プロジェクト:アルバム/記事の体裁
アルバムは1つ1つ、特徴が異なっています。そのため、この文書は「アルバムの記事に含めることができる節(セクション)の一覧」という形をとっています。あなたが執筆しようとしているアルバムに応じて、適切な節を選ぶことをお勧めします。
一般的には、前半には説明文からなる節を、後半には箇条書き(リスト)または表(テーブル)からなる節を設けるのが望ましいでしょう。リストまたは表にあたるのは、具体的には収録曲(トラックリスト)、参加ミュージシャンやスタッフ、ランクインしたチャートなどです。基本的に多くのアルバムの記事は、最初に導入部とインフォボックス、序盤にアルバム構想から制作、発表までの経緯(このスタイルガイドでは、序盤3セクション)、中盤に収録楽曲の音楽性や歌詞・批評などの内容を掘り下げた説明、終盤に収録曲・チャート・スタッフなどを並べる形で構成されます。節の順序は記事に応じて多少前後させてもかまいません。具体的なジャンルをタイトルとしてそれぞれの節を作ります。
それぞれの節は、検証可能な情報に基づいて作らなければなりません。また、節分けは文の量に応じて行い、各節がある程度以上の長さをもつようにします。例えば、タイトルに関して説明文が1行・1段落しか作成できない場合は、アートワークや制作・構成の節に統合することも検討します。検証可能で詳細な情報源に基づいて複数の段落を持つ説明文を作成できる場合は、独立した節を設ける価値があるでしょう。逆に、ひとつの節に入る情報が特に多くなる場合は、サブセクションを設けることも検討してください。
安易に「概要」や「解説」の節のみでアルバムの経緯や内容を説明してしまうことは、長大な記事でない限り望まれません。このような安易に「概要」「解説」を用いた短い記事は特筆性が低いと判断されることがあり、過去何度も議論されています(井戸端過去ログ、WP:NM参照)。
ただし、これらはあくまでガイドラインに過ぎません。あなたの創造性を生かし、ルールすべてを無視していつでも好きなように編集することを拒むものではありません。
背景
[編集]記事の読者は必ずしも、アルバムリリース以前のアーティストのバックグラウンド、すなわち経緯や歴史に精通しているとは限りません。「背景」節を書く場合、この後に続く記事の各節の理解を促すような記述が推奨されます。その記述とは、具体的にはアルバムリリースまでの経緯、リリースまでに起こったアルバムに関する重大な出来事です。レコードレーベルやバンドメンバーの交代による、音楽性やアンサンブルの変化、またこのアルバムまでのあいだにアーティストの音楽活動に影響を与えたかもしれないソロ・プロジェクト等はありましたか。(なお英語版では、秀逸な記事に認定された『en:Adore (The Smashing Pumpkins album)』や『en:In Utero (album)』が参考にされています。日本語版では、秀逸な記事に認定されたアルバム記事はまだありません。)
録音、制作
[編集]アルバムの録音や制作にかかわる事柄を記述してください。たとえば、プロデューサーは誰が務めたか、アルバムはどこで制作され、録音(レコーディング)作業にはどのぐらいの時間を要したか、といった記述があてはまります。プロデューサーについては、どういった実績で知られている人物か、あなたがいま執筆しているアルバムのアーティストと過去にかかわりがあったかどうか、という点も併記されているとわかりやすいです(ただしプロデューサーはWikipedia上に単独記事を有することが多いため、楽曲記事においては端的な言及にとどめてください)。また、例えばイギリスの音楽プロデューサーフィル・スペクターが取り入れた「ウォール・オブ・サウンド」のように、他には無い変わった技術や革新的な技術が用いられているのならば、それについても言及してください。
音楽性、作曲、構成
[編集]そのアルバム全体や各楽曲の音楽性、作曲上の特徴や構成について書きます。様々な要素がありますが、例えばジャンル、リズムや拍子、調、メロディ、使用されている楽器、歌詞の特徴などです。執筆者の意見ではなく、検証可能な出典に基づく記述としてください。ただし、歌詞については特に慎重となるべきで、著作権を守り、著作権の保護期間にある作品は必要最小限の引用にとどめるべきです。
なお、楽曲やシングルについて独立した記事を作るに足りる十分な情報が存在することは稀です(Wikipedia:特筆性 (音楽)#楽曲を参照)。インフォボックスとミュージック・ビデオの説明程度にとどまるような楽曲の記事は、既存の関連するアルバム記事に統合することが推奨されます。
