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MONSTERZ モンスターズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MONSTERZから転送)
MONSTERZ モンスターズ
監督 中田秀夫
脚本 渡辺雄介
原案超能力者朝鮮語版
製作 城朋子
久松猛朗
堀義貴
藤門浩之
柏木登
阿佐美弘恭
下田淳行
遠藤真郷
出演者 藤原竜也
山田孝之
石原さとみ
音楽 川井憲次
撮影 林淳一郎
編集 青野直子
制作会社 ツインズジャパン
製作会社 「MONSTERZ」FILM PARTNERS
日本テレビ放送網
配給 日本の旗 ワーナー・ブラザース映画
公開 日本の旗 2014年5月30日
上映時間 112分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 9.2億円[1]
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MONSTERZ モンスターズ』は、2014年5月30日公開の日本アクション映画2010年韓国映画超能力者朝鮮語版』を原案とするリメイク作品であるが、オリジナル作品とは結末が異なる[2]

キャッチコピー

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  • 人間を自由に操れる男。唯一、操れない男。(ティザーポスター版)
  • 禁断のバトル、勃発。(本ポスター版)
  • 生き残るのは、人間を操れる男か それとも唯一、操れない男か(本ポスター版)

ストーリー

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視界に入った人間すべてを意のままに操ることができる、恐るべき《操れる男》がいた。幼少時代に両親を能力で殺害してしまった彼は、必要な時だけ自身の能力を発揮して金銭を盗んで、自身の能力と世界を恨みながら孤独に静かに生きてきた。

しかし、そんな彼の前に、唯一自身の能力が効かない《操れない男》・田中 終一が現れる。交通事故に遭った終一は、全治4〜5か月の重症を負うが、驚異的な回復力を見せてわずか数日で退院する。

交通事故により失業してしまった終一は、事故の加害者であるギター修理会社の社長 雲井 繁に、慰謝料はいらないから雇ってほしいと頼み、ギター修理会社で働くことになる。

操れない上に幸せそうな終一を不快に思った《操れる男》は、雲井の誕生パーティーを襲撃して、親友のジュンらを操って終一を殺害しようとし、操られた娘の叶絵によって雲井は窓から転落させられて亡くなる。終一は、幼少期に世話になっていた刑事 柴本 孝雄に、《操れない男》の存在を相談する。

ふたたび終一を襲撃してきた《操れる男》は、ガタイのいい男達を操って終一を追い詰めるが、光に弱いという弱点を突かれて終一に拘束されてしまう。警察に逮捕された《操れる男》だったが、刑事たちを操って拘束から逃れて終一に拳銃を突き付けるが、弱点である暗闇にされたことから警察署から逃亡。歩行者たちを操って、投げ落とされた赤ん坊を助けた終一に、花壇を投げ落としてトドメを刺して立ち去る。

警察は、《操れる男》と終一の2人を発砲事件の犯人として指名手配する。しかし、《操れる男》によって警察の捜査員たちの多くが、拳銃自殺を図ってしまう。

キャスト

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“男”
演 - 藤原竜也(少年期:佐藤詩音
眼差しで他人を意のままに操ることのできる男で、その力を使えば使うほど体が壊死していく。それゆえ、田中の存在を知ったころにはすでに片足がなかった。本名は不明で、名前の最後が「也」であること以外は判明しなかった。幼いころに母からもらった大友克洋の漫画『AKIRA』を大切に持っている[3]
田中 終一(たなか しゅういち)
演 - 山田孝之(少年期:土師野隆之介
“男”の力が唯一効かない男。驚異的な回復力を持つ。
雲井 叶絵(くもい かなえ)
演 - 石原さとみ
終一と恋に落ちる女性。
雲井 繁(くもい しげる)
演 - 田口トモロヲ
ギター店の店主。叶絵の父。
ジュン
演 - 落合モトキ
終一の同僚で友人。LGBT
晃(あきら)
演 - 太賀
ジュンと同じく終一の同僚で友人。トレーディングカードマニア。
“男”の父
演 - 三浦誠己
特殊能力を持つ息子を恐れて、怪物と忌み嫌っていた。
押切 奈々(おしきり なな)
演 - 藤井美菜
警視庁の特別捜査官。
柴本 孝雄(しばもと たかお)
演 - 松重豊
刑事。終一の能力を知る人物。
“男”の母
演 - 木村多江
息子を庇い続けていたが、彼が夫を死に追いやり絶望する。
その他

スタッフ

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楽曲

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製作

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製作が発表された時点での仮のタイトルは『MONSTER』だったが、主人公の2人の男がどちらも「怪物」であり、また複数形の「S」ではなく「Z」であるのは、2人の闘いと存在が「Z=究極」であることも意味しており、さらに「Z」の文字を形成する並行する2本の直線と、それに交差する斜線から、交わるべきではなかった2人の男が出会ってしまう宿命を意味している[4]

封切り

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全国327スクリーンで公開され、2014年5月31日、6月1日のオープニング週末2日間(公開初日の5月30日は除く)で興収1億9,441万1,950円、動員16万2,522人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[5]

関連商品

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書籍

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Blu-ray / DVD

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  • MONSTERZ モンスターズ(Blu-ray2枚組、バップ、2014年11月5日発売、VPXT-71349)
  • MONSTERZ モンスターズ(DVD2枚組、バップ、2014年11月5日発売、VPBT-14342)

CD

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  • Sound of MONSTERZ(バップ、2014年5月28日発売、VPCD-81805)

参考文献

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  1. ^ キネマ旬報』2015年3月下旬 映画業界決算特別号、96頁。
  2. ^ “藤原竜也×山田孝之が激闘する中田秀夫監督「MONSTERZ」ビジュアル公開!”. 映画.com. (2013年11月27日). https://eiga.com/news/20131127/3/ 2013年11月30日閲覧。 
  3. ^ りんたいこ (2014年6月4日). “MONSTERZ モンスターズ:藤原竜也と山田孝之に聞く 目で人を操る設定「常識で考える必要ない」”. まんたんウェブ. 2020年2月11日閲覧。
  4. ^ “藤原竜也×山田孝之、宿命バトルは『MONSTERZ』に決定 「Z」に込めた意味とは?”. cinemacafe.net. (2013年11月27日). https://www.cinemacafe.net/article/2013/11/27/20526.html 2013年11月30日閲覧。 
  5. ^ 『アナ雪』勢い衰えず11回目の1位!『タイタニック』にどこまで迫る?”. シネマトゥデイ (2014年6月3日). 2017年10月21日閲覧。

外部リンク

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