ローズ・オブ・ザ・ニュー・チャーチ
ローズ・オブ・ザ・ニュー・チャーチ The Lords of the New Church | |
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出身地 | アメリカ合衆国 イングランド |
ジャンル | ポストパンク、ニュー・ウェイヴ、グラム・パンク、パンク・ロック |
活動期間 | 1982年 - 1989年、2001年 - 2003年、2007年 |
レーベル | I.R.S.、Illegal、Perfect Beat、Bondage International、NDN |
公式サイト | |
旧メンバー |
スティーヴ・ベイターズ ブライアン・ジェイムス デイヴ・トレガンナ ニック・ターナー グラント・フレミング アラステア・シモンズ ダニー・フューリー スティーヴン・"スキッド"・マーク ジェズ・ミラー オジー アダム・ベックヴェア スティーヴ・マレー |
ローズ・オブ・ザ・ニュー・チャーチ[1](The Lords of the New Church)は、1981年に結成されたポストパンク・バンド。1970年代にイギリスとアメリカ双方のパンク・ムーブメントで活躍したメンバーが集結した、いわゆるスーパーグループである。
2001年から2003年[2]、および2007年の短期間に[3] 、2人のオリジナル・メンバー(ブライアン・ジェイムスとデイヴ・トレガンナ)によって再結成された。
概要
[編集]1981年に、元デッド・ボーイズのスティーヴ・ベイターズ、元ダムドのブライアン・ジェイムスの2人を中心に、元シャム69のデイヴ・トレガンナ、元バラクーダズ(The Barracudas)のニック・ターナーというメンバーで結成された。
デッド・ボーイズ解散後のスティーヴはソロ活動が暫く続くが、ロサンゼルスからイングランドに渡り、シャム69の元メンバーとワンダラーズ (The Wanderers)を結成。しかし商業的には成功とは言えず、元ダムドのブライアン・ジェイムスと出会いローズ・オブ・ザ・ニュー・チャーチを結成する。ニューヨークとロンドンの初期パンクバンドのメンバーが集結した訳だが、サウンドはパンク色は左程強くはなく、キーボードを導入する等、少しゴシックがかったロックや、意外にもポップス的な面もあった。来日公演等、順調に活動する。シングル「Making Time」発売前の1988年よりドラムがニック・ターナーから元アベンジャーズ等のダニー・フューリーに代わる。しかしその後、ボーカル募集の告知を出した他メンバーにスティーヴが怒り、1989年にバンドは解散する。
スティーヴは、セカンド・ソロ・アルバム作成中の1990年6月3日、パリで交通事故に遭い死亡した[4]。
スティーヴは、HARUHIKO ASH(元THE ZOLGE)と親交があった。
オリジナル・メンバー
[編集]- スティーヴ・ベイターズ(Stiv Bators) - ボーカル
- ブライアン・ジェイムス (Brian James) - ギター
- デイヴ・トレガンナ (Dave Tregunna) - ベース
- ニック・ターナー (Nick Turner) - ドラムス
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ロシアン・ルーレット』 - The Lords of the New Church (1982年、Illegal/I.R.S.)
- 『闇の黙示録』 - Is Nothing Sacred? (1983年、I.R.S.)
- The Method to Our Madness (1984年、I.R.S.)
- Hang On (2003年)
ライブ・アルバム
[編集]- Live at the Spit (1988年、Illegal)
- Scene of the Crime (1988年、Perfect Beat) ※ドイツ盤
- Second Coming (1989年、Perfect Beat) ※ドイツ盤
- The Lords Prayers I (2002年、NMC Music)
- Farewell Tour 1988 (2003年、Get Back) ※イタリア盤
- Los Diablos (2015年、Easy Action)
- Open Your Eyes (2019年、Cleopatra)
コンピレーション・アルバム
[編集]- Killer Lords (1985年、Illegal/I.R.S.)
- The Anthology (2000年、Remedy) ※フランス盤
- The Lords Prayers II (2002年、NMC Music)
- Stories at Dusk (2003年、Alchemy Entertainment)
- Rockers (2007年、Easy Action)
- The Gospel Truth (2012年、Easy Action)
EP
[編集]- Psycho Sex (1987年、Bondage International) ※フランス盤
- Believe it or Not (2002年、NDN)
シングル
[編集]- "New Church" (1982年)
- 「オープン・ユア・アイズ」 - "Open Your Eyes" (1982年)
- "Russian Roulette" (1982年)
- "Live for Today" (1983年)
- "Dance with Me" (1983年)
- "M[urder] Style" (1984年)
- "Method to My Madness" (1984年)
- "When the Blood Runs Cold (Special Remix)" (1985年)
- "Like a Virgin" (1985年)
- "Real Bad Time" (1987年)
- "Dance with Me (1987 Version)" (1987年)
- "Making Time" (1989年)
- "Heaven Stepped Down" (2004年)
映像作品
[編集]- 『ライヴ・フロム・ロンドン』 - Live From London (1984年、Polygram Video)
脚注
[編集]- ^ 初期の国内盤等は「ロード・オブ・ニュー・チャーチ」と表記されていた。
- ^ “Lords of the New Church - The Next Chapter”. AngelsInExile.com 1 November 2019閲覧。
- ^ “The Lords of the New Church - Halloween Night Special”. AngelsInExile.com 1 November 2019閲覧。
- ^ “Stiv Bators, 40, Singer With Dead Boys Band”. The New York Times. (June 6, 1990)