ハロルド・スコット・マクドナルド・コクセター

Harold Scott MacDonald Coxeter ハロルド・スコット・マクドナルド・コクセター
コクセター（1970年、コロンバス）
生誕	(1907-02-09) 1907年2月9日 イギリス イングランド、ロンドン
死没	2003年3月31日(2003-03-31)（96歳没） カナダ オンタリオ州、トロント
研究分野	幾何学
研究機関	トロント大学
出身校	ケンブリッジ大学
指導教員	ヘンリー・フレデリック・ベイカー
博士課程 指導学生	ノーマン・ジョンソン
主な業績	コクセター群 Coxeter element Coxeter functor コクセターグラフ コクセターマトロイド Coxeter notation Coxeter's loxodromic sequence of tangent circles コクセター–ディンキン図形 コクセター–トッド格子 Boerdijk–Coxeter helix Goldberg–Coxeter construction トッド–コクセターアルゴリズム タット–コクセターグラフ LCF notation ねじれ正多面体
主な受賞歴	スミス賞 (1931) ヘンリー・マーシャル・トーリー・メダル (1949) FRS (1950) ジェフリー・ウィリアムズ賞 (1973) CRM-Fields-PIMS prize (1995) シルヴェスター・メダル (1997)
配偶者	ヘンドリカ（Hendrina、1999年没）
子供	娘 スーザン・トマス（Susan Thomas） 息子 エドガー（Edgar）
プロジェクト:人物伝

ハロルド・スコット・マクドナルド・コクセター（Harold Scott MacDonald Coxeter, 1907年2月9日 - 2003年3月31日）は、イギリス生まれの数学者。

人物

ロンドンに生まれ、ケンブリッジ大学を1928年に卒業、1931年に同大学院から数学のPh.D.を取得後、カナダのトロント大学に就任する。専門は幾何学であり、不連続群や多胞体の研究で先駆的な業績を残した。また、数学の抽象化が称揚された時代の中、イメージ豊かな幾何学の探究を続けており、「現代のユークリッド」とも称される。 エッシャーにポアンカレ円板などについて幾何学に基づいたアドバイスを行った。1950年に王立協会フェロー選出。

参考文献

• H.S.M.コクセター著、銀林浩訳『幾何学入門（上・下）』2009年、ちくま学芸文庫
• シュボーン・ロバーツ著、糸川洋訳、『多面体と宇宙の謎に迫った幾何学者』、日経BP社、2009年。ISBN 978-4-8222-8382-7

関連項目

• 幾何学
• コクセター群
• コクセター群の同型問題