KMail
作者 | KMail Development Team |
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最新版 | |
リポジトリ | |
対応OS | クロスプラットフォーム |
プラットフォーム | KDE |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | 電子メールクライアント |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | KMail - KDE UserBase |
KMailはKDEデスクトップ環境における電子メールクライアントである。
フォルダ、フィルタリング、HTMLメールの表示、国際文字セットをサポートする。IMAP、dIMAP[1]、POP3や、送られてきたメールに対するローカルのメールボックスを扱える。SMTPやsendmailを通じてメールを送れる。
スパムとフィルタリング
[編集]KMailにはスパムフィルタープログラムを扱えるようにするための二つの特別なフィルターがある。
- プログラムにメールを送る : どのようなプログラムでも指定できる。KMailフィルターが有効のとき、プログラムは実行され、プログラムに標準入力として Eメールの内容を与えることができる。
- メールをプログラムに通す : 特定のプログラムにメールを送るだけでなく、メールの内容をそのプログラムの出力で置き換えることができる。これによりSpamAssassinのようなメールに独自のヘッダを付加するシステムを利用できるようになる。
このようなモジュール化されたフィルターはテキストフィルター組み合わせられるので、(例えば)SpamAssassinによって印が付けられたメールをヘッダを検索することで検出することができる。
KMailでメールサーバ上でスパムのフィルタリングを手動で行える。これはダイアルアップユーザにとっては非常に興味深い機能である。最大サイズを超えたメールは自動的にローカルコンピュータにコピーされない。「ダウンロード」、「メールを後でダウンロード」、「サーバからメールを削除」というオプションがあり、KMailはメールの一覧を表示するがメッセージ全体をダウンロードしないようにできる。そのためスパムや大きなサイズのメッセージを削除するときに時間の節約となる。
暗号化のサポート
[編集]KMailはOpenPGP標準をサポートし、インラインやOpenPGP/MIME法を用いた署名/暗号化を通じたメールメッセージや添付ファイルの自動的な暗号化、復号、署名の検証を行える。KMailではこの機能を実現するのにGnuPGを利用している。ユーザが視覚的に区別できるように、KMailでは検証したメールを信頼できる署名に対しては緑、信頼できない署名に対しては黄、無効な署名に対しては赤、暗号化されたメッセージに対しては青で色付けする。
KMailはS/MIMEメッセージやChiasmus[2](ドイツのBSIによって作られたプロプライエタリな暗号化システム)もサポートする。
グループウェアサポート
[編集]Kontact個人情報マネージャスイートの一部として使った場合、KMailはグループウェアクライアントとして動作し、ユーザ間でコンタクトリスト、メール、カレンダーやメモ書きを共有できる。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- KMail 公式サイト - KDE UserBase
- KMail ハンドブック - KDE Documentation
- KDE - KMail - Mail Client
- ^ "KDE Ships Plasma 5.5.3, Bugfix Release for January"; 作品または名前の言語: 英語.