レクサス・LBX
レクサス・LBX MAYH1#/GAYA16型 | |
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"Cool" | |
概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 |
2023年12月 – (発表:2023年11月9日) |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | |
プラットフォーム | GA-Bプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | |
モーター |
前:1VM型 交流同期電動機 後:1MM型 交流誘導電動機 (リアモーターはE-Fourのみ) |
変速機 |
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サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット |
後 |
トーションビーム(2WD) ダブルウィッシュボーン(E-Four、MORIZO RR) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,580 mm |
全長 | 4,190 mm |
全幅 |
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全高 |
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車両重量 |
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系譜 | |
先代 | レクサス・CT(間接上) |
LBX(エルビーエックス、Lexus LBX)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」から販売されているコンパクトクロスオーバーSUVである。生産はトヨタ自動車東日本岩手工場で行われる[2]。
概要
[編集]車名は「Lexus Breakthrough X(cross)-over」を意味しており[3]、「コンパクトながら、走りやデザインも上質である車」を目指して開発された[4]。
プラットフォームは、ヤリスクロスなどにも採用されているGA-Bプラットフォームを大幅に改良したものを採用[4]。ボディ剛性の向上や、低重心化と軽量化を実現している[4]。レクサスブランドでは初のBセグメント車となった。
エクステリアデザインは、デザインコンセプトを「プレミアム・カジュアル」とし、横に張り出したフェンダーなど上質なデザインを実現している[5]。また、フロント周辺では、5代目RXに採用された「スピンドルボディ」の進化版である「ユニファイドスピンドル」を採用。また近年のレクサスには珍しく、ボンネットフードにロゴマークを配置するデザインとなっている。リア周辺は「L E X U S」のバラ文字ロゴを採用し、ボディサイドまで回り込んだ一文字のフルLEDリアコンビネーションランプの下部中央に配置されている。
インテリアでは、人間中心の設計思想「タズナ・コンセプト」を取り込み、高級感のある内装と操作性を両立させている[4]。"Cool"と"Relax"の違いは、アルミホイールが"Cool"ではダークグレーメタリック塗装+切削光輝なのに対し、"Relax"ではダークプレミアムメタリック塗装になっている。インテリアでは、"Relax"はセミアニリン本革シートだが"Cool"はウルトラスエードとのコンビシートになっているという違いがある。
このモデルでは、ほかの次世代LEXUSモデル(NX・LX・RX・RZ・LM)と同様に紙カタログはギャラリーのStyles、グレードや装備・スペックのみ掲載しているSelections、簡易的な掲載のLexus Dealer Optionの3部に、専用のBespoke Buildを加えた4部構成で、その他の詳細などはホームページで見る形式になっている。
年表
[編集]2023年6月5日、イタリアのミラノで世界初公開[5]。 同年11月9日に日本で正式発表された(同日より注文受付開始、12月下旬発売)[3]。日本仕様では"Cool"と"Relax"が導入され、オーダーメイド仕様の"Bespoke Build"も設定される。"Bespoke Build"は100台限定となるため、発表日から11月21日まで申込受付を行い、当選者には販売店から連絡が入る抽選販売の形態が採られる。
2024年7月18日には、追加モデルとして「MORIZO RR」を発表、同日より受付を開始した[6]。発売は8月下旬予定。同時に、「MORIZO RR "Bespoke Build"」を同日から2024年7月31日まで100台限定抽選販売。東京オートサロン2024等で「MORIZO RR CONCEPT」として展示されていたもので、パワートレインをモデル専用のものに変更、フロントロアアームにレスポンス向上減衰構造REDS(Response-Enhancing Damping Structure)を世界で初めて採用した。"Bespoke Build"は、モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローをあしらったブレーキキャリパーが専用アイテムとして用意される。