リリース、プロモーション、マーケティング
[編集]リリース(発売)やプロモーション(宣伝・販売促進)、マーケティング(市場活動)に関する経緯をここに書きます。そのアルバムがリリースされることは、いつどのような形で発表されたか、リリースはいつ、どこで(どの国・地域で)、どのような形態でなされたか記述してください。レコードやCDなどの記録媒体の形態、音楽配信の形態、同じ記録媒体でも収録曲が異なる版などがあります。多くの形態で発表されていて箇条書きや表の形式の方がよい場合は、後半の#リリース日一覧の節で解説することも検討してください。アルバムや楽曲の情報がインターネット上に漏洩(リーク)されるような事例が起きた場合は、アーティスト自身あるいはマネジメント者が直接反応した、あるいは漏洩されたこと自体が広く報道されたなど、特筆すべき動きがない限り、記述すべきではありません。漏洩された結果として起きた事象が、記事中の他の説明文でも情報源にされるような信頼できる情報源に基づいて記述できる場合でなければ、漏洩された日付を載せないでください。ウィキペディア英語版の事例ですが、"diditleak.co.uk"のようにリーク以外の情報を扱っていないウェブサイトは信頼できる情報源として適切ではありません。
また、そのアルバムのプロモーション活動の特徴についても記述できます。リリースの前後には販売促進として、テレビやラジオでアルバムのCMが放送されたりする場合があります。また、看板、ポスター、特設ウェブページなどが広告の一環として用いられる場合もあります。ブランディングとしてキャッチコピーが付けられる場合もあるでしょう。また特に日本では、商業的理由によりタイアップが付けられる場合もあります。タイアップが多数ある場合は、後半に「メディアでの使用」などのタイトルを付けた節を設けて箇条書きや表の形式で説明するのもよいでしょう。ただし、ウィキペディアは宣伝の場ではありません。また、名鑑や情報を無差別に収集する場ではなく、特筆性のある物を選んで記述するようにしてください。なお、検証可能な出典のある記述のみ認められます。
そのほかに何らかのイベントでアーティストがゲスト出演してアルバム曲を披露したり、プロモーションの一環としてテレビの音楽番組でアルバム曲を披露したりすることがあります。これらの事柄についても、この「リリース、プロモーション、マーケティング」の節に記述してください。
なお、商業音楽でない場合やリリース形態が1つしかない場合などは、発表の経緯を「録音、制作」の節などに統合しても構いません。他方、リリース形態が多様であるなど、この節の重要性が高い場合は、前の節と並び変えた方がよいかもしれません。
アートワーク、パッケージ
[編集]音楽アルバムは楽曲だけではなく、レコーディングに伴う視覚的なステートメント(表現)を補助する様々な様式のパッケージングやアートワーク(ジャケット)からも構成されています。この節では、論争の的となっていることも含め、ビジュアル(視覚的要素)やブランドの設定の経緯について説明します。なお、アートワークやライナーノーツに用いられている画像を扱う場合には、著作権を守るよう注意しましょう。
ツアー
[編集]アルバム楽曲を用いて、場合によってはアルバムをテーマとしてアーティストがライブやツアーなどのコンサート、イベントを行うことがあります。これらは普通、単独記事が認められるほど高い特筆性を持つことはなく、例外的に認められたBad World Tourのような記事は数少ない例です(英語版 WP:特筆性 (音楽)#コンサートツアーを参照。※日本語版未翻訳)。その代わりに、特筆性のあるライブやツアー、イベントの情報は、アーティストの記事やそのコンサートの中心となったアルバムの記事に組み込まれます。なお、開催された日付すべてを詳細に網羅するのではなく、「1992年6月 - 9月」のようにツアーの日付の範囲を書いてください。通常言及されるコンサートの要素は、商業的成功、他のバンドの参加、ステージのセットアップ(照明、小道具、背景など)、特筆すべきステージ上の特別出演などです。
批評
[編集]批評(評論)家によるアルバムへの批評/論評/評価などの反応を概観する節を設けます。批評家の反応は、信頼できる二次資料で裏付けられたものであるべきで、たとえばアルバムについて論じたレビュー(批評)、書籍あるいは評判のよい記事があてはまります。少数派の意見も適切に、歪曲せず正確に扱ってください。さらに、アルバムの特筆性をより確かにするため、アルバムが文化あるいは社会の文化意識に与えた影響の説明も含まれるべきです。
