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JRAジョッキーDay

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

JRAジョッキーDay(ジェイアールエージョッキーデー)とは、ばんえい競馬中央競馬(JRA)の騎手が参加する、ばんえい競馬のイベントである[1]

イベントの発端

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一般社団法人ばんえい競馬馬主協会理事の須藤一夫から、調教助手安藤賢一にイベントの打診があり、JRA騎手の藤田伸二が他のJRA所属騎手へ参加を呼び掛けて実現した企画である[2]

このイベントの成立により、ばんえい競馬のレースへJRA騎手が初めて参戦する機会となり[3]、以後同イベントが継続実施されてきている(「開催概要」節を参照)。

2020年から2023年にかけては新型コロナウイルスに伴い開催を見合わせ、2024年より再開されている[4]

イベントの概要

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当日はエキシビションレースがメインイベントとして行われる[1]

その他にもJRA騎手がプレゼンターを務める協賛競走やトークショー及びグッズプレゼントなどのイベントが催され、ばんえいやJRA騎手、そしてファンとの交流が行われる[5]

開催概要

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  • 第1回:2007年7月16日(月)開催[6]。告知が1週間前となる慌ただしいスケジュールとなる[7]。JRAの騎手が史上初めてばんえい競馬で騎乗する機会となった[3]
  • 第2回:2008年7月21日(月)開催[8]。元JRA騎手の細江純子がエキシビションレースへ参戦した[8]。細江の勝負服には映画「雪に願うこと」で吹石一恵が着用していた柄が再現された[9]
  • 第3回:2009年8月3日(月)開催[10]。かつてJRA騎手であった加賀武見が観戦に訪れた[11]。この回よりエキシビションレースが2レース制となり、合計着順ポイントによって順位を決定するルールとなった。
  • 第4回:2010年8月23日(月)開催[12][13]武豊が今回初参戦となる。第1回から出場は打診していたが[2][14]、交流重賞への参戦などでスケジュールの都合がつかず、今回ようやく参戦の運びとなった[2]。この年は「中高年の星」として一躍有名となったゴールデンバージが出走した[15]。出走した時に装着していた蹄鉄は帯広競馬場の「ゴールデンバージ特設コーナー」へ展示された[15]武幸四郎がエキシビションレースで落橇(らくそり)する一幕もあった[16]
  • 第5回:2011年8月22日(月)開催[17][18]。謎の騎手ミスターXとして小林徹弥が初参戦。覆面を装着して登場した[19]。なお、松岡正海の代わりに安藤賢一が急きょエキシビション第1レースへ騎乗する場面もあった[20]
  • 第6回:2012年8月20日(月)開催[21]。エキシビションレースの実況は昨季にて勇退した井馬博によって行われた[22]
  • 第7回:2013年11月18日(月)開催[1][23]。JRA札幌競馬場が改修中のため帯広までの移動距離と所要時間がネックとなり、11月まで開催がずれ込んだ[1]。第1回から出場を継続している勝浦正樹が他騎手へ参加を呼びかけたことにより、今回の開催が実現した[1]。準備期間不足のため「4 - 5人集まれば御の字」と勝浦は考えていたが、またたく間に騎手10人が名乗りをあげ、フルゲートによるエキシビションレースが開催できた[24]
  • 第8回:2014年8月25日(月)開催[25]。「ミスターX」として秋山真一郎が参戦[25]
  • 第9回:2015年8月24日(月)開催[26]。「ミスターX」として菱田裕二が参戦[26]
  • 第10回:2016年8月22日(月)開催。
  • 第11回:2017年8月21日(月)開催。
  • 第12回:2018年8月20日(月)開催。
  • 第13回:2019年8月19日(月)開催。
  • 第14回:2024年8月19日(月)開催[4]

