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マールボロ (たばこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Marlboroから転送)
ポーランドのマールボロ・ソフト(2006年頃からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
ポーランドのマールボロ・ソフト(2006年頃からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
アメリカのマールボロ・ボックス。アメリカ国内では現在も従来通りのデザインで販売されている。
アメリカのマールボロ・ボックス。アメリカ国内では現在も従来通りのデザインで販売されている。
イギリスのマールボロ・ボックス(2009年からのデザイン)。現在のイギリスではプレーンパッケージ[注釈 1]が導入されている。
イギリスのマールボロ・ボックス(2009年からのデザイン)。現在のイギリスではプレーンパッケージ[注釈 1]が導入されている。
ポーランドのマールボロ・ボックス(2014年以降のデザイン)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。
ポーランドのマールボロ・ボックス(2014年以降のデザイン)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。
オランダのマールボロ・フレーバー・ミックス(日本のミディアムに相当)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。
オランダのマールボロ・フレーバー・ミックス(日本のミディアムに相当)。現在は上部65%の警告写真が導入されている。
アイルランドのマールボロ・ライト(2006年頃からのデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。
アイルランドのマールボロ・ライト(2006年頃からのデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。
ハンガリーのマールボロ・ゴールド・オリジナル(2008年からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
ハンガリーのマールボロ・ゴールド・オリジナル(2008年からのデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
オランダのマールボロ・ゴールド(2014年以降のデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
オランダのマールボロ・ゴールド(2014年以降のデザイン)。現在は日本と同様のデザイン変更が行われている。
ドイツのマールボロ・メンソール。2011年にマールボロ・ブルー・フレッシュにリニューアルされたのち、日本と同様のデザインに変更されている。
ドイツのマールボロ・メンソール。2011年にマールボロ・ブルー・フレッシュにリニューアルされたのち、日本と同様のデザインに変更されている。
ベネズエラのマールボロ・ライト・メンソール(2006年以前のデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。
ベネズエラのマールボロ・ライト・メンソール(2006年以前のデザイン)。「LIGHTS」の表記が無い。
ポーランドのマールボロ・ホワイト・ミント(日本のメンソール8mgに相当/2014年前後の新旧デザイン)。現在はホワイト・グリーンに改名され、上部65%の警告写真が導入されている。
日本のマールボロ・ブラック・メンソール。現在はパッケージがリニューアルされている。
日本のマールボロ・ブラック・メンソール。現在はパッケージがリニューアルされている。
日本のマールボロ・アイス・ブラスト8mg。現在は下のパッケージデザインに変更されたのち、『アイス・ブラスト・メガ』にリニューアルされている。
日本のマールボロ・アイス・ブラスト8mg。現在は下のパッケージデザインに変更されたのち、『アイス・ブラスト・メガ』にリニューアルされている。
ポーランドのマールボロ・アイス・ブラスト。現在は上部65%の警告写真が導入されている。

マールボロMarlboro)は、フィリップモリスが製造するたばこブランド。現在も世界でベストセラーを誇るたばこのひとつ。 マールボロ・マン英語版ビルボード広告で有名。日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれることも多く、免税店など店舗によっては「マルボロ」の名称で販売されていることもある。

後述のモータースポーツ活動を示す名称としても使われていた。

歴史

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ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったたばこをアメリカ国内で販売するために1902年ニューヨークに子会社を設立した。

1924年に同社はマールボロを「女性向けたばこ」として展開した。「Mild as May」(5月のようにまろやか)のキャッチフレーズと共に売り出したものの、苦戦を強いられた。広告で使われた当時のポスターなどから女性向けにキャンペーンをしていたことが確認出来る。パッケージ上部のデザインは、女性の魅力的な部分である唇をイメージしたもの[1]。当時のマールボロは吸い口が赤く着色されており、これは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった(2000年代以降のバージニア・エスのような女性向け銘柄においては吸い口側(フィルター部分)はツルツルに加工することで口紅の付着を防いでいるが、当時にはこのような加工技術がなかったことにもよる)。