専門家のレビューは、プロの音楽ジャーナリストまたはディスク・ジョッキー(DJ)が執筆したレビュー、あるいは(有償・無償を問わない)編集・執筆スタッフを有するオンラインか書籍の出版物(個人のブログを除く)に限ります。更にレビューは、ウィキペディアの信頼できる情報源のガイドラインに適合し、アーティストやレコード会社から独立したものである必要があります。一部の専門家のレビューのリストは英語版 WP:ALBUM/REVSIT(※日本語版未翻訳)にて入手できます。また、例えば「1980年代のパンクロック・アルバムベスト100(架空)」のようなリストは、特筆性に関して言えばレビューの情報源とみなしうるものですが、そうしたリストは数が増えてきており、中には価値が疑わしいものもあるため、リストには高い水準が求められるべきです。リストは単に列挙するだけではなく、情報源をもとにした文章による説明も含めるべきです。
アルバム・レーティング・テンプレート
[編集]情報の多くは文章形式にするべきですが、文章を補助するために、専門家のレビューを要約して5段階評価や"favorable(好意的)","unfavorable(非好意的)"などの簡潔な言葉で示す表形式のテンプレート{{Album ratings}}も使われます。このテンプレートはあくまで補助的なもので、説明文の代用とはなりません(すなわち、このテンプレートを説明文抜きで使用すべきではありません)。5段階評価や簡潔な言葉ではレビューの意図を的確に表せないからです。アルバムの記事においてそのアルバムの評価が文章で書かれておらず、表形式で示されている場合、テンプレートに「
| noprose = yes
」のパラメーターを追加し、評価の節に文章で加筆すべき旨を示すことができます(英語版の場合。日本語版はテンプレートに変数が組み込まれていません)。
このテンプレートを用いる場合、まとめるレビューは10種類までとしてください。レビューを選ぶときには、レビューの情報源の知名度や中立的な観点の維持を考慮に入れてください。古いアルバムの場合には、当時のレビューだけではなくより新しいレビューを採用できるとより良いものになるでしょう。
称賛/栄誉
[編集]アルバムが、出版社や各種団体から権威のある賞を受けているときは、そのことを書きます。年間最優秀アルバム賞(Album of the Year)、年間アルバムランキングなど、いくつかの賞がこれにあてはまります。ただし、ランキングの順位が適切ではないもの、例えばアルファベット・五十音順に並べたもの、出版社のスタッフによる選出ではなく一般の投票によって決まったものなどもあるので、これらを見極める必要があります。
チャート成績
[編集]アルバムがその国における重要な音楽チャート、例えばアメリカ合衆国であればBillboard 200、イギリスであれば全英アルバムチャートなどに入っている場合、その情報を加えます。チャートに初登場したのは、あるいは最高順位を記録したのはいつか、売上枚数はどのくらいか、といった情報を記述してください。アーティストの1位獲得数が更新された、などのチャートに付随する情報もあれば記述してください。下のチャートの節では、ランクインしたチャートとその順位の一覧をテーブル形式で記述します。
収録曲
[編集]アルバムに収録されているトラック(楽曲)をリストにして並べます。原則として、Help:箇条書きにあるような箇条書きの形式にします。なお、DVDの収録映像などのトラックも含めることができます。この場合、タイトルは「収録トラック」などに変えるとよいでしょう。
長くなる場合には、テンプレート{{Track listing}}や独自の表を使うのもよいでしょう。表の場合には、wikitable形式とし、行(トラック)の先頭は"#"でナンバリングし、タイトルと演奏時間(長さ)の行を設けることが最低限望まれます。詳しくはHelp:表の作り方を参照してください。
タイトル(楽曲名、トラック名)は、必ず一重括弧「」で囲んでください。1つのトラックに複数の楽曲が含まれる場合は、「楽曲1/楽曲2」のように表記します。タイトルがないものは、括弧なしで タイトルなし と表記します。楽曲の記事が存在する場合は、[[ ]]
でリンクさせます。執筆されていない楽曲へリンク(赤リンク)を付ける場合は、特筆性のある楽曲だけにしてください。
