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ブローダーバンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Brøderbundから転送)

ブローダーバンド (Brøderbund) は、1980年2月にアメリカ合衆国で設立されたコンピューターゲームおよび教育ソフト、実用ソフトのメーカーである。「Broderbund」との表記もある。

概要

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設立者であるダグ・カールストン英語版はもともとは弁護士であり、ブローダーバンド設立前は趣味としてTRS-80でプログラムを組み、大手のソフトハウスに投稿していた。

1980年、ソフト開発に専念すべく弁護士を廃業し、弟のゲーリー、妹のキャシーと共同でブローダーバンドを設立。社名の「Broderbund」というのは、英語でいう「Brotherhood」(兄弟の縁・愛情)を意味するスウェーデン語[要出典]、3人兄妹で創業したことから命名したものである。同社製ゲームソフトのタイトル画面でもよく表示され1998年まで使用された「トリプル・クラウン(3つの王冠)」のコーポレートマークもここに由来する。会社設立後、Apple II用ソフトウェアの開発・販売を開始。当初は社長であるダグ自らプログラムを組み、セールスして回っていた。

基本的に同社のゲームソフトは、優秀な投稿作品を送ってきたユーザーと個人契約を交わし、共同で作品をブラッシュアップして製品化する形態が多く、そういった作品はタイトル画面に制作者の名前が明記されていた。

日本国内においても、1980年代前半にロードランナーチョップリフターバンゲリングベイスペランカーカラテカをはじめとする同社の作品が次々に日本国産のパーソナルコンピュータ家庭用ゲーム機へ移植され、知名度を上げていく。1986年(昭和61年)には、日本法人の株式会社ブロダーバンドジャパン[1][2][3]を設立するに至った。

1998年に、同じく教育ソフトメーカーのThe Learning Company英語版に売却されたが、2024年現在も実用ソフトのブランドとしてブローダーバンドの名前は存続し公式ウェブサイトもある。

発売された主なゲーム

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日本国産機への移植・販売についてはブローダーバンドは直接関わらず、日本国内の各ソフトハウス、もしくはブロダーバンドジャパンが行っていた。なお、日本国産のゲーム機へ移植された作品については太字で表記する。

発売された主なホームアプリケーション

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代表的なホームアプリケーションには以下のものがある。

脚注

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  1. ^ a b ART of WAR”. メディア芸術データベース. 独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター (2023年1月5日). 2024年2月9日閲覧。 “発行者名:株式会社ブロダーバンドジャパン 出版日:1986-12 ブランド:ブロダーバンドジャパン (Broderbund Japan)”
  2. ^ 企画展 アニメ進化論—日本の実験アニメの現在”. O美術館. 品川文化振興事業団 (1988年). 2024年2月9日閲覧。 “アニメーション・パフォーマンス“+&-” [..]協力 NEC日本電気グループ、株式会社ブロダーバンドジャパン、株式会社ハモンドスズキ”
  3. ^ 開発実績 - PCゲーム”. 株式会社 ウィル. 株式会社ウィル (2005年). 2024年2月9日閲覧。 “1992 / PC-9801 / ウルフパック / ブロダーバンドジャパン/BNN”
  4. ^ ディアブロ”. メディア芸術データベース. 独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター (2023年1月5日). 2024年2月9日閲覧。 “発行者名:株式会社ブロダーバンドジャパン 出版日:1988-08 ブランド:ブロダーバンドジャパン (Broderbund Japan)”
  5. ^ ART of WAR VA専用版”. メディア芸術データベース. 独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター (2023年1月5日). 2024年2月9日閲覧。 ※「VA専用版」は“PC-8801VA専用”の意味。
  6. ^ 佐久間亮介「チャレンジ! X68000」『マイコンBASICマガジン』1990年3月号(第9巻第3号)、電波新聞社、1990年3月1日、275頁。

外部リンク

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