歴代総合優勝者

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脚注

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  1. ^ a b c d e 田中哲実 (2013年11月20日). “「生産地だより」ばんえいJRAジョッキーDAY”. netkeiba.com. 2015年8月26日閲覧。
  2. ^ a b c 横田光俊 (2010年7月29日). “武豊がばんえい模擬レースに出場へ”. ばんえい十勝劇場(十勝毎日新聞). 2015年8月26日閲覧。
  3. ^ a b JRA騎手がばん馬に挑戦”. 北海道新聞帯広支社 (2007年7月17日). 2015年8月26日閲覧。
  4. ^ a b 5年ぶり開催!ばんえい競馬「JRAジョッキーデー」 松岡、横山武、佐々木ら9騎手が参戦 - 日刊スポーツ
  5. ^ 【お知らせ】JRAジョッキーDay2014イベントのご案内”. ばんえい十勝スタッフブログ(帯広競馬場) (2014年8月19日). 2015年8月26日閲覧。
  6. ^ a b ばんえいエキシビション、安藤勝己騎手が優勝”. netkeiba.com (2007年7月16日). 2015年8月26日閲覧。
  7. ^ 旋丸巴 (2007年8月2日). “やっぱり馬が好き(第37回)”. ばんえい競馬情報局(オッズパーク). 2015年8月26日閲覧。
  8. ^ a b c ばんえいエキシビション、藤田伸二騎手が優勝”. netkeiba.com (2008年7月21日). 2015年8月26日閲覧。
  9. ^ 旋丸巴 (2008年7月31日). “やっぱり馬が好き(第50回)”. ばんえい競馬情報局(オッズパーク). 2015年8月26日閲覧。
  10. ^ a b ばんえいエキシビション、安藤勝己騎手が総合優勝”. netkeiba.com (2009年8月4日). 2015年8月26日閲覧。
  11. ^ 旋丸巴 (2009年8月7日). “やっぱり馬が好き(第57回)”. ばんえい競馬情報局(オッズパーク). 2015年8月26日閲覧。
  12. ^ 【お知らせ】JRAジョッキーDayエキシビションレース結果”. ばんえい十勝オフィシャルサイト(帯広競馬場) (2010年8月23日). 2015年8月26日閲覧。
  13. ^ a b エキシビションレース、藤岡佑介騎手が総合優勝/ばんえい・JRAジョッキーDay”. netkeiba.com (2010年8月23日). 2015年8月26日閲覧。
  14. ^ 武豊騎手らがばんえい登場”. 北海道新聞帯広支社 (2010年8月13日). 2015年8月26日閲覧。
  15. ^ a b ゴールデンバージ出走!大口騎手1,000勝達成!”. ばんえい十勝スタッフブログ (2010年10月23日). 2015年8月26日閲覧。
  16. ^ 藤田伸二 (2010年8月27日). “ゆっくり休んだよ~”. 藤田伸二オフィシャルブログ「藤田伸二の男道」. 2015年8月26日閲覧。
  17. ^ 【お知らせ】「JRAジョッキーDAY」エキシビションレース結果”. ばんえい十勝オフィシャルサイト(帯広競馬場) (2011年8月22日). 2015年8月26日閲覧。
  18. ^ a b ばんえいエキシビジョンレースは武豊騎手が優勝”. netkeiba.com (2011年8月23日). 2015年8月26日閲覧。
  19. ^ JRAジョッキーDAY2011!”. ばんえい十勝スタッフブログ(帯広競馬場) (2011年8月27日). 2015年8月26日閲覧。
  20. ^ 小枝佳代 (2011年8月31日). “JRAジョッキーDAY パート2”. 楽天競馬. 2015年8月26日閲覧。
  21. ^ a b 小縣大輝 (2012年8月21日). “「JRAジョッキーDay」開催”. ばんえい十勝劇場(十勝毎日新聞). 2015年8月26日閲覧。
  22. ^ 小寺雄司 (2012年10月1日). “OddsParkClub Voi.27”. オッズパーク. p. 3. 2015年8月26日閲覧。
  23. ^ a b ばんえい十勝でJRAジョッキーDayが開催される - 馬産地ニュース”. 日本軽種馬協会(JBBA) (2013年11月19日). 2015年8月26日閲覧。
  24. ^ 井上オークス (2013年12月3日). “JRAジョッキーDay ばんえい競馬に、JRAジョッキーがやってきた!”. web Furlong 2013. 2015年8月26日閲覧。
  25. ^ a b c ばんえい「JRAジョッキーデー」に10名のJRA騎手が登場!”. netkeiba.com (2014年8月25日). 2015年8月26日閲覧。
  26. ^ a b c JRA騎手が模擬レース ミスターXは菱田騎手 帯広”. 十勝毎日新聞 (2015年8月25日). 2015年8月26日閲覧。
  27. ^ 勝浦正樹騎手が悲願の初優勝!/ばんえいJRAジョッキーDAY 2017ヤフースポーツ、2017年8月24日閲覧
  28. ^ 藤田菜七子、初ばんえい最高2着「リベンジしたい」ヤフースポーツ、2018年8月20日閲覧
  29. ^ やったぞ!富田暁!ばんえい競馬JRAジョッキーDAYのエキシビジョンで「気合の勝利」日刊スポーツ、2024年8月19日配信・閲覧