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(709487) 2013 BL76

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
K13B76Lから転送)
(709487) 2013 BL76
分類 小惑星太陽系外縁天体[1]
軌道の種類 逆行小惑星
土星横断小惑星
天王星横断小惑星
海王星横断小惑星
発見
発見日 2013年1月20日[2][3]
発見者 レモン山スカイサーベイ[2][3]
発見方法 自動検出
軌道要素と性質
元期:TDB 2458600.5 (2019年4月27.0日)[1]
軌道長半径 (a) 966.4273742333567 au[1]
近日点距離 (q) 8.354828187265538 au[1]
遠日点距離 (Q) 1924.499920279448 au[1]
離心率 (e) 0.9913549342557756[1]
公転周期 (P) 10973679.23015113 日[1]
(30044.30 年[1])
軌道傾斜角 (i) 98.5918528472484 度[1]
近日点引数 (ω) 165.869112499064 度[1]
昇交点黄経 (Ω) 180.1464235188578 度[1]
平均近点角 (M) 0.07795110777582254 度[1]
前回近日点通過 JED 2456224.359854536622
(2012年10月23日)[1]
次回近日点通過 32000年頃
物理的性質
直径 31 km[4]
絶対等級 (H) 10.8[1]
アルベド(反射能) 0.09(仮定)[5]
表面温度
最低 平均 最高
94 K[6] 8 K[6] 5 K[6]
他のカタログでの名称
2013 BL76[1]
K13B76L[3]
Template (ノート 解説) ■Project

(709487) 2013 BL76 は、太陽系外縁天体に位置付けられる小惑星の1つ[1]2013年1月20日レモン山スカイサーベイで発見され、その後2012年10月7日パンスターズの撮影した写真にも写っていることが判明した[3]

軌道の性質

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2013 BL76 の公転軌道は、小惑星というよりむしろ彗星に近い極端な楕円形である。発見当時は太陽系で最も軌道長半径と遠日点距離が大きな小惑星とされていたが、軌道が精査された結果、遠日点距離は2,000au未満、軌道長半径も1,000au未満であるとされている[1]

長大な軌道のため、公転周期は約30000年である[1]2012年10月23日に近日点を通過し[1]、軌道パラメーターに変更がなければ、次回近日点を通過するのは32000年頃である。公転周期が4万年以上の小惑星は 2013 BL76 の他には 2005 VX3 しか知られていない。軌道傾斜角は98.6度[1]とほぼ横倒しであり、わずかに90度を上回っていることから逆行小惑星に分類される。

物理的性質

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2013 BL76絶対等級は10.8等級[1]である。太陽系外縁天体の直径の推定に使われるアルベド0.09[5]を代入すると、直径は約31km[4]という微小な天体である。

2013 BL76 は極端な楕円軌道であるため、近日点における表面温度は-179℃であるが、ほとんどは絶対零度に近い低温であり、遠日点では-268℃となる[6]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u (2013 BL76)”. JPL Small-Body Database Browser. JPL/NASA. 2019年4月27日閲覧。
  2. ^ a b 2013 BL76”. Minor Planet Center. 2019年4月27日閲覧。
  3. ^ a b c d MPEC 2013-C12 : 2013 BL76”. Minor Planet Center. 2019年4月27日閲覧。
  4. ^ a b Conversion of Absolute Magnitude to Diameter for Minor Planets Stephen F. Austin State University
  5. ^ a b List of Known Trans-Neptunian Objects Johnston's Archive
  6. ^ a b c d Planet Equilibrium Temperature HEC: Calculators

関連項目

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