基本的にはタイトルごとに、作詞者/作曲者/編曲者などの作者、(楽曲により歌唱者が異なる場合)歌唱者、ゲスト歌唱者などを書きます。以下の例を参照してください。トラックや楽曲ごとに作詞者/作曲者/編曲者や(楽曲により異なる場合は)歌唱者を分けて書くのが通例です(例1、例2)。長くて見にくくなる場合には、タイトルの後改行して作者を書く2行形式の書式も慣例的に用いられています(例2)。改行する場合は書式は統一されていませんが、下記「楽曲名D」の書式が望まれます(「楽曲名E」の書式は非推奨)。なお、キリスト教圏では初出時にフルネームで2回目以降はラストネームを用いる表記や、作曲者などが一貫して同じ場合は「全作曲:○○」というように略す表記が見られます(例:Tears of Stone)が、日本語版ではあまり用いられないため推奨されません。
- 例1
- 「楽曲名A」(作詞:山田太郎、作曲: 鈴木花子、編曲: 名無権兵衛) – 4:23
- 「楽曲名B」(作詞: 山田太郎、作曲: 鈴木花子、編曲: 名無権兵衛) – 3:24
- 「楽曲名C」(作詞: 山田太郎、作曲: 鈴木花子、編曲: 名無権兵衛) – 2:34
- 例2
- 「楽曲名D」 – 4:32
- 佐藤一郎・高橋二郎、作詞: 山田太郎、作曲: 鈴木花子、編曲: 名無権兵衛
- 「楽曲名E」 – 2:43
- 佐藤一郎・維基太郎、作詞: 山田太郎、作曲: 鈴木花子、編曲: 名無権兵衛
演奏時間(トラック長)は、アルバム通算の全演奏時間だけではなく、各トラックの演奏時間も必要です。タイトルと演奏時間の間には半角ダッシュ(–)を挿入します。よく混同されますがハイフン(-)ではありません。2つは編集画面では全く同じ表記となることに注意が必要です。コピー&ペーストして使うか、"–"と入力すると便利です。ただし、後から別の人が編集できるので、あまり気にせずに編集しても構いません。これは#スタッフ・クレジットの表記にも当てはまります。
1つのアルバムに収録曲が異なる複数の版がある場合、その版のタイトルを見出し名として小見出しを立てて、トラックリストを分割します。同じように、複数のディスクでリリースされている場合は、"ディスク1""ディスク2"というように分割します。最初のリリースがカセットテープである場合、"A面""B面"というように分割します。
収録曲の例
[編集]デイヴ・マシューズ・バンドの『en:Before These Crowded Streets』を例に以下に「収録曲」のあり方を示します。
番号/入れ子方式
- 「Pantala Naga Pampa」 (Dave Matthews) – 0:40
- 「Rapunzel」 (Matthews, Stefan Lessard, Carter Beauford) – 6:00
- 客演: Butch Taylor
- 「The Last Stop」 (Matthews, Lessard) – 6:57
- 客演: Béla Fleck
- 「Don't Drink the Water」 (Matthews) – 7:01
- 客演: Alanis Morissette, Fleck
- 「Stay (Wasting Time)」 (Matthews, Lessard, LeRoi Moore) – 5:35
- 客演: Tawatha Agee, Cindy Myzell, Brenda White King
- 「Halloween」 (Matthews) – 5:07
- 客演: Morissette, John D'earth, Kronos Quartet
- 「The Stone」 (Matthews) – 7:28
- 客演: D'earth, Kronos Quartet
- 「Crush」 (Matthews) – 8:09
- 客演: Taylor
- 「The Dreaming Tree」 (Matthews, Lessard) – 8:48
- 客演: Greg Howard
- 「Pig」 (Matthews, Lessard, Beauford, Moore, Boyd Tinsley) – 6:57
- 「Spoon」 (Matthews) – 7:33
- 客演: Morissette, Fleck
{{Track listing}} テンプレート方式
# | タイトル | 作詞・作曲 | 客演 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「Pantala Naga Pampa」 | Dave Matthews | ||
2. | 「Rapunzel」 | Matthews, Stefan Lessard, Carter Beauford | Butch Taylor | |
