステムがあった。
CMYKカラーモードでの編集が可能。
ページレイアウトソフトとして、Wordより優れた機能がそろっている。またフォントを「平成明朝」「平成ゴシック」などに設定すると、PDF形式で出力して、Adobe Illustratorで編集できる。
日本語版2003バージョンまでは小冊子のページ設定で「右から左のページ順」があり、日本語の縦書き小冊子の見開きレイアウトが可能だった。しかし、2007バージョンからはこの項目は削除され、日本語縦書き小冊子では見開きのレイアウトが困難になった。
バージョン履歴
[編集]- 1998年4月 - Microsoft Publisher 98 for Windows日本語版[4]
- 1999年7月 - Microsoft Publisher 2000 for Windows日本語版[5]
- 2001年6月 - Microsoft Publisher 2002 for Windows日本語版[6]
- 2003年11月 - Microsoft Publisher 2003 for Windows日本語版[7]
- 2007年11月 - Microsoft Publisher 2007 for Windows日本語版[8]
- 2010年6月 - Microsoft Publisher 2010 for Windows日本語版
- 2013年2月 - Microsoft Publisher 2013 for Windows日本語版[9]
- 2015年9月 - Microsoft Publisher 2016 for Windows日本語版[10]
- 2018年8月 - Microsoft Publisher 2019 for Windows日本語版[11]
- 2021年10月 - Microsoft Publisher 2021 for Windows日本語版[12]
脚注
[編集]- ^ 2021年10月4日 8:43 AM Microsoft 365 と Office 2021 で協働作業を簡単に By Japan Windows Blog
- ^ “Microsoft Publisher は、2026 年 10 月以降はサポートされなくなります - Microsoft サポート”. support.microsoft.com. 2024年5月2日閲覧。
- ^ GitHub-Name. “Publisher 2021 - Microsoft Lifecycle”. learn.microsoft.com. 2024年5月2日閲覧。
- ^ “マイクロソフト、ウィザードで操作するDTPソフト”. pc.watch.impress.co.jp. 2024年5月2日閲覧。
- ^ “Microsoft Office 2000、日本での発売は7月9日”. pc.watch.impress.co.jp. 2024年5月2日閲覧。
- ^ “マイクロソフト、Office XPを正式発表。発売は6月8日”. pc.watch.impress.co.jp. 2024年5月2日閲覧。
- ^ “マイクロソフト、統合オフィスソフト「Office 2003 Editions」を正式発表”. pc.watch.impress.co.jp. 2024年5月2日閲覧。
- ^ “「Office 2007」ボリュームライセンスの提供開始”. pc.watch.impress.co.jp. 2024年5月2日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2012年12月7日). “日本マイクロソフト、次期Office 2013の予約を開始、価格も公開”. PC Watch. 2024年5月2日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2015年9月29日). “Office 2016はパッケージ版が廃止で、POSAとダウンロード提供に ~Office Mobileにも365サービスを提供”. PC Watch. 2024年5月2日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2018年9月25日). “Microsoft、「Office 2019」を提供開始”. PC Watch. 2024年5月2日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2021年10月4日). “買い切り版Office 2021、国内価格も発表”. PC Watch. 2024年5月2日閲覧。