2024年10月31日、新グレード"Elegant"を発売[7]。価格は税込420万円とUX300hベースモデルよりも抑えられている。エクステリアカラーは"Bespoke Build"で選択できるアストログレーマイカメタリックを含めた全6色で、同じく"Bespoke Build"でのみ選択できる225/60R17タイヤ&17インチアルミホイール(ミディアムグレーメタリック塗装)を標準とした。インテリアでは「モーヴ」「ソリスホワイト」のL texシート(ステアリングもL texになる)を採用した。
パワートレイン
[編集]エンジンは1.5L直列3気筒エンジンのM15A-FXE型が搭載され、そこにギアトレーンとモーターが一体となったトランスアスクルとバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせたトヨタ・ハイブリッド・システムが採用されている[8]。このため変速システムは、動力分割機構(電気式無段変速機)となる。ハイブリッドシステム自体は第4世代の技術をベースに、ギアトレーンとモーターは第5世代の技術を組み合わせている[8]。前輪駆動に加え、リアにもモーターを備えた電気式四輪駆動システム「E-Four」が設定されている。
MORIZO RRはエンジンをGRヤリス向けに開発された1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)に変更している。トランスミッションはDirect Shift-8ATに加えて、日本のレクサス史上初となる6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を選択可能にした。駆動方式は電子制御フルタイムAWDのみである。
ハイブリッド | |||||
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エンジン・ 電気モーター |
タイプ | 排気量 (cc) |
最高出力 (kW (PS)/rpm) |
最大トルク (Nm (kgm)/rpm) |
備考 |
M15A-FXE型 | 直列3気筒DOHC | 1,490 | 67 (91) / 5,500 | 120 (12.2) / 3,800 - 4,800 | 無鉛レギュラーガソリン仕様 |
1VM型 | 交流同期電動機 | - | 69 (94) | 185 (18.9) | フロントモーター |
1MM型 | 交流誘導電動機 | - | 5 (6.8) | 52 (5.3) | リアモーター(AWDのみ) |
合計 | - | - | 100 (136) | 185 (18.9) | システム出力およびシステムトルク[2] |
ガソリンエンジン | |||||
エンジン | タイプ | 排気量 (cc) |
最高出力 (kW (PS)/rpm) |
最大トルク (Nm (kgm)/rpm) |
備考 |
G16E-GTS型 | 直列3気筒DOHC ICターボ |
1,618 | 224 (305) / 6,500 | 400 (40.8) / 3,250 - 4,600 | 無鉛プレミアムガソリン仕様 |
脚注
[編集]- ^ ハイブリッド車のE-Fourとは異なる。
- ^ a b Avanti Yasunori (2024年10月20日). “東京オートサロン2024に登場するレクサスLBXのパフォーマンスモデルは「LBX F」? それとも「GR LBX」?”. CLICCCAR. 2024年11月12日閲覧。
- ^ a b 『LEXUS、新型「LBX」を発売』(プレスリリース)LEXUS、2023年11月9日 。2024年11月12日閲覧。
- ^ a b c d 鈴木ケンイチ (2023年6月13日). “ついに世界初公開 レクサス最小のSUV新型「LBX」ってどんなクルマ? 全長4.2mに込められたレクサスらしさとは”. VAGUE. 株式会社メディア・ヴァーグ. 2024年11月12日閲覧。
- ^ a b “後席は快適? レクサスの“小さな高級車”新型「LBX」のリアシートをチェック コンパクトSUVとは思えない“プレミアムな仕立て”が心地いい | VAGUE(ヴァーグ)”. VAGUE (2023年6月13日). 2023年6月16日閲覧。
- ^ 『LEXUS、LBXにハイパフォーマンスモデルLBX“MORIZO RR”を新規設定』(プレスリリース)LEXUS(トヨタ自動車)、2024年7月18日 。
- ^ 『LEXUS、「LBX」に“Elegant”を追加設定』(プレスリリース)LEXUS(トヨタ自動車)、2024年10月31日 。
- ^ a b “実は“あの車”と同じじゃなかった!! レクサスLBXのメカニズムを探る ~パワーユニット編~”. Motor-Fan CAR (2023年11月10日). 2024年11月12日閲覧。