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コルピクラーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Korpiklaaniから転送)
コルピクラーニ
Korpiklaani
ドイツ・バレンシュテット公演(2019年7月)

バンドロゴ
基本情報
別名 シャマーニ・デュオ(Shamaani Duo)(1993 - 1997)
シャーマン (Shaman) (1997 - 2003)
出身地  フィンランド
南スオミ州ラハティ
ジャンル フォーク・メタル
北欧メタル
活動期間 1993年 - 現在
レーベル スナップ・レコード
ナチュラル・ボーン・レコード
ナパーム・レコード
ニュークリア・ブラスト
サウンドホリック
ハウリング・ブル
アヴァロン・レーベル
キングレコード
公式サイト korpiklaani.com
メンバー ヨンネ・ヤルヴェラ (ボーカルギター)
カッレ・サヴィヤルヴィ (ギター)
ヤルッコ・アールトネン (ベース)
オリ・ヴァンスカ (ヴァイオリン)
サミ・ペルットゥラ (アコーディオン)
サムリ・ミッコネン (ドラム)
旧メンバー ユホ・カウッピネン (アコーディオン)
テーム・エーロラ (ヴァイオリン)
ヤーッコ・レッメッティ (ヴァイオリン・ヨウヒッコフルート)
アリ・マーッタ (パーカッション)
アルト・ティッサリ (ベース)
トニ・ホンカネン (ギター)
サム・ルオツァライネン (ドラム)
マッティ・ヨハンソン (ドラム)
トニ・ナイッキ (ギター)
ユハ・タックネン (ギター)
ヤンネ・グタウル (ベース)
ヴェーラ・ムフリ (キーボード)
ナッレ・オステルマン (ドラム)
ユッシ・ラトヴァラ (パーカッション)
テロ・ピーライネン (ギター)
イルッカ・キルペライネン (ベース)
ユケ・エラカンガス (ドラム)
ツォーマス・ロウナカリ (ヴァイオリン)

コルピクラーニKorpiklaani)は、フィンランド出身のフォーク・メタルバンド

同国土着の民族音楽を採り入れた北欧メタルを展開し、フォーク・メタルの第一人者として認識されている。

概要

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元々はシャーマンShaman)というバンド名で1997年に結成された。シャーマンは2枚のアルバムをリリースしたが、同名のバンドがいることや、また音楽性をより明確にするため現バンド名に改名した。初期の日本盤配給会社となったサウンドホリックのプロモーション戦略により「森メタル」「旅メタル」などと頻繁にジャンル名が変更されていた。このプロモーション戦略は、アヴァロン・レーベルからのリリースとなった5thアルバムで『森界の王』で一旦終了した。しかし、キングレコードからのリリースとなった、6thアルバム『コルピの酒盛り』から再び復活し、6thアルバムでは「酒メタル」となった。

略歴

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コルピクラーニのルーツは1993年のヨンネ・ヤルヴェラが中心のグループ、シャマーニ・デュオShamaani Duo)まで遡る。このグループはサーミ人民族音楽を演奏しており、アルバムもリリースした。このグループを基盤として、1997年にヨンネが中心となって、フォーク・メタルバンドであるシャーマンShaman)を結成した。1999年に1stアルバム『Idja』をリリースしデビューしている。同アルバムには当時ワルタリで活動し、後にチルドレン・オブ・ボドムに加入するローペ・ラトヴァラがゲストで参加し、プロデューサーを務めている。この縁からか、ローペの兄弟のユッシ "ホッセ" ラトヴァラがパーカッショニストとしてシャーマンに加入している。シャーマンは2000年から2001年にかけて活動休止を挟みつつも、2枚のアルバムをリリースした。2003年に現在のコルピクラーニ名義に変更した。これに伴いそれまで使用していた伝統的な民族楽器や北部サーミ語ヨイクと呼ばれる発声法をやめることとなった。また、この改名に併せてヨンネ以外のメンバーが総入れ替えとなっている。

2005年、2ndアルバム『荒野のコルピクラーニ』でサウンドホリックから日本デビュー。奇妙なPVと珍妙な邦題がインターネット上で話題を呼び、ヘヴィメタルファンのリスナー以外からも注目を浴びる。2006年4月26日には3rdアルバム『世にもコルピな物語』がリリース。同日には、1stアルバムが、『翔び出せ! コルピクラーニ』と題されて日本リリースされている。2007年にリリースされた4thアルバム『コルピと古の黒き賢者』は、日本ではハウリング・ブルからリリースされ、同年9月には初の日本公演も決定した。