第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメルラッキーストライクチェスターフィールドといった三銘柄がたばこ市場における確固たる地位を確保していた。

1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1954年に発売され、1955年に三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロンやルーフトップなどと呼ばれる)と世界初のフリップトップ・ボックスを導入した。

1960年代の初めに男性向けのたばことしてマーケティング戦略の大転換を行い、「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズとともに「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイをつくり出すと、時を同じくして広告戦略をレオ・バーネットに委ねる。これが、現在に続くマールボロ・ブランドの原点である。本来の仕事上、一日中、馬に跨って動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みたばこの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのたばこの代名詞になった。

マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告表現を、1960年代以来現在まで継続している。

アメリカ合衆国の人種差別や迫害の歴史がタイトルの中に隠されているという説があり、パッケージを逆さまにしロゴの上半分を隠すとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はたばこのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。

1987年に発生した、大韓航空機爆破事件の実行犯である金勝一と金賢姫は、任務の最中に正体が暴露された場合、服毒自殺する事で秘密を守るよう指示を受けていた。実際、バーレーンで、2人はマールボロに仕掛けられたアンプルを噛み自殺を図る。金勝一は自殺に成功するが、金賢姫は一命を取り留める結果となる。

また、ソビエト連邦崩壊後の混乱期には、当時の旧ソビエト連邦ルーブルに代わってこのマールボロが貨幣代わりの交換価値を持った物々交換の対象として使われており[2][3]金本位制になぞらえ「マールボロ本位制[4][5]」と揶揄されていた。他の国、時代でも同様の事態があったともいわれる。代用通貨に用いられるのはマールボロ赤だけであり、なぜ他のマールボロ、他のタバコは用いられないのかは判然とせず、今後の研究が待たれる。

パッケージの基本デザインは60年にわたって変更されていなかったが、マイナーチェンジは数回行われ、ヨーロッパを中心とした多くの国では2006年頃より『Marlboro』を立体的にし、全体のバランスを修正するマイナーチェンジを行った(日本ではそれ以降の新製品を除き未導入)。2008年よりライトをゴールド・オリジナルとしてリニューアル(日本では2010年8月頃にデザインを、2011年3月頃に販売名を変更し、ウルトラライトをゴールド・ウルトラにリニューアル)を行い、2009年よりほかの銘柄でも『FILTER CIGARETTES』などの書体を変更し、パッケージにエンボス加工を行うなどのリニューアルを行った(日本では2010年から2011年にかけて順次導入)。2014年より60年ぶりのフルリニューアルを行い、マールボロ・シェブロンやルーフトップなどと呼ばれるマークを大きくデザインし、『Marlboro』のロゴやPM社章は薄いグレーで印刷してエンボス加工した新パッケージにリニューアルしている(日本では2015年2月より順次導入)。

商品名の由来

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マールボロというブランド名の由来については諸説ある。

日本における販売

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日本での製造・販売は、日本専売公社時代の1973年から始まっている。日本たばこ産業 (JT) 発足2年後の1987年からブランド展開がスタートした(新商品は平成になってからの商品が多かった)。2005年4月末をもってライセンス契約を終了し、以後はフィリップモリスからの輸入販売がされている。また、JTが生産していたものと風味をあわせてあるため、パッケージに「FOR SALE IN JAPAN」の記載がある。

喫味も濃い目のアメリカ向けと日本向けとでは全く異なる[要出典]

日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれる場合が多い。地方の年配のたばこ店などでは「マルボーロ」と、佐賀県の菓子である丸ぼうろと同一発音で呼称する場合がある。他にもパッケージの色から「金マル(マル金)」(マールボロ・ライト→マールボロ・ゴールド・オリジナル)、「赤マル」(マールボロ)、「緑(りょく / みど)マル」「マルメン」(マールボロ・メンソール)、「黒マル」「ブラメン」(マールボロ・ブラック・メンソール)、「アイブラ」(マールボロ・アイス・ブラスト)などと稀に呼ばれる。また「マールボロ・ライト・メンソール」はマルメンライト(さらに縮めてマルメラ)と略語で呼ばれることが多い。

