ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ | |
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2016年、レーヴァークーゼンでのライブ | |
基本情報 | |
出身地 | イングランド、イーリング |
ジャンル |
アシッドジャズ ファンク ジャズラップ |
活動期間 | 1985年~現在 |
レーベル |
Acid Jazzレコード Delicious Vinyl FFRR レコード Chrysalis UK EDEL |
公式サイト | TheBrandNewHeavies.net |
メンバー |
Jan Kincaid Simon Bartholomew Andrew Levy エンディア・ ダヴェンポート |
旧メンバー |
サイーダ・ギャレット カーリーン・アンダーソン Nicole Russo サイ・スミス Jay Ella Ruth ケリー・エヴァンス |
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ (Brand New Heavies) は、アシッドジャズおよびファンクの音楽グループである。1985年にロンドン郊外のイーリングで結成された。
来歴
[編集]ブラン・ニュー・ヘヴィーズは1980年代に、ブラザー・インターナショナル (Brother International) というインストゥルメンタルアシッドジャズグループとして結成された。
彼らは最初のレコード契約の後、ジェームス・ブラウンが彼のシングルのライナーノートで"Minister of New Super Heavy Funk"(新しいスーパーヘビーファンクの大臣)と称されていたことから、ヘビーズという名前を冠し、現在のグループ名となった。[1] ブラン・ニュー・ヘヴィーズとして、彼らはロンドンのクラブシーンで熱烈な支持を得てからすぐに、クラブのレアグルーヴを受け継ぐアシッドジャズミュージシャンとしてクールテンポレコードと契約することになった。1990年に、ジェイ・エラ・ルース(Jaye Ella Ruth)をリードボーカルとしてエディ・ピラーのアシッドジャズレーベルで初レコーディングを行い、シングル"Got to Give"をクールテンポレコードからリリースしている。
1990年、アシッドジャズレコードと契約し、ブラン・ニュー・ヘヴィーズが決定的な賞賛を得ることとなったアルバム ネヴァー・ストップ(邦題)[2]をリリースした。次いで、クリサリスレコードの一部門と契約すると、[3]アメリカではデリシャス・ヴァイナルによって販売されることとなった。そして、デリシャス・ヴァイナルからメジャーデビューしていたエンディア・ ダヴェンポートがメンバーとして加わり、彼女をボーカルとしたファーストアルバム「ネヴァー・ストップ」の再版バージョン「ブラン・ニュー・ヘヴィーズ」[4]がリリースされた。シングル"Dream Come True"、"Never Stop"および"Stay This Way"はヨーロッパおよびアメリカでヒットし、後にMTVのヘビーローテーションを見たDouglas Gayetonによってミュージックビデオが作られた。
ニューヨークでのMCサーチ (元3rd Bass) およびア・トライブ・コールド・クエストのQ-ティップとの共演によって、彼らはヒップホップの要素を取り入れることを思いついた。セカンドアルバムHeavy Rhyme Experience, Vol. 1は、ギャング・スターのグールーおよびファーサイドとのコラボレーションを含み、大きな賞賛を得た。この作品では女性ボーカルの曲は含まれなかった。
1994年、Colin LesterとIan McAndrewのWildlife Entertainmentのマネージメントの下、Brother Sisterをリリースした。そして、エンディア・ ダヴェンポートは彼女のソロアルバム(ブラン・ニュー・ヘヴィーズに加入するために先延ばしにしていた)を完成させるため、しばらくブラン・ニュー・ヘヴィーズのボーカルを抜けることとなる。このアルバムには多くのシングルが含まれている。マリア・マルダーの"真夜中のオアシス (Midnight at the Oasis)" をカバーしたものは、USバージョンのアルバムには含まれず、UKでヒットした。 1997年のアルバムShelterでは、サイーダ・ギャレットがメンバーに加わった。このアルバムには、ジェームス・テイラーのヒット作であるキャロル・キング作曲の"You've Got a Friend"も含まれているが、この曲もまたUSバージョンのアルバムには含まれなかった。このアルバムにはヒットシングル"Sometimes"も含まれている。"Sometimes"のリミックスはQ-ティップがラッパーとして参加している。
2000年、ブラン・ニュー・ヘヴィーズはベストアルバムTrunk Funk - The Best of The Brand New Heaviesをリリースした。このアルバムでは、カーリーン・アンダーソンがいくつかの新しくレコーディングされた曲のボーカルを務めている。2003年には様々なボーカリストを迎えた日本限定アルバムWe Won't Stopを、2004年にはイギリスの歌手ニコール・ルッソをボーカルとして迎えたAllaboutthefunkをリリースした。
2006年4月、ブラン・ニュー・ヘヴィーズは再びエンディア・ ダヴェンポートをボーカルに迎え、以前のDelicious Vinylレーベルへ移籍した。ニューアルバムGet Used to Itは2006年6月27日にスターバックスとCDショップから販売している。このアルバムはニューヨークとロンドンでレコーディングされ、リードシングル"I Don't Know Why (I Love You)" が3月初旬にリリースされた。このシングルは、少ししてからTom Moultonにリミックスを依頼してTom Moultonミックス版がリリースされた。同年、"Jump 'N' Move"が2006年のCGアニメフィーチャー映画ハッピー フィートのサウンドトラックおよび2004'年のゲームNBA Live 2005のサウンドトラックとして使われた。2006年の終わりにはツアーライブを行った。
2009年10月、ブラン・ニュー・ヘヴィーズはライブアルバムLive In Londonをリリースし、2010-2011年に2つのニューアルバムをリリースする計画を発表した。1つ目の"Heavy Rhyme Experience Vol. 2"は1992年の"Heavy Rhyme Experience Vol. 1"の続編となる予定である。Dizzee RascalとRoots Manuvaがこのプロジェクトに参加すると噂されている。2つ目のアルバムは、2006年の"Get Used To It"に続くエンディア・ ダヴェンポートがボーカルのものとなる予定である。これらのアルバムの正式な発売日は未定である。
メンバー
[編集]名前 | 楽器 | 期間 |
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Jan Kincaid (1966年5月17日イーリング生まれ) |
ドラム、キーボード | 1985– |
Simon Bartholomew (1965年10月16日イーリング生まれ) |
ギター、ボーカル | |
Andrew Levy (1966年7月20日イーリング生まれ) |
ベース、キーボード、作詞・作曲、プロデューサー | |
Lascelles Gordon | パーカッション、ギター | デビューアルバム (1991) |
Jim Wellman | テナーサックス、ソプラノサックス、キーボード | |
