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ライカLマウント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Lマウントから転送)
Lマウントアライアンス
創立 2018年
中核企業 ライカパナソニックシグマErnst Leitz Wetzlar GmbHDJISAMYANGアストロデザイン
外部リンク Lマウントアライアンス公式サイト
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ライカLマウントは、ライカ が自社のミラーレスカメラ のために開発したユニバーサル・マウントの規格である。

Lマウントシステムのうち、TLはAPS-Cサイズのセンサーに対応したシステムであり、SLは35mmフルサイズセンサーに対応したシステムの呼称である。

日本での通称が「Lマウント」である[1]ライカスクリューマウント(またはL39マウント)に関してはライカマウントレンズの一覧を参照のこと。

概要

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L-Mountはライカの登録商標である(国際登録番号1411940[2])。

2014年4月、同マウント規格を採用したAPS-Cミラーレスカメラ「ライカ T」(Typ 701)が発表された。当初はライカTマウントと呼称していた。

2015年10月、35mmフルサイズミラーレスカメラ「ライカ SL」(Typ 601)およびライカTマウントと共通の形状であるライカLマウントが発表された。 フルサイズ用のSLシステム発表に伴い、APS-C用システムの名称をTシステムからTLシステムに移行することが予告された。

2016年11月、「ライカ T」(Typ 701)の後継機である「ライカ TL」の発表に伴い、正式にライカTはライカTLに改められた[3]

2018年9月25日、フォトキナにて、ライカ、パナソニックシグマの3社がLマウントアライアンス[4]で協業することを発表した[5]

Lマウントを最初に採用したライカ T (701)
左からシグマの山木和人、ライカカメラAGのアンドレアス・カウフマン、パナソニックの北川潤一郎。2018年9月25日のPhotokinaでのアライアンス発表後
パナソニック LUMIX S1R と50 mm f/1.4レンズ(photokina 2018年9月)

2021年10月14日、Ernst Leitz Wetzlar GmbH(エルンスト・ライツ・ウェッツラー)がLマウントアライアンスに参加[6]

2022年6月16日、DJIがLマウントアライアンスに参加[7]

2023年7月14日、SAMYANG OpticsアストロデザインがLマウントアライアンスに参加[8]。計7社となった。

技術情報

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Lマウントは、直径51.6mm、フランジバック20.0mm のバヨネットマウントである[9]

LマウントのレンズはAPS-C用のTLレンズとフルサイズ用のSLレンズの2種類が存在する。 TLレンズをSLシステムのカメラにマウントした場合、自動的にAPS-Cサイズのセンサーモードに切り替わりクロップされる。 SLレンズをTLシステムのカメラにマウントした場合、画角が狭くなるが使用は可能である。

カメラ製品

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APS-C

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フルサイズ

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レンズラインナップ

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レンズアダプタ

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  • ライカ R-Adapter Lライカ Rマウント
  • ライカ S-Adapter Lライカ Sマウント )- AF/AE可能
  • ライカ M-Adapter Lライカ Mマウント )- 6ビット識別コードを読み取るセンサーを装備しているため、対応レンズの識別が可能となる。
  • ライカ PL-Adapter LPLマウント
  • シグマ MC-21 SA-Lシグマ SAマウント )- AF/AE可能。取り外し可能な三脚座が付属する。
  • シグマ MC-21 EF-Lキャノン EFマウント )- AF/AE可能。取り外し可能な三脚座が付属する。
  • シグマ MC-31 PL-LPLマウント )- 取り外し可能な三脚座が付属する。
  • Novoflex SL-EOS Adapterキヤノン EFマウント )- AF/AE可能。純正ではないがライカのオフィシャルショップで購入可能である。
  • Novoflex SL/NIK Adapterニコン Fマウント )- AF/AE可能

脚注

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出典

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  1. ^ 株式会社インプレス (2015年11月4日). “ライカSL、その名の由来は?” (日本語). デジカメ Watch. https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/728735.html 2018年12月10日閲覧。 
  2. ^ j-platpat 2023年8月26日閲覧。
  3. ^ “New Leica TL System announced” (英語). Leica Forum Blog. (2016年11月8日). https://www.l-camera-forum.com/leica-news/2016/11/new-leica-tl-system-announced/ 2018年9月23日閲覧。 
  4. ^ L-Mount: The universal lens bayonet for interchangeable lenses” (英語). l-mount.com. 2018年9月29日閲覧。
  5. ^ 株式会社インプレス (2018年9月25日). “【フォトキナ】ライカ、パナソニック、シグマが「Lマウントアライアンス」で協業 3社からカメラと交換レンズが登場” (日本語). デジカメ Watch. https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1144754.html 2018年9月29日閲覧。 
  6. ^ 株式会社インプレス (2021年10月26日). “Lマウントアライアンスに4社目「エルンスト・ライツ・ウェッツラー」が参加 Leitzバッジのシネマレンズを展開”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2022年6月16日). “DJIが「Lマウントアライアンス」に加入。シネマカメラ用のLマウントユニットを予告”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
  8. ^ 株式会社インプレス (2023年7月14日). “Lマウントアライアンスに新たな2社が加入…SAMYANG Opticsとアストロデザイン”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
  9. ^ Lマウント | Q&A”. l-mount.com. 2018年9月29日閲覧。

参考文献

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Leica SL lenses”. Leica Company Website. Leica Camera AG. 2018年9月23日閲覧。

Adapter-Finder of Novoflex”. Novoflex Company Website. Novoflex. 2018年9月23日閲覧。

SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21 開発発表”. SIGMA Company Website. SIGMA. 2019年2月28日閲覧。