マールボロ・ライト・メンソールは、日本たばこ協会の平成20年度紙巻たばこ販売実績で、外国たばこ首位(全体では7位)[7]。またブランド全体では、日本市場で第2位の販売量を誇るブランドであり、2008年には250億本を超える売上を記録し、フィリップ モリス インターナショナル(アメリカ合衆国と中華人民共和国を除く)において、最もマールボロの販売本数が多い国家である[8]

現在、日本で販売されているマールボロは、主にヨーロッパや東南アジア製となっている。また、日本における同社製加熱式たばこiQOS向けヒートスティックはマールボロブランドから導入された(他国においてはパーラメントブランドから導入されたロシアをのぞきヒーツブランドを導入)。

製品一覧

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日本現行販売製品(フィリップモリス製造)

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製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売地域 備考
マールボロ 600円 20本 2005年5月1日 12mg 0.9mg 全国 セルビア製
マールボロ・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 12mg 0.9mg 全国 ウクライナ、スイス製
マールボロ・ミディアム・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 8mg 0.7mg 全国 セルビア製
マールボロ・ゴールド・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 全国 ウクライナ製[注釈 2]
マールボロ・ゴールド・100's・ボックス 600円 20本 2006年2月1日 6mg 0.5mg 全国 セルビア製[注釈 2]
マールボロ・ゴールド・オリジナル 4270円 200本 2005年5月1日 6mg 0.5mg 免税店限定 [注釈 2]
マールボロ・クリア・ハイブリッド・スリー・ボックス 600円 20本 2014年8月4日 3mg 0.3mg 全国 メンソールボール内蔵/ポーランド、セルビア製
マールボロ・メンソール・12・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 12mg 0.8mg 全国 ウクライナ製[注釈 3]
マールボロ・メンソール・8・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 ウクライナ、リトアニア製[注釈 3]
マールボロ・メンソール・8・100's・ボックス 600円 20本 2005年5月1日 8mg 0.6mg 全国 リトアニア、セルビア製[注釈 3]
マールボロ・メンソール・4・ボックス 600円 20本 2005年7月25日 4mg 0.3mg 全国 ウクライナ、リトアニア製
マールボロ・ブラック・メンソール・8・ボックス 600円 20本 2008年8月4日 8mg 0.5mg 全国 リトアニア、スイス製[注釈 4]
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・8・ボックス 600円 20本 2010年7月12日 8mg 0.5mg 全国 メンソールボール内蔵/スイス製[注釈 5]
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・5・ボックス 600円 20本 2012年7月17日 5mg 0.3mg 全国 メンソールボール内蔵/スイス製[注釈 5]
マールボロ・アイス・ブラスト・メガ・ワン・ボックス 600円 20本 2012年7月17日 1mg 0.1mg 全国 メンソールボール内蔵/スイス製[注釈 5]
マールボロ・アイス・ブラスト・マイクロ・100's・ボックス 4370円 200本 2012年7月17日 6mg 0.5mg 免税店限定 メンソールボール内蔵/スイス製[注釈 5]
マールボロ・ダブル・バースト・5・ボックス 600円 20本 2013年5月20日 5mg 0.3mg 全国 メンソールボール・スペアミントボール内蔵/大韓民国、リトアニア製
マールボロ・フュージョン・ブラスト・8・KS・ボックス 4370円 200本 2014年12月22日 8mg 0.7mg 免税店限定[注釈 6] メンソールボール・ミックスボール内蔵/スイス製
マールボロ・フュージョン・ブラスト・5・KS・ボックス 4370円 200本 2014年12月22日 5mg 0.4mg 免税店限定[注釈 6] メンソールボール・ミックスボール内蔵/スイス製
マールボロ・ダブル・フュージョン・サマー・ボックス 4370円 200本 5mg 0.4mg 免税店限定 メンソールボール内蔵・ミックスボール内蔵/スイス製
マールボロ・ドライ・メンソール・5・ボックス 4370円 20本 2016年9月20日 5mg 0.3mg 免税店限定 メンソールボール・スペアミントボール内蔵/大韓民国製[注釈 7]
マールボロ・ダブル・バースト・パープル・5・ボックス 600円 20本 2016年7月14日 5mg 0.3mg 全国 メンソールボール・スペアミントボール内蔵/大韓民国製
マールボロ・ダブル・バースト・アンバー・5・ボックス 4370円 200本 2016年7月14日 5mg 0.3mg 免税店限定[注釈 8] メンソールボール・スペアミントボール内蔵/大韓民国製
マールボロ・ヴィスタ・トロピカル・スプラッシュ・ボックス 600円 20本 2023年10月 8mg 0.6mg 全国 メンソールボール・スペアミントボール内蔵/インドネシア製
マールボロ・ヴィスタ・ブロッサム・フュージョン・ボックス 4370円 200本 2023年10月 5mg 0.4mg 免税店限定 メンソールボール・スペアミントボール内蔵