エンディア・ ダヴェンポート (1966年5月6日アメリカジョージア州アトランタ生まれ) |
ボーカル | 1990–1995, 2005– |
ケリー・エヴァンス | キーボード | 1985–1992 |
Jay Ella Ruth | ボーカル | 1990 |
サイーダ・ギャレット (1960年6月24日アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス生まれ) |
1997 | |
カーリーン・アンダーソン | 2000 | |
ニコール・ルッソ | 2004 | |
サイ・スミス | 2003 | |
マックス・ビーズリー (1971年1月15日生まれ) |
ライブパーカッション、ライブキーボード |
ディスコグラフィ
[編集]スタジオアルバム
[編集]- 1990: The Brand New Heavies
- 1991: The Brand New Heavies (featuring N'Dea Davenport)
- 1992: Heavy Rhyme Experience, Vol. 1 (featuring vocals by various hip hop groups and rappers)
- 1994: Brother Sister (featuring N'Dea Davenport)
- 1997: Shelter (featuring Siedah Garrett)
- 2003: We Won't Stop (Japan only release; featuring vocals by Sy Smith)
- 2004: Allaboutthefunk (featuring Nicole Russo)
- 2006: Get Used to It (featuring N'Dea Davenport)
- 2011: Dunk Your Trunk *Digital download のみでのリリース
- 2013: Forward (featuring N'Dea Davenport)
- 2014: Sweet Freaks (featuring Dawn Joseph)
- 2019: TBNH (featuring Angela Ricci)
ライブ、リミックス、コンピレーションアルバム
[編集]- 1995: Original Flava
- 1995: Excursions, Remixes & Rare Grooves
- 1996: Excursions, Remixes, Rare Grooves And More
- 1999: Trunk Funk - The Best of The Brand New Heavies (featuring Carleen Anderson)
- 2002: Acid Jazz Years
- 2006: The Brand New Heavies: Platinum Collection
- 2007: Elephantitis - The Funk + House Remixes
- 2008: Get Used to It - The Tom Moulton Mixes (featuring N'Dea Davenport)
- 2009: Greatest Hits Live in London (featuring N'Dea Davenport)
シングル
[編集]- 1988: "Got to Give"
- 1990: "Dream Come True (Brand New Mix)" (Acid Jazz; 2年後にリリースされたシングルからの別バージョン)
- 1991: "Never Stop" (UKチャート 43位)
- 1991: "Stay This Way" (UK #24)
- 1992: "Dream Come True '92" (UK #24)
- 1992: "Ultimate Trunk Funk EP" (UK #19) (Never Stop/ Stay This Way/Mr. Tanaka/Don't Let It Go...)
- 1992: "Don't Let It Go to Your Head" (UK #24)
- 1992: "Stay This Way" (UK #40)
- 1992: "Bonafied Funk/Death Threat"
- 1994: "Dream on Dreamer" (UK #15)
- 1994: "Back to Love" (UK #23)
- 1994: "Midnight at the Oasis" (UK #13)
- 1994: "Spend Some Time" (UK #26)
- 1994: "Brother Sister"
- 1995: "Close to You" (UK #38)
- 1995: "Mind Trips"
- 1996: "World Keeps Spinning" (好きと言えなくてサウンドトラックより)
- 1997: "Sometimes" (UK #11)
- 1997: "You Are the Universe" (UK #21)
- 1997: "You've Got a Friend" (UK #9)
- 1997: "Shelter" (UK #31)
- 1997: "Top 5 Heavy Hits"
- 1997: "You Can Do It"
- 1999: "Saturday Nite" (UK #35)
- 1999: "Apparently Nothing" (UK #32)
- 2000: "Worst Case Scenario/Saturday Nite (Jay Dee Remix)" (Split EP with Fat Lip)
- 2003: "What Do You Take Me For" (Flower Records)
- 2004: "Boogie" (OneTwo Records/Edel Records, UK #66)
- 2005: "Can We/Sometimes (Bullseye Remixes)" (Split EP with SWV)
- 2005: "Surrender" (OneTwo Records)
- 2006: "Get Used to It"
- 2006: "I Don't Know Why (I Love You)"
- 2009: "C'est Magnifique"
脚注
[編集]- ^ Interview with Jon Scragg, Jazz FM 102.2 (London), 22 October 2004.
- ^ ポリスター版(規格品番:PSCW-1074、1991年発売)
- ^ Hammer, Steve. “Interview: Simon Bartholomew”. 2006年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月4日閲覧。
- ^ ポニーキャニオン版(規格品番:PCCY-00715、1995年発売、)
- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. pp. 75–76. ISBN 1-904994-10-5
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- ブラン・ニュー・ヘヴィーズ (@BrandNewHeavies) - X(旧Twitter)
- The Brand New Heavies @ MySpace
- NDeaDavenport.com - エンディア・ ダヴェンポート公式サイト
- Interview 2009