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BON-BON BLANCO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BON BON BLANCOから転送)
BON-BON BLANCO
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2002年 - 2009年
レーベル 日本コロムビア
bouncy records
事務所 スペースクラフト
共同作業者 高島信二
PANINARO30
大島こうすけ
小澤正澄
公式サイト b3tv.info [リンク切れ]
メンバー SANTOS ANNAボーカル
MAKOマラカス
TOMOYO(ティンバレス
RURI(ボンゴ
旧メンバー IZUMIコンガ

BON-BON BLANCO(ボンボンブランコ)は、日本の4人組ガールズバンドスペースクラフトプロデュース所属。レーベルはbouncy records。愛称はボンブラ。2009年5月に活動休止した。

スペイン語でBON BONとは「いけている」、BLANCOは「じゃじゃ馬」の意[1]。略称として頭文字を採り、B3やB3の表記もある。

メンバー

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旧メンバー

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来歴

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結成
南青山少女歌劇団の妹グループ「Nansho Kids」(ナンショー・キッズ)のメンバーとして活動していた桜井真子、中台泉美、松本知世、水谷光里をオーディションにより選抜し、さらに外部からのボーカリストにミュージカル「アニー」などで活躍していたサントス・アンナを迎えて2002年結成。同年5月の「東京おもちゃショーバンダイブースのステージにてお披露目される。楽器をパーカッションのみで構成するという珍しいスタイルが注目を集め、デビュー前であるにもかかわらず様々な音楽雑誌で紹介された。平均年齢14歳(当時)のガールズバンドであることから、アイドルを扱う雑誌にもしばしば登場した。6月には公式ウェブサイト「B3TV」を開設。デビュー前のレッスン風景やレコーディング時、ジャケット撮影時のオフショット映像の動画を定期的に公開した。
パーカッション演奏は、ラテン音楽の本場キューバ出身で、日本でもプロパーカッショニストとして実績のあるフゥアン・カルロス・ロペス・バルデスに師事し、レッスンを重ねる。
デビュー
2002年7月17日、シングル「愛 WANT YOU!!」でデビュー。翌週7月24日から8月28日にかけて、原宿ルイードで夏休みを利用した全6回のウィークリーライヴを開催する。ドリンク付きで500円という破格の入場料で観られるパフォーマンスが口コミで評判を呼び、当初は疎らだった客席も回を重ねるごとに埋め尽くされるようになった。
この時期のメディア露出については、プロモーションの戦略上から、先に開設していた公式ウェブサイト「B3TV」などのインターネットと雑誌など紙媒体とに限定し、テレビやラジオへの出演を極力控えていたが、CDをリリースした際のキャンペーンでは東北九州をはじめとして地方ラジオ局での公開放送に多数出演した。
デビュー以来、音楽制作は一貫してビーイングが担当していた。また、初めはアマチュア同然だったパーカッションの演奏も次第に成長を見せ、12月26日に再び原宿ルイードで行ったライヴのチケットは即日完売した。
初期の頃のステージでは、一部の曲を「ダンスバージョン」と称して、マラカス以外の楽器を一切演奏せず、SANTOS ANNAの唄に合わせて5人全員でダンスを披露するというさながらダンスユニットであるかのようなパフォーマンスもあったが、パーカッションの演奏が上達するにつれて徐々にレパートリーから無くなっていった。
スマッシュヒット
以後は、およそ3か月から4か月のスパンで新曲を発表し、それ毎にTBS系「うたばん」やテレビ朝日系「ミュージックステーション」等の音楽番組にも出演してきたが、一向にブレイクの芽は出ず、2003年リリースの1stアルバム『BEAT GOES ON』を最後に、音楽性において新たな路線を模索することとなる。2年目に入り、ユニットとして成熟期を迎える時期であったが、ボーカルのSANTOS ANNAが喉に変調を来たすなどしたために一時的に音楽活動を縮小した。
約半年の休養を経た後、6枚目となるシングル「BON VOYAGE!」がテレビアニメONE PIECE』の主題歌に選ばれ、CDのリリース前からお茶の間に流れたことをきっかけにスマッシュヒット。オリコンウィークリーチャートでもこれまでで最高の初登場8位を記録した。
続く7枚目のシングルは、やなせたかし作詞の童謡として広く知られる「手のひらを太陽に」をラテン・ポップアレンジしたもの。フジテレビ系「めざましテレビ」の主題歌に選ばれた。シングルA面曲としてはボンブラ初のカバー曲でもある[2]。また、Bon-Bon Blancoが全国の小学校を訪問し、「手のひらを太陽に」を児童とともに合唱する「出前ライヴ」を行った。
レーベル移籍後
2005年に入って9枚目のシングル「愛がいっぱい」をリリースした後、Bon-Bon Blancoをデビュー時より担当してきたプロデューサーコロムビアから独立して立ち上げた新レーベルTOKYO LIPS PRO(後に「bouncy records」に改称)に移籍したものの、新作を1枚も出すことなく、しばらくしてbouncy recordsのウェブサイト[1]から名前が消えてしまった。
また、この時期には約1年に渡りメンバーMAKO、SANTOS ANNAのソロ活動[3]を除いて主だった活動が行われなかったことから、グループの先行きが心配されていたが、翌年2006年3月11日morph tokyoで開かれたイベント、「ハッピースペクラサタデー female voice party vol.9」にゲスト出演をし、本格的なライブ活動を再開。4月には所属スペースクラフトグループ主催のミュージカル「エンジェルゲート」にも「渋谷の人」役でゲスト出演をしている。[4]
同年6月25日には、渋谷BOXXでおよそ1年半ぶり(2004年秋の学園祭ライヴより起算)の単独ライヴを開催する。このときのMCにて、リーダーをMAKOからTOMOYOに交代することを発表した。
2006年8月30日に発売した1年半ぶりの新曲「ユラユラ揺れる」のプロモーションビデオ(PV)では初のビキニ姿にチャレンジ。デビュー以来のジーンズ&Tシャツから一転、ビキニ姿で、ラテン特有の腰をくねらすセクシーダンスを披露した。また、bouncy recordsのサイトにも、新曲の発表にあわせて名前が掲載されるようになった。その後、様々なライブやラジオ番組へのゲスト出演を通じ活躍した。
メンバー脱退、そして活動休止
2007年1月27日SHIBUYA O-EASTにて行われる単独ライブ「Bon-Bon Blanco Winter Carnival 2007」より活動を開始し、同年2月21日には11枚目のシングルとなる「∞Changing∞」をリリースした。また、4月から7月にかけて「Bon-Bon Blancoマンスリーフリーライブ」と銘打ち、石丸電気Soft2館にて月一度のフリーライブを開催する他、5月にはミュージカル「エンジェルゲート」の再公演にも出演した。同年7月からは『女祭』と称した定期有料ライブをSHIBUYA O-WESTにて開催し、翌年2月にはその模様を収録したライブDVDをリリースするなど精力的に活動を展開した。
2008年5月にコンガ担当のIZUMIが「方向性の違い」(公式サイトの発表による)を理由に脱退した。残りのメンバーはファンクラブ会報や公式ブログを通じ活動の継続を表明し、実際翌月6月に4人編成でのゲストライブ出演を果たした。
2009年2月6日にファンクラブ会員向けに、同年5月4日には公式ブログ上で正式に、同月末一杯でBon-Bon Blancoとしての活動を休止すると発表[5]、同年5月2日に行われた「BON-BON BLANCO Final Carnival」が最後のステージとなった。