※マールボロ・ライト・メンソールとマールボロ・ウルトラライト・メンソールは、2010年のパッケージリニューアルでパッケージ側面・底面及びカートンの英語表記がそれぞれ MENTHOL LIGHTS、MENTHOL ULTRA LIGHTS となった。このため日本語表記と英語表記に違いが生じている。

数量限定販売製品(フィリップモリス製造)

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製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売地域 備考
マールボロ・フュージョン・ブラスト・エイト・10's・ボックス 230円 10本 2014年12月22日 8mg 0.7mg 全国(一部店舗) メンソールボール・ミックスボール内蔵/チェコ製
マールボロ・フュージョン・ブラスト・ファイブ・10's・ボックス 230円 10本 2014年12月22日 5mg 0.4mg 全国(一部店舗) メンソールボール・ミックスボール内蔵/チェコ製

国内販売終了製品(フィリップモリス製造)

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製品名 価 格 本 数 発売年 販売 終了年 タール ニコチン 販売
地域
備考
マールボロ・FSK 20本 12mg 1.0mg 全国
マールボロ・ボックス・14's 210円 14本 1996年 12mg 1.0mg 全国
マールボロ・ブレンド・No.27 320円 20本 2007年3月1日 2007年11月 13mg 1.0mg 全国 セブンスター対抗銘柄
マールボロ・ミディアム 440円 20本 2005年5月1日 2012年7月 8mg 0.7mg 全国 スイス製
マールボロ・ゴールド 520円 20本 2005年5月1日 2019年8月 6mg 0.5mg 全国 セルビア製[注釈 2]
マールボロ・ブラック・ゴールド・ボックス 440円 20本 2009年7月13日 2013年9月 8mg 0.6mg 全国 オランダ製/後継:マールボロ・クリア・エイト
マールボロ・ゴールド・ウルトラ・ボックス 440円 20本 2006年8月1日 2013年8月 4mg 0.4mg 全国 オランダ製/後継:マールボロ・クリア・スリー[注釈 9]
マールボロ・ホワイト・ゴールド・ボックス 320円 20本 2009年7月13日 2010年5月 5mg 0.4mg 静岡県 オランダ製
マールボロ・ゴールド・ワン・100's・ボックス 440円 20本 2010年4月1日 2010年12月 1mg 0.1mg 宮城県
マールボロ・フレーバー・ワン・ボックス 600円 20本 2008年11月17日 2021年2月 1mg 0.1mg 全国 ウクライナ、リトアニア製[注釈 10]
マールボロ・クリア・エイト・ボックス 460円 20本 2013年9月2日 2014年8月 8mg 0.7mg 全国 メビウス対抗銘柄/オランダ製[注釈 11]
2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に
マールボロ・クリア・シックス・ボックス 460円 20本 2013年9月2日 2014年8月 6mg 0.6mg 全国 メビウス対抗銘柄/オランダ製[注釈 11]
2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に
マールボロ・クリア・スリー・ボックス 460円 20本 2013年9月2日 2014年8月 3mg 0.3mg 全国 メビウス対抗銘柄/オランダ製[注釈 11]
2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に
マールボロ・クリア・ワン・100's・ボックス 460円 20本 2014年2月3日 2014年8月 1mg 0.1mg 全国 メビウス対抗銘柄/オランダ製[注釈 11]
2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に
マールボロ・クリア・ハイブリッド・エイト・ボックス 600円 20本 2014年8月4日 2020年3月 8mg 0.8mg 全国 メンソールボール内蔵/ポーランド、セルビア製
マールボロ・クリア・ハイブリッド・シックス・ボックス 600円 20本 2014年8月4日 2018年9月 6mg 0.6mg 全国 メンソールボール内蔵/ポーランド、セルビア製
マールボロ・クリア・ハイブリッド・ワン・100's・ボックス 520円 20本 2014年8月4日 2020年3月 1mg 0.1mg 全国 メンソールボール内蔵/スイス製
マールボロ・メンソール・12 600円 20本 2005年5月1日 2021年9月 12mg 0.8mg 全国 セルビア製[注釈 3]
マールボロ・アイス・ミント・ボックス 440円 20本 2007年7月9日 2012年7月 6mg 0.5mg 全国 ドイツ製
マールボロ・ブラック・メンソール・ワン・ボックス 600円 20本 2009年6月1日 2021年2月 1mg 0.1mg 全国 リトアニア、セルビア製[注釈 4]