4thアルバムリリース後、レーベルをナパーム・レコードから、ニュークリア・ブラストに移籍した。その関係で、日本での配給会社がアヴァロン・レーベルとなった。2008年、5thアルバム『森界の王』をリリースした。同アルバムは、唯一邦題に、コルピクラーニまたはコルピが入っていないものとなっている。

2009年、6thアルバム『コルピの酒盛り』をリリース。

2011年、7thアルバム『コルピの神様』をリリース。6thアルバムから日本ではキングレコードからのリリースとなっている。

2009年5月に再来日を果たすも、9月に健康上の理由からヒッタヴァイネンが脱退。新たにテーム・エーロラが加入することが発表された。

2012年、テームが脱退しツォーマス・ロウナカリが加入。同年に8thアルバム『コルピと黄泉の世界』をリリース。

2013年、ユホが脱退しサミ・ペルットゥラが加入。

2015年、9thアルバム『コルピと魔術師達の宝玉』をリリースし[1]2017年9月に3度目の来日を果たした[2]

2018年、節目の10thアルバム『北欧コルピひとり旅』をリリース[3]

2019年12月、2003年から17年間ドラマーを務めたマットソンの脱退が発表された[4]。代わって、プロフェイン・オーメンやヨンネ・ヤルヴェラのソロプロジェクトで活動歴があり、バトル・ビーストにライブセッションとして参加するサムリ・ミッコネンが加入した[4]。ミッコネンは、前年にリリースされた『北欧コルピひとり旅』の内、数曲にドラマーとしてゲスト参加していた[4]

メンバー

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2020年5月時点

現ラインナップ

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  • ヨンネ・ヤルヴェラ (Jonne Järvelä) - ボーカル/ギター (1997 - )
  • カッレ "ケーン" サヴィヤルヴィ (Kalle "Cane" Savijärvi) - ギター (2003 - )
  • ヤルッコ・アールトネン (Jarkko Aaltonen) - ベース (2005 - )
  • ツォーマス・ロウナカリ (Tuomas Rounakari) - ヴァイオリン (2012 - )
  • サミ・ペルットゥラ (Sami Perttula) アコーディオン (2013 - )
  • サムリ・ミッコネン (Samuli Mikkonen) - ドラム (2019 - )

旧メンバー

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  • ユホ・カウッピネン (Juho Kauppinen) - アコーディオン (2004 - 2013)
  • テーム・エーロラ (Teemu Eerola) - ヴァイオリン (2011 - 2012)
  • ヤーッコ "ヒッタヴァイネン" レッメッティ (Jaakko "Hittavainen" Lemmetty) - ヴァイオリン/ヨウヒッコ/フルート(2003 - 2011)
  • アリ・マーッタ (Ali Määttä) - パーカッション (2003 - 2005)
  • アルト・ティッサリ (Arto Tissari) - ベース (2003 - 2005)
  • トニ "ホンカ" ホンカネン (Toni "Honka" Honkanen) - ギター (2003 - 2005)
  • サム・ルオツァライネン (Samu Ruotsalainen) - ドラム (2003)
  • マッティ "マットソン" ヨハンソン (Matti "Matson" Johansson) - ドラム(2003 - 2019)
以下、シャーマン時代の在籍者
  • トニ・ナイッキ (Toni Näykki) - ギター
  • ユハ・タックネン (Juha Takkunen) - ギター
  • ヤンネ・グタウル (Janne G'thaur) - ベース
  • ヴェーラ・ムフリ (Veera Muhli) - キーボード
  • ナッレ・オステルマン (Nalle Österman) - ドラム
  • ユッシ "ホッセ" ラトヴァラ (Jussi "Hosse" Latvala) - パーカッション
    ローペ・ラトヴァラチルドレン・オブ・ボドムワルタリ等)の兄弟。
  • テロ・ピーライネン (Tero Piirainen) - ギター
  • イルッカ・キルペライネン (Ilkka Kilpeläinen) - ベース
  • ユケ・エラカンガス (Juke Eräkangas) - ドラムス

ディスコグラフィー

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脚注

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外部リンク

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