コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

久保村喜代子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Kiyoko Kubomuraから転送)
くぼむら きよこ

久保村 喜代子
フランス・パリにて
生誕 東京都中央区
国籍 日本の旗 日本
出身校 青山学院女子短期大学
職業 フードスタイリスト・フードテクノロジスト・フードサイエンティストフレーバリスト学術博士
団体 久保村食文化研究所
受賞 フランス料理 ブロンズ賞受賞
IFTフェロー賞(2008)
IFT: Calvert L. Willey Distinguished Service Award(2019)
テンプレートを表示

久保村 喜代子(くぼむら きよこ)は、日本フードスタイリストフードサイエンティストフレーバリスト学術博士。久保村食文化研究所代表。東京都中央区出身。青山学院女子短期大学から、当時第一号編入学で実践女子大学に進学し卒業。キャリアを積んだ後、大妻女子大学食品科学部にて博士号を取得。

人物

[編集]

実践女子大卒業後、青山学院女子短期大学食品学研究室・助手を経て、専業主婦に。専業主婦ながら、食品や食文化への興味は尽きず、海外留学をし、イギリスロンドンで語学と食品香料開発を習得。 東京調理師専門学校を卒業後、カルピスR&Dセンターキッチン、小川香料、外資系香料会社などに勤務したのち、独立。 独立後、日本橋に「久保村食文化研究所」を設立。

食品香料の開発、料理メニュー開発、加工食品用工業用処方開発などを強みとして、食品大手各社のコンサルティングを務めている。

畜肉副産生物や水産物加工残渣などのリアクションセイボリーフレーバーを専門として、ラーメンスープの香味油などアイテム開発実績が多数。特に食品メーカーやレストランメニューの新製品開発(サポート有)では1000アイテムを数えている。

食品の生化学反応だけでなく、その食材の身体への生理的役割、および”食”に関する喜び、嗜好を熟知している。

経歴

[編集]

食品業界でのキャリアを確立後、博士号を取得。研究は、ボイスンベリーのポリフェノール、肝臓疾患時のポリフェノールによる鎮静効果、糖尿病ラッツの酸化ストレスと過酸化への保護効果。

久保村は長年に渡り、食科学分野へ従事、女性のフードサイエンティストとして、また働く女性として、時代を切り拓いてきた第一人者。

学会活動

[編集]

評議員

料理教室講師

  • NTT健康料理、味の素、パートナーズ料理教室など歴任

賞歴

[編集]
  • フランス料理 ブロンズ賞受賞
  • IFTフェロー賞(アジア初食品産業界出身サイエンティストとして受賞)[1]
  • Calvert L. Willey Distinguished Service Award

メディア

[編集]
著書
  • 久保村喜代子、久保村食文化研究所『後ろ指をさされない手抜き料理完全ガイド』作品社、1994年9月。ISBN 4878932066 

脚注

[編集]
  1. ^ 久保村喜代子氏、IFT19で日本人初受賞”. 日本食糧新聞 (2019年7月12日). 2019年11月1日閲覧。

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]