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8 450円 20本 2012年5月14日 2014年8月 8mg 0.6mg 全国 スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製、2014年8月より100'sに変更
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8・100's 590円 20本 2014年8月 2022年4月 8mg 0.6mg 全国 スーパースリム/リトアニア、スイス製
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・1 450円 20本 2012年5月14日 2014年8月 1mg 0.1mg 全国 スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製、2014年8月より100'sに変更
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・1・100's 590円 20本 2014年8月 2020年3月 1mg 0.1mg 全国 スーパースリム/リトアニア、セルビア製
マールボロ・ミント・ストリーム・KS・ボックス 440円 20本 2013年7月22日 2014年3月 5mg 0.4mg 福岡県 マイクロミント内蔵フィルター/オランダ製
マールボロ・ミント・ストリーム・ワン・KS・ボックス 440円 20本 2012年7月22日 2014年3月 1mg 0.1mg 福岡県 マイクロミント内蔵フィルター/オランダ製
マールボロ・フュージョン・ブラスト・ワン・100・ボックス 520円 20本 2014年12月22日 2017年1月 1mg 0.1mg 全国 メンソールボール・ミックスボール内蔵/スイス製
マールボロ・ドライ・メンソール・8・ボックス 570円 20本 2016年9月20日 2020年4月 8mg 0.6mg 全国 メンソールボール・スペアミントボール内蔵/大韓民国製
マールボロ・ワイド・ボックス 330円 20本 2007年 2008年6月 10mg 0.8mg 全国 セブンイレブン限定/ドイツ製
マールボロ・ワイド・メンソール・ボックス 330円 20本 2007年 2008年6月 8mg 0.7mg 全国 セブンイレブン限定/ドイツ製

国内販売終了製品(日本たばこ産業製造)

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製品名 価格 本数 発売年月日 タール ニコチン 販売終了年月 備考
マールボロ 300円 20本 1973年9月15日 12mg 1.0mg 2004年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ボックス 300円 20本 1989年5月15日 12mg 1.0mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ 100's 280円 20本 1986年5月1日 12mg 1.0mg 1990年5月
マールボロ 100's ボックス 280円 20本 1992年6月2日 12mg 1.0mg 1995年12月
マールボロ ミディアム 300円 20本 2001年4月2日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ミディアム ボックス 300円 20本 2000年4月3日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ライト 320円 20本 1987年11月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ライト ボックス 300円 20本 1989年10月1日 6mg 0.5mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ライト 100's ボックス 300円 20本 1994年6月2日 6mg 0.5mg 1997年4月 [注釈 13]
マールボロ メンソール 300円 20本 1997年7月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [注釈 14][注釈 12]
マールボロ メンソール ボックス 300円 20本 1995年11月1日 12mg 0.8mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ライト メンソール 300円 20本 1998年4月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [注釈 12]
マールボロ ライト メンソール ボックス 300円 20本 1993年11月1日 8mg 0.6mg 2005年4月30日 [注釈 15][注釈 12]
マールボロ ライト メンソール 100's ボックス 300円 20本 2001年10月1日 8mg 0.7mg 2005年4月30日 [注釈 12]