3. | 「The Last Stop」 | Matthews, Lessard | Béla Fleck | |
4. | 「Don't Drink the Water」 | Matthews | Alanis Morissette, Fleck | |
5. | 「Stay (Wasting Time)」 | Matthews, Lessard, LeRoi Moore | Tawatha Agee, Cindy Myzell, Brenda White King | |
6. | 「Halloween」 | Matthews | Morissette, John D'earth, Kronos Quartet | |
7. | 「The Stone」 | Matthews | D'earth, Kronos Quartet | |
8. | 「Crush」 | Matthews | Taylor | |
9. | 「The Dreaming Tree」 | Matthews, Lessard | Greg Howard | |
10. | 「Pig」 | Matthews, Lessard, Beauford, Moore, Boyd Tinsley | ||
11. | 「Spoon」 | Matthews | Morissette, Fleck |
テーブル方式
# | タイトル | 作詞・作曲 | 客演 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「Pantala Naga Pampa」 | Dave Matthews | 0:40 | |
2. | 「Rapunzel」 | Matthews, Stefan Lessard, Carter Beauford | Butch Taylor | 6:00 |
3. | 「The Last Stop」 | Matthews, Lessard | Béla Fleck | 6:57 |
4. | 「Don't Drink the Water」 | Matthews | Alanis Morissette, Fleck | 7:01 |
5. | 「Stay (Wasting Time)」 | Matthews, Lessard, LeRoi Moore | Tawatha Agee, Cindy Myzell, Brenda White King | 5:35 |
6. | 「Halloween」 | Matthews | Morissette, John D'earth, Kronos Quartet | 5:07 |
7. | 「The Stone」 | Matthews | D'earth, Kronos Quartet | 7:28 |
8. | 「Crush」 | Matthews | Taylor | 8:09 |
9. | 「The Dreaming Tree」 | Matthews, Lessard | Greg Howard | 8:48 |
10. | 「Pig」 | Matthews, Lessard, Beauford, Moore, Boyd Tinsley | 6:57 | |
11. | 「Spoon」 | Matthews | Morissette, Fleck | 7:33 |
ディスク1 / ディスク2のようなタイプは以下のようにします。分離した箇条書き、つまり#が行飛ばしになるとトラック番号が連続しないので、飛ばした後の最初の行に<li>タグを挿入します。この例では第3トラックのところに"#<li value="3">"と入力することで、トラック番号をつなげています。
ディスク1
- 「First Song」 – 34:11
- 「Track 2」 – 15:10
ディスク2
- 「Third Time's a Charm」 – 23:19
- 「Fourth Force」 – 16:04
デラックス版、ボーナストラック、再リリースによるトラック変更などのあるアルバムもあります。これらも同様に、上記の様な表記としてください。英語版『Accelerate』なども参考になります。
スタッフ・クレジット
