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クローズLADIES

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CROWS LADIESから転送)
クローズLADIES
ジャンル 少年漫画不良漫画
漫画
作者 鈴木ダイ[1]
出版社 秋田書店
掲載誌 月刊少年チャンピオン
発表期間 2009年 - 2010年
話数 全2話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

クローズLADIES』(クローズ・レディース、CROWS LADIES)は、鈴木ダイ[1]少年漫画

概要

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初回は、秋田書店漫画雑誌月刊少年チャンピオン』2009年10月号(同年9月5日発売)にて、高橋ヒロシの画業20周年を記念したスペシャル企画における“トリビュート・コミック”の第2弾として読みきりの短編作品が掲載された。本編『クローズ』の第64話(単行本第18巻に収録)をモチーフに描かれている。この読み切りが好評だったため、2010年1月6日発売の2月号にアンコールということで、第51話(単行本『クローズ』15巻に収録)をモチーフに描かれた作品が掲載された。

読み切り作品ではあるものの、トリビュートということで、"第64話「逆転の発想!」"・"第51話「櫻の下で…」"の副題が付いている。「逆転の発想」ということで、『クローズ』にはほとんど女性(のキャラクター)が登場しないが、本作には女性しか登場しないという演出が徹底されている。

ストーリー

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『クローズ』で登場した「不良少年」は、本作では「イイ女」となっていて、"不良=イイ女”ではなく、不良少年をイイ女に置き換え、喧嘩(と可愛らしさ)で競い合う。

第64話「逆転の発想!」(原題:「海の見える街へ!」
八間千代という女が頭をはる「ラビット・イヤー」という集団が男子校のイケメンをそそのかし、そのイケメンを使いテル美を騙した。さらにラビット・イヤーは、テル美(10万)・鍵子(10万)・パル子(8万)の首にも賞金をかけた。パル子は、テル美の仇討ち(と2万円安かったことの報復)に出るため仲間を集う。
作中で名前は出ないが、パル子が集めた集団は"パル子・アンド・デンジャラーズ"ということになる。
第51話「櫻の下で…」(原題:「桜の下で…」
不良達の卒業式として神社に「イイ女」達が集まり、「一番イイ女」の決闘が始まろうとしている。

登場人物

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第64話「逆転の発想!」

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パル子(パルこ)
お団子頭の女の子で、その"ポンポン"を触ろうとすると嫌がる。喋り方が舌足らずで小柄なこともあり子供っぽい雰囲気。
春山 孝一(県南の五人組)
三島文子(みしま ふみこ)
国武リョウコ(こくぶ リョウコ)
和装戦線のメンバーの女の子で、2人とも岡っ引き風の和服を着ている。
三島 文太・国武 亮太(武装戦線・四代目)
お龍(おりゅう)
和装戦線のメンバーで和服を着ている女の子。キセルを喫っていて、喋り方も古風。着物の中にたくさん武装している。
九能 龍信(武装戦線・四代目ヘッド)
坊屋春華(ぼうや はるか) / ハルカ
髪が長く、前髪をポンパドールにしている元気のよい女の子。スカジャンに尻の割れ目が見えるほどの超ローライズの編み上げパンツを履いている。
あくまでもポンパドールでリーゼントではない。「ザ・ストロンゲスト・アンド・ハイエスト・ガールズ・ナックル」という必殺技を持っていて、鍵子も敵わなかったとのこと。
坊屋 春道(鈴蘭男子高校・第25期生)
ビトーニャ
お嬢様のようなロリータスタイルの女の子。ブーツの先にいろんな武器が仕込んである。
お龍とは犬猿の仲で、名前も容姿も外国人風。
美藤 竜也(鳳仙学園)
木島鍵子(きじま キーコ)
左頬に傷がある女の子。
木島 好一(県南の五人組)
以下、名前のみの登場
テル美(テルみ)
藤川 輝(県南の五人組)
八間千代(やま ちよ) / 八千代(はっちょー)
八間 丁次(スネイク・ヘッズ)
陣内公湖(じんない コーコ) / ココ
陣内 公平(スネイク・ヘッズ副ヘッド、県南の五人組)
ラビット・イヤー(ウサギの耳)
スネイク・ヘッズ (ヘビの頭)

第51話「櫻の下で…」

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作中で名前が出ている人物のみ記述、それ以外の人物は割愛(総勢28人登場)。

ビトーニャ姉妹(ビトーニャしまい)
木島鍵子(きじま キーコ)
テル美(テルみ)
お龍(おりゅう)
三島文子(みしま ふみこ)
国武リョウコ(こくぶ リョウコ)
アゲ滝連合(あげたきれんごう)
黒焚連合
阪東(ばんどう)
阪東 秀人(鈴蘭男子高校・第24期生)
ヒロミ
桐島 ヒロミ(鈴蘭男子高校・第25期生)
坊屋春華(ぼうや はるか) / ハルカ
安(アン)
ハルカの見張り番。少しドジな巨乳のメガネっ娘。
ヤス(安田 泰男)(鈴蘭男子高校・第26期生)
メリンダ
クマのぬいぐるみを持った少女のような女の子。たくさんの名の通った連中を一目で骨抜きにした(可愛らしさで)。
リンダマン(林田 恵)(鈴蘭男子高校・第24期生)
胡蝶蘭女子校(こちょうらん じょしこう)
鈴蘭男子高校(すずらん だんしこうこう)

その他

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  • リメイクではなくトリビュートということで、コマ割り・台詞・立ち位置など、原作に対してほぼ忠実に描かれている。但し、ページ数は要約されている。
  • 最後のページで「何だこの漫画は~!」と師匠に怒られる作者が描かれた(初回)。さらに2回目の最後のページは、またまた怒る師匠と隠れる作者が描かれている。
  • 初回の物語の主人公はパル子のようになっているが、扉絵や作品の告知などはすべてハルカが描かれている。そして2回目はハルカをメインにして描かれている。

書籍情報

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  1. 2010年6月8日発売[2] ISBN 978-4-253-20154-4[2] ※「櫻の下で…」「逆転の発想!」の2編を収録[2]
  • 著作:鈴木大、キャラクター原案:高橋ヒロシ 『クローズLadies』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉 全1巻
  1. 2013年12月6日発売[2] ISBN 978-4-253-20067-7[2] ※全6話を収録[2]

脚注

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  1. ^ a b 当時はすでに鈴木大名義で活動していたが、本作ではあえて鈴木ダイ名義を使っている(『クローズ』が連載されていた時期に作者が使っていた名義)。しかし単行本では鈴木大と表記されている。
  2. ^ a b c d e f 外部リンク節の秋田書店公式サイトによる単行本紹介頁を参照

外部リンク

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