モータースポーツ

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マールボロカラーに塗られたマクラーレンの歴代F1マシン(ドニントン・グランプリ・コレクション展示)。
マールボロカラーに塗られたマクラーレンの歴代F1マシン(ドニントン・グランプリ・コレクション展示)。
フェラーリにおけるマールボロ広告。マシンだけでなく、チームスタッフのウェアにもロゴが入る(2006年バーレーンGP)。
フェラーリにおけるマールボロ広告。マシンだけでなく、チームスタッフのウェアにもロゴが入る(2006年バーレーンGP)。

マールボロは4輪のフォーミュラ1 (F1) やフォーミュラ3000全日本F3000選手権) (F3000) 、世界ラリー選手権 (WRC) 、2輪のロードレース世界選手権 (WGP,MotoGP) といったモータースポーツに参戦するチームのスポンサーとして有名である。

フォーミュラ1

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F1にはジョー・シフェールの個人スポンサーとして参入し、1972年よりBRMにスポンサード。以降、マクラーレンアルファロメオスクーデリア・フェラーリといったチームのメインスポンサーを務めた。マクラーレンとはロン・デニス率いるプロジェクト4の参画を仲介するなど長年にわたり密接な関係を築いていたが、1996年を最後にマクラーレンとの契約を終了し、以降はフェラーリと密接な関係となった。2006年たばこ広告の規制を受けてブリティッシュ・アメリカン・タバコ (BAT) と日本たばこ産業 (JT) がF1から撤退した後も、両社との紳士協定を破ってフェラーリへの支援活動を継続した[9]

マールボロの実際のパッケージカラーは赤であるが、テレビ・写真などを通した際、重みを持った色調に変わってしまう(特にテレビでは赤が、黒っぽくつぶれてしまう)ため、かつては、三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロン)に「蛍光がかった朱色」に近い赤が塗色されていた[注釈 16]。また、1980年代以降イギリスドイツフランスなどではたばこ広告が禁止されており、その各国で行われるレースやイベントの際は、マールボロ・シェブロンを廃してモナコの国旗のような単純な四角に加工したり、"Marlboro"のロゴをバーコード風に処理、またはロゴそのものを消して白地にしてしまう、チーム名を代わりに記載(マクラーレンの場合は「McLAREN」)する等、イメージ広告的な方法を採った。この広告処理は1989年以後、マールボロがスポンサーになったレーシングカーの模型化に際しても使用されている。

2010年4月、フェラーリのバーコード風デザインがマールボロのロゴを連想させるサブリミナル効果の疑いがあると報道されると[10]、バーコードの代わりに赤ベタに白枠のデザインへと変更した[11]。2011年のシーズン途中にはチーム名からも「マールボロ」が外されたが、ブランド名を出さずとも広告効果が望めることから、スポンサー契約は2015年まで延長されている[12]。フェラーリのマシンの全広告スペースはフィリップモリスが取得しており、その一部分を他のスポンサーに貸し出すという、特殊なスポンサーの仕方を行っている。2012年度にはF1スポンサー中最高の推定63億円を拠出したとされ[13]、この額はHRTチームの年間総予算に匹敵する[13]