[編集]レコーディングに参加した演奏者やスタッフに関する事項は、全てこの「スタッフ・クレジット」の節に書きます。ただし、収録曲の節に書く作詞者・作曲者やゲストミュージシャンなどはここには書きません。#収録曲と同様、Help:箇条書きにあるような箇条書きの「* (スタッフ名) – (担当)」形式とします(半角ダッシュ(–)を挿入します。ハイフン(-)ではありません)。スタッフの記事がある場合はリンクをつけます。担当部分の区切りは句点(、)です。楽器などのリンクは初出時のみにします。一部の記事は、一般的用法では曖昧さ回避ページにリンクしてしまうので、パイプ付きリンクを使います。例えば、キーボードはそのままでは曖昧さ回避のページにリンクしてしまうので、[[キーボード (楽器)|キーボード]](この例はパイプの裏技で、実際のリンク名は「キーボード」となります。)と入力してキーボード (楽器)にリンクするようにします。また、複数の意味がある言葉、例えば英語の"bass"は"bass guitar"(ベース (弦楽器))の他に"double bass"(コントラバス)のことを指す場合もあるので、どの意味で用いられているのか注意してください。
例
- Johnny Bee – ギター
- Sally Morris – グロッケンシュピール、ギター、オルガン, カズー
- Mike Yaris – プロデュース
注意すべき点として、担当部分は役割名ではなく楽器そのものや役割そのものとする必要があります。例えば、「ギタリスト」ではなく「ギター」、「プロデューサー」ではなく「プロデュース」と表記します。
スタッフの数が概ね20名以上の場合、表記が長くなるので工夫が必要です。{{Div col}}や{{Col-begin}}から始まるテンプレートを使って横に複数列分割し見た目の長さを短くする方法のほか、細かい見出しを設けて見出しを分割する方法などがあります。
細かい見出しを設ける例:
|
スタッフの種類別の並べ方には、標準的なフォーマットはありません。バンドのアルバムの場合にはバンドのメンバーとゲストミュージシャンを分けると良いかもしれませんし、ジャケットやライナーノーツのデザイナーが複数いる場合にはアートワークを担当したスタッフを分けると良いかもしれません。「豪華版」「限定版」「修正版」などリリースごとにスタッフが異なる場合は、リリースごとにスタッフを分けると分かりやすいかもしれません。
以下の箇条書きは情報源別の注意点です。
- Allmusic(オールミュージック):クレジットにある"composer"(作曲家)はトラックリストにある作曲家の再掲なので、この節で改めて書く必要はありません。同様に再掲されている"musician"(ミュージシャン)なども、トラックリストの節と同じクレジットを二重に書かないよう注意します。またAllmusicに掲載されている内容、特に名前の綴りについては、リストの誤りや誤字脱字が含まれることもあり、他の情報源も参照して確認をすることが望まれます。
楽曲ごとに幅広いジャンルの演奏者が参加するアルバムもあります。この場合、楽曲ごとの演奏者が分かるように並べるとよいでしょう。方法としては、1曲ごとに見出しを分けて演奏者を並べていく方法と、全演奏者を並べて演奏者ごとに担当した楽曲を括弧書きで付記する方法があります。
楽曲毎 | 演奏者毎 |
---|---|
|
演奏者毎の例の「Johnny Bee – ギター」のところを参照してください。ここでは「ギター(「楽曲#1」、「楽曲#2」)」となるところを単に「ギター」としています。アルバム全体にわたって役割が同じ場合には、担当楽曲はこのように省略します。どちらの方法で表記するか選ぶ際には、読者にとっての分かりやすさ、必要性、有用性を念頭においてください。演奏者毎のリストのほうが混乱の可能性が少ないと思ったら演奏者毎のリストを使用し、トラック毎のほうが有用だと思ったらトラック毎のリストを使用してください。スタッフの並べ方はそれぞれのアルバムで、それぞれのニーズに応じた方法が採用されるでしょう。すべてのアルバムに対して単一の方法での並べ方を強要する必要はありません。また、特に規格によりトラックリストが異なる場合においては、「Johnny Bee – ギター (#2, 5, 8) 」のようにトラック番号を示す代わりに曲名を示すことも検討して下さい。
