欧州自由貿易連合
Native names:
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座標 | 北緯46度57分 東経7度27分 / 北緯46.950度 東経7.450度 |
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会員数 | |
公用語 | 英語 |
本部 | ジュネーヴ(スイス)[2][3] |
ウェブサイト |
efta |
欧州自由貿易連合(おうしゅうじゆうぼうえきれんごう、英: European Free Trade Association)は、1960年にイギリスが中心となって設立された自由貿易連合である。欧州経済共同体(EEC)に対抗するため、その枠外にあった欧州諸国が加盟してきた。頭字語(略称)のEFTA(エフタ)で呼ばれることが多い。
概要
[編集]政治統合を目標としていた欧州経済共同体(EEC)に対抗し、欧州での主導権獲得を目指すイギリス主導のもと、EEC非加盟のイギリス、オーストリア、スウェーデン、スイス、デンマーク、ノルウェー、ポルトガルの7か国で1960年5月3日結成された。政治統合を目標とせず、域内関税撤廃の一方、EECと異なり共通関税の設定を行わない形での連合体である[2]。
1961年、フィンランドが準加盟(1986年正式加盟)。1970年アイスランドが加盟。1973年、英国とデンマークが欧州共同体(EC)加盟に伴いEFTAから脱退。1986年、ポルトガルがEC加盟に伴いEFTAから脱退。1991年、リヒテンシュタインが加盟。1995年にオーストリア、スウェーデン、フィンランドがEU加盟に伴いEFTA脱退[2]。
本部はジュネーヴにあり、現在、アイスランド、ノルウェー[注釈 1]、スイス、リヒテンシュタインの4か国が加盟している。
冷戦終結後、欧州連合(EU)との拡大統一市場を目指すため、EFTA諸国はEU諸国と共に、1994年に欧州経済地域(EEA)を設立した(スイスを除く。スイスは1992年の国民投票でEEA協定批准を否決した[4])[2]。EEAは、自由貿易地域であり、EUの域内市場と同様に、商品・サービス・人・資本の自由な移動が保障されている。ただし、EEAはEUの共通通商政策を含んでおらず、関税同盟ではない。
加盟国
[編集]現在4か国。いずれも欧州連合には加盟していない。
- アイスランド共和国
- ノルウェー王国 - ノルウェーは、1972年と1994年の二度、国民投票でEU加盟条約批准を否決した。
- スイス連邦 - スイスは、1997年と2001年の2度、国民投票でEUとの加盟交渉開始案を否決した。
- リヒテンシュタイン公国
元加盟国
[編集]6ヶ国。
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 - 1960年5月3日加盟、1973年EC加盟に伴い脱退。
- オーストリア共和国 - 1960年5月3日加盟、1995年EU加盟に伴い脱退。
- スウェーデン王国 - 1960年5月3日加盟、1995年EU加盟に伴い脱退。
- デンマーク - 1960年5月3日加盟、1973年EC加盟に伴い脱退。
- フィンランド共和国 - 1961年準加盟、1986年加盟、1995年EU加盟に伴い脱退。
- ポルトガル共和国 - 1960年5月3日加盟、1986年EC加盟に伴い脱退。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ノルウェーは国民投票でEU(EEC)加盟を否決された(ノルウェーと欧州連合の関係を参照)
出典
[編集]- ^ “Láhkasánit - Saamelaiskäräjät”. Sámi Parliament of Finland. 29 August 2019閲覧。
- ^ a b c d 「ヨーロッパ自由貿易連合」『日本大百科全書』 。コトバンクより2023年1月17日閲覧。
- ^ “Managing the EFTA Secretariat”. www.efta.int. European Free Trade Association. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “対EU関係、一歩が踏み出せないスイス - SWI swissinfo.ch”. 2017年9月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 『ヨーロッパ自由貿易連合』 - コトバンク