ラザロフ Laz-7
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ラザロフ Laz-7(ブルガリア語:Лазаров Лаз-7)は、第二次世界大戦後に設計・製造されたブルガリアの複座練習機・グライダー曳航機である。
概要
[編集]1946年、ユーゴスラビアで行われた新型練習機のコンペに、ツヴェタン・ラザロフによる原設計が提出された。この原設計に基づきブルガリア国内で量産化・製造が試みられ、1948年に初飛行した。[1]
構造
[編集]鋼管と木材を組み合わせたフレームに羽布を張った構造である。
派生型
[編集]- Laz-7(試作型)
- 出力160馬力 (119kW)のWalter Minor 6-IIIチェコスロバキア製液冷エンジンを搭載した試作型。
- Laz-7
- 試作型に基づき機体を改設計した量産型。
- Laz-7M
- エンジンをソ連製のM-11FR空冷エンジン(出力160馬力)に換装し、機体にも大幅な改設計を加えた型。
運用
[編集]ブルガリア空軍、およびブルガリア各地に点在したフライトクラブにて練習機・グライダー牽引機・曲技機など多目的にわたり使用されていた。ブルガリア初の宇宙飛行士であるギオルギー・イワノフも、訓練課程の初期においてこの機体を用いたグライダー訓練、および飛行訓練を行っていた。[2]
要目
[編集]乗員 - 1または2名
エンジン – Walter Minor 6.III(Laz-7Mは M-11FR を搭載)
最大出力 – 160 hp(117.6 kW)
巡航出力 – 125 hp(92 kW)
全長 – 8.20 m
全高 – 2.32 m
翼幅 – 10.60 m
支持面積 – 16.40 ㎡
重量 - 765 kg (Laz-7Mは 870 kg)
全備重量 – 1130 kg、(Laz-7Mは 1310 kg)
最高速度 - 218 km/h
巡航速度 - 194 km/h
最高速度(爆装およびパイロット 1 名搭乗時) – 199 km/h
巡航速度(爆装およびパイロット 1 名搭乗時) – 188 km/h
全備時最高高度 – 3500 m
関連項目
[編集]出典
[編集]脚注
[編集]- ^ a b (英語) Air Pictorial and Air Reserve Gazette. Air League of the British Empire. (1957)
- ^ Burgess, Colin; Vis, Bert (2015-11-19) (英語). Interkosmos: The Eastern Bloc's Early Space Program. Springer. ISBN 978-3-319-24163-0