2019年初頭までフェラーリF1のチーム代表を務めていたマウリツィオ・アリバベーネはフィリップモリスの出身であり、両者のパートナーシップの密接さを物語っていた。

フィリップモリスは加熱式たばこの一種であるiQOSならたばこ広告の規制に抵触しないと考えており、実際に特別仕様のiQOSをフェラーリF1のVIPエリアで配布したり、iQOSのイベントのゲストにF1ドライバーを招くといったことを行っている。また、実現はしていないもののiQOSのロゴをF1マシンに掲出することも検討しているとされている。2018年10月には、フィリップモリスが新たに発足させた「MISSION WINNOW」プロジェクトのロゴがフェラーリのマシンに掲げられたが、同社では「"MISSION WINNOW"はタバコとは全く関係ないプロジェクトのため、マシンに掲げることが可能になった」と説明している[14]。しかし2021年シーズン終了を持ってフェラーリとの契約が終了、「MISSION WINNOW」のロゴもマシンから外された[15]

その他のカテゴリー

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F1以外のカテゴリでもヨーロッパF2スピリット・レーシングイギリス)、国際F3000選手権のDAMSフランス)、全日本F3000選手権のノバエンジニアリング日本)、フォーミュラ3ウエストサリー・レーシング(イギリス)、セオドール・レーシング香港)と広く支援。フォーミュラだけでなくスポーツカーレースのヨースト・レーシングドイツ)など多岐にわたる。

北米インディカー・シリーズではCART時代の1990年から2009年まで、ペンスキー・レーシングのスポンサーを長く務めた[16]

二輪のロードレース世界選手権(WGP/MotoGP)では、1976年にジャコモ・アゴスチーニを支援したことに始まり[17]、彼の引退後チーム監督に就いたヤマハ系ワークスチーム「チーム・アゴスチーニ」を1982年より支援した。1990年からはケニー・ロバーツ率いる「チーム・ロバーツ」のメインスポンサーを務め、1999年 - 2002年にかけてはヤマハ・モーター・レーシングのメインスポンサーだった[18]2003年からはドゥカティのメインスポンサーとなった[19]。こちらもフェラーリと同様に2011年シーズンからカウルのバーコードが排除され、2019年からは「MISSION WINNOW」のロゴが掲げられていたが、2021年をもって契約終了となった[20]

MWCT

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チームだけでなく、1970年代よりドライバー/ライダー個人をパーソナルスポンサーとして支援する「Marlboro World Championship Team」(MWCT)と呼ばれるプログラムを展開。イギリスで毎年シーズンオフに若手レーサーを集めてオーディションが開かれ[21]、選ばれた支援ドライバーはレーシングスーツとヘルメットに「Marlboro」のロゴを着けた[注釈 17]。また、フォーミュラ3のメジャーイベントであるマスターズF3大会スポンサーとなったり、フランスのミニテルにおいて「Marlboro Racing Service」(MRS)と呼ばれるモータースポーツ情報の提供サービスを行っていた。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ デザインをなくし、上部に警告写真を、下部に濃い緑地に白で名称のみが表記されたパッケージ
  2. ^ a b c d 2011年3月頃まで「マールボロ・ライト(ボックス/100's・ボックス)」
    デザイン変更は2010年8月頃だが、当初は販売名がライトのままで、側面に「Marlboro LIGHTS」の表記があった。
    (宮城県では2009年10月頃より現行デザインに先行切り替え)
    2015年頃に国内向けは「マールボロ・ゴールド・オリジナル」から改称。
  3. ^ a b c d 2017年6月頃から「マールボロ・メンソール」から名称変更。
  4. ^ a b 2017年6月に「マールボロ・ブラック・メンソール」から改称。
  5. ^ a b c d 2016年8月頃に「マールボロ・アイス・ブラスト」から名称変更。同時にキングサイズを示すKSも外れた。
  6. ^ a b 2017年4月にて国内向け販売終了
  7. ^ 2021年2月を以て国内向け販売を終了
  8. ^ 2018年8月にて国内向け終売
  9. ^ 2011年3月23日まで「マールボロ・ウルトラライト・KS・ボックス」
  10. ^ 2016年頃に「マールボロ・フィルター・プラス・ワン・ボックス」から改称
  11. ^ a b c d マールボロ・クリア・シリーズの価格は、(免税店限定のメビウス・インターナショナルを除く)メビウス全銘柄より30円高い。
  12. ^ a b c d e f g h i j k 2005年5月1日からPM社より製造・販売。
  13. ^ 1997年4月一時販売終了。2006年2月1日からPM社より製造・販売。
  14. ^ 発売当初は関東限定販売だった。(1997年1月。マールボロ、また動く。より)
  15. ^ 発売当初は関東限定販売だった。(世界NO.1マールボロより新登場より)
  16. ^ これはたばこに限らず、どのようなスポンサーでも同様である。
  17. ^ 代表的なマールボロ・ドライバーとして、アンドレア・デ・チェザリスが居るが、彼の父親がフィリップモリス重役であったことから特に重厚な支援がされていた為、レースにおける成績が悪くてもレースシート喪失という事態には縁遠かった。但し、1993年にティレルチーム在籍時に片山右京を支援するJTとバッティングしてしまったため、この時はデ・チェザリス側が譲歩し、ヘルメットにも「CABIN」ブランドのロゴが着けられた。(CLOSE UP アンドレア・デ・チェザリス「汚名返上」 GPX 1991イタリア号 9-11頁 山海堂 1991年9月28日発行)

