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サッチャー彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
C/1861 G1から転送)
サッチャー彗星[1]
C/1861 G1 (Thatcher)[2]
仮符号・別名 1861 I
分類 長周期彗星
軌道要素と性質
元期:TDB 2400920.5 (1861年5月25.0日)[2]
軌道長半径 (a) 55.6818869 au[2]
近日点距離 (q) 0.920700 au[2]
遠日点距離 (Q) 110.4430738 au[2]
離心率 (e) 0.983465[2]
公転周期 (P) 415 年[2]
軌道傾斜角 (i) 79.7733 °[2]
近日点引数 (ω) 213.4496 °[2]
昇交点黄経 (Ω) 31.8674 °[2]
平均近点角 (M) -0.0234598
前回近日点通過 TDB 2400930.3899[2]
(1861年6月3日)
次回近日点通過 2283年頃
ティスラン・パラメータ (T jup) 0.304
発見
発見日 1861年4月11日
発見者 A. E. Thatcher
Template (ノート 解説) ■Project

サッチャー彗星[1](サッチャーすいせい、英語: C/1861 G1 (Thatcher)[2])は、公転周期約415年の長周期彗星。1861年4月5日、A. E. サッチャーによって発見された。次に地球に接近するのは2283年頃と予想されている。この彗星は4月こと座流星群英語版の母天体であると考えられている[3]。ドイツのCarl Wilhelm Bäker も独立してこの彗星を発見していた。1861年5月5日に地球から約0.335 天文単位 (au) (約5000万 キロメートル)の位置を通過し、1861年6月3日に近日点(太陽に最も近づく位置)を通過した[2]

200年以上の公転周期を持ち、2度目の近日点通過が観測されていないため、C/1861 G1 は長周期の「非周期彗星」として掲載されている。2283年に2回の回帰が観測されれば、周期彗星であることを示す仮符号(P/)が付けられることになる。

脚注

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  1. ^ a b 主な流星群”. 国立天文台(NAOJ). 2022年9月9日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m JPL Small-Body Database Browser: C/1861 G1 (Thatcher)”. ジェット推進研究所. 2022年9月9日閲覧。
  3. ^ Arter, T. R.; Williams, I. P. (1997). “The mean orbit of the April Lyrids”. 王立天文学会月報 289 (3): 721-728. Bibcode1997MNRAS.289..721A. doi:10.1093/mnras/289.3.721. 

関連項目

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外部リンク

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