クレジットされている関係者は、範囲が非常に広い場合や逆に狭い場合があります。例えば、アルバムの制作にほとんど関わりのなかったマネジメントチーム、ウェブデザイナー、アーティスト・アンド・レパートリーの代表者 (A&R) がアルバムのクレジットに記載されていることがありますし、ライナーノーツにまったく関係のない人物に対する感謝の言葉が並べ立てられていることがあります。これらの人物名は、録音やアートワークの制作に直接関与した音楽・技術スタッフを除き、載せるべきではありません。この節に載せることができる関係者は、演奏者、作曲者、写真家やグラフィック・アーティスト、画家やイラストレーター、ライナーノーツの執筆者、技術者、プロデューサー、オーディオミキシングやマスタリングの専門家などです。
ライナーノーツの中には、曖昧な記述、誤った記述が含まれている場合があります。この場合、信頼できる二次情報源に基づいて、正しい関係者の名前に訂正します。例えば、Scott McCaugheyとThe Minus 5のアルバム『My Chartreuse Opinion』では、明らかなジョークとしてドラマーに"Bob Dylan"(ボブ・ディラン)と記載されています。これをそのままアルバムの脚注に用いるのは不適切で、ボブ・ディランのディスコグラフィーにこのアルバムを追加するのも適切ではありません。同様に、ボブ・ディランのアルバム『ストリート・リーガル』ではプロデューサーのDon DeVitoが"Captain in Charge"と通常とは異なる表現で記載されています。この事例では、その人が実際に何をしたかは記載されていないため、原文通りの表記に実際の役割を示す注釈を添えることが読者に対してできる最良の情報提供となります。その人が実際に何をしたかを示す二次情報源は、記述を正確なものにするために求められます。
チャート
[編集]アルバムがその国における重要な音楽チャート、例えばアメリカ合衆国であればBillboard 200、イギリスであれば全英アルバムチャートなどに入っている場合、その情報を加えます。わずか1、2ヶ国程度でのチャート・インに留まっている場合にはテーブルは必要でない場合もあります。
WP:GOODCHARTS(※日本語版未翻訳。英語版の文書"Wikipedia:Record charts"参照)は「良いチャート」の例と「良くないチャート」の例それぞれの情報を区別するために作成されたリストです。各ランキングは、そのチャートにおける情報を得ることが出来るすなわち検索可能なアーカイブを保持している必要があります。
{{Albumchart}}テンプレートは、売上チャートのテーブルを構成する上で、あなたの助けになるかもしれません。
認定
[編集]世界中の多くの音楽団体は各アルバムの売上/出荷枚数に応じてゴールド・ディスクといわれる音楽賞を設けています。アルバムの認定状況は本文の中で言及したり、アルバムが複数の認定を受けている場合、テーブルを作成することもできます。{{Certification Table Top}}や{{Certification Table Entry}}、{{Certification Table Summary}}、{{Certification Table Bottom}}といったテンプレートは貴方の編集の助けになるかもしれません。
リリース日一覧
[編集]アルバムはしばしば異なる発売日で、もしくは異なるレーベルから、あるいは異なる地域で異なる規格により、リリースされます。そういった情報はテーブルに含め、まとめることができます。その際、インフォボックスには「一番最初の」リリース日とレーベルのみを含めます。
地域 | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 |
---|---|---|---|---|
イギリス | 1968年11月22日 | アップル・レコード | モノラル 2枚組LPレコード | PMC 7067-8 |
ステレオ 2枚組LPレコード | PCS 7067-8 | |||
アメリカ合衆国 | 1968年11月25日 | Apple, キャピトル・レコード | 2枚組LPレコード | SWBO 101 |
世界 | 1987年7月20日 | Apple, パーロフォン・レコード, EMI | 2枚組CD | CDP 7 46443-4 2 |
日本 | 1988年3月11日 | 東芝EMI | 2枚組CD | TOCP 51119-20 |
2004年1月21日 | 東芝EMI | リマスター LP | TOJP 60139-40 |
この文書は、en:Wikipedia:WikiProject Albums/Album article style guide#Article bodyの翻訳を原案として、プロジェクト‐ノート:楽曲#本文の体裁での議論を経て作成されました。 |