出典

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  1. ^ a b c zippo Marlboro Adventure Team 1996 (GET THE GEAR 1996) 1995年製造(2013年4月30日時点のアーカイブ) - 商品解説(2012年5月22日閲覧)
  2. ^ (天声人語)ルーブル、マールボロ、リブラ朝日新聞 2019年7月18日(2022年4月2日閲覧)
  3. ^ ロシアのタバコ ERINA(環日本海経済研究所)
  4. ^ 週のはじめに考える 通貨の未来を見据えて 中日新聞、2021年10月17日(2022年3月10日閲覧)。
  5. ^ 佐藤優・ナイツ共著「人生に無駄なことはひとつもない」133ページ潮出版社
  6. ^ marlboro.jp内のPRODUCT(2009.12.19閲覧)
  7. ^ 年度別上位20銘柄推移” (PDF). 2009年8月21日閲覧。[リンク切れ](社)日本たばこ協会-たばこに関するデータ-紙巻たばこ統計データ
  8. ^ 資料 - フィリップモリス ジャパンの組織” (PDF). 2012年12月15日閲覧。プレスキット<PMJ Corporate Overview>
  9. ^ 柴田久仁夫「F1ロゴの値段」『F1速報PLUS』Vol.26 41頁 イデア 2012年
  10. ^ フェラーリ、バーコードにサブリミナル広告の疑いF1-gate.com 2010年4月29日
  11. ^ フェラーリ、マシンからバーコードを排除F1-gate.com 2010年5月7日
  12. ^ フェラーリ、フィリップモリスとの契約を2015年末まで延長 - F1-Gate.com(2011年6月11日)
  13. ^ a b 「F1 Team Budgets 2012」『F1速報PLUS』Vol.26 50.58頁 イデア 2012年
  14. ^ フェラーリ、新カラーを鈴鹿で発表。フィリップモリスの白いロゴが追加 - motorsport.com日本語版 2018年10月4日
  15. ^ Philip Morris out of motorsport as Ferrari end long-time partnership with tobacco giant - ScuderiaFans.com・2022年2月9日
  16. ^ PENSKE LOSES PHILIP MORRIS SPONSORSHIP - AUTOWEEK・2010年2月23日
  17. ^ Riding Agostini’s MV Agusta 350 Motorcyclist 2018年3月2日
  18. ^ The end of Marlboro Yamaha. - crash.net 2002年11月3日
  19. ^ Marlboro Ducati breaks cover! - crash.net 2003年2月14日
  20. ^ @decalspottersのツイート(2022年2月17日)
  21. ^ '88マールボロ・ドライバー決定 F3000にアレジとバイドラー、ボクスホール・ロータス・チャレンジに2人の若手アラン・マクニッシュとミカ・ハッキネン レーシング・オン No.022 1988年2月号 42頁 武集書房 1988年2月1日発行

外部リンク

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