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KMail

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Kmailから転送)
KMail
作者 KMail Development Team
最新版
KDE 5.5.3[1] ウィキデータを編集 / 2016年1月6日 (8年前)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム KDE
サポート状況 開発中
種別 電子メールクライアント
ライセンス GNU General Public License
公式サイト KMail - KDE UserBase
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KMailKDEデスクトップ環境における電子メールクライアントである。

フォルダ、フィルタリング、HTMLメールの表示、国際文字セットをサポートする。IMAPdIMAP[1]POP3や、送られてきたメールに対するローカルのメールボックスを扱える。SMTPsendmailを通じてメールを送れる。

スパムとフィルタリング

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KMailにはスパムフィルタープログラムを扱えるようにするための二つの特別なフィルターがある。

  • プログラムにメールを送る : どのようなプログラムでも指定できる。KMailフィルターが有効のとき、プログラムは実行され、プログラムに標準入力として Eメールの内容を与えることができる。
  • メールをプログラムに通す : 特定のプログラムにメールを送るだけでなく、メールの内容をそのプログラムの出力で置き換えることができる。これによりSpamAssassinのようなメールに独自のヘッダを付加するシステムを利用できるようになる。

このようなモジュール化されたフィルターはテキストフィルター組み合わせられるので、(例えば)SpamAssassinによって印が付けられたメールをヘッダを検索することで検出することができる。

KMailでメールサーバ上でスパムのフィルタリングを手動で行える。これはダイアルアップユーザにとっては非常に興味深い機能である。最大サイズを超えたメールは自動的にローカルコンピュータにコピーされない。「ダウンロード」、「メールを後でダウンロード」、「サーバからメールを削除」というオプションがあり、KMailはメールの一覧を表示するがメッセージ全体をダウンロードしないようにできる。そのためスパムや大きなサイズのメッセージを削除するときに時間の節約となる。

暗号化のサポート

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KMailはOpenPGP標準をサポートし、インラインやOpenPGP/MIME法を用いた署名/暗号化を通じたメールメッセージや添付ファイルの自動的な暗号化、復号、署名の検証を行える。KMailではこの機能を実現するのにGnuPGを利用している。ユーザが視覚的に区別できるように、KMailでは検証したメールを信頼できる署名に対しては緑、信頼できない署名に対しては黄、無効な署名に対しては赤、暗号化されたメッセージに対しては青で色付けする。

KMailはS/MIMEメッセージやChiasmus[2](ドイツのBSIによって作られたプロプライエタリな暗号化システム)もサポートする。

グループウェアサポート

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Kontact個人情報マネージャスイートの一部として使った場合、KMailはグループウェアクライアントとして動作し、ユーザ間でコンタクトリスト、メール、カレンダーやメモ書きを共有できる。

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ "KDE Ships Plasma 5.5.3, Bugfix Release for January"; 作品または名前の言語: 英語.