キング・コング&ジャングル・ガールズ
キング・コング&ジャングル・ガールズ(King Kong & D. Jungle Girls)は、イタリア出身の1980年代ユーロビートを代表するポップ・グループで、FLEA Recordsに所属していた。
概要
[編集]表向きは、イタリアのTV局で働いていた経歴を持つ「D.J. King Kong」(本名・アンドレア)と、アレクサンドラとロベルタの2人からなる「D. Jungle Girl」で構成されるグループとされているが、実際にはイタリアのユーロビート制作会社・SAIFAMの中心人物であるマウロ・ファリーナとジュリアーノ・クリヴェレンテのプロデュースで結成された音楽プロジェクトであり、異なる楽曲で、ファリーナを含む複数のヴォーカリストが歌唱を担当している。また、ファリーナとクリヴェレンテがSAIFAMでの活動に専念するためFLEAへの楽曲提供を終了してからは、A.BEAT-Cを設立する前後であったデイヴ・ロジャースなどのソングライターによるプロデュースユニットとなり、同レーベルの設立後も平行して同プロジェクトを引き続きプロデュースしている。
日本で人気となり、特に『Boom Boom Dollar』(1989年)と『Walkie Talkie』(1989年)が大ヒットした。
1989年には来日して「ブン・ブン・ツアー」を開催したもののゴリラの覆面をかぶっていたため、その正体は定かではない。
メンバー
[編集]D.J. King Kong:アンドレア(苗字不明)(ヴォーカリストはマウロ・ファリーナ(1988年 - 1991年)⇒デイヴ・ロジャース(1991年 - 1993年))
D.Jungle Girls:アレクサンドラ、ロベルタ(共に苗字は不明)(ヴォーカリストはクララ・モローニ、エレーナ・フェレッティ)
アルバム
[編集]- 1989年 - Boom Boom Dollars(恋のブン・ブン・ダラー)
- 1991年 - King Kong
シングル
[編集]- Lies
- It's So Funny
- Boom Boom Dollar(恋のブン・ブン・ダラー)
- Walkie Talkie
- Love & American Dollars
日本公演
[編集]- 1989年 - ブン・ブン・ツアー
参照
[編集]関連項目
[編集]- ローラン・ジェルメッティ - 活動初期から中期にかけて発表された同バンドの楽曲のミキシングを担当している。
- THAT'S EUROBEAT