作品

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順位はオリコン週間ランキング最高位[6][7]

シングル

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# 発売日 タイトル 規格品番 タイアップ 順位
1 2002年7月17日 愛 WANT YOU!! COCA-15434 バンダイ「CanバッチGood!」CMソング
2 2002年9月11日 だって、女の子なんだもん! COCA-15438 TBSテレビU-CDTV』オープニングテーマ 23位
3 2002年12月4日 愛のナースカーニバル CCOCA-15448 フジテレビ系『志村流』エンディングテーマ 38位
4 2003年2月19日 涙のハリケーン COCA-15454 TBS系アニメ『GetBackers-奪還屋-』エンディングテーマ 19位
5 2003年6月4日 バカンスの恋 COCA-15472 TBS系『pooh!』6月度エンディング・テーマ
ハドソンiアプリ用ゲーム『ミラクルくえすと2』テーマ・ソング
30位
6 2004年1月14日 BON VOYAGE! COCA-15617
COCA-15618
フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』オープニングテーマ 08位
7 2004年7月14日 手のひらを太陽に COCA-15692 フジテレビ系『めざましテレビ』テーマソング 28位
8 2004年9月1日 La La 口笛吹いていこう COCA-15693 UHBめざまし北海道 おはよう!山田です』テーマソング 39位
9 2005年2月23日 愛がいっぱい COCA-15733 TBS系ドラマ『スウとのんのん』主題歌 98位
10 2006年8月30日 ユラユラ揺れる LTCA-00033
LTCA-00034
日本テレビ系『恋愛部活』エンディングテーマ 69位
11 2007年2月21日 ∞Changing∞ LTCA-00047
LTCA-00048
テレビ東京系アニメヤマトナデシコ七変化♥』エンディングテーマ 80位

アルバム

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# 発売日 タイトル 規格品番 順位
1 2003年3月26日 BEAT GOES ON COCP-32087 56位
2 2004年3月24日 B3 Master Pieces 2002–2004 COCP-32626
COCP-32627 DVD付
37位
3 2004年12月15日 Winter Greetings COCP-32810 DVD付 60位

映像作品

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# 発売日 タイトル 規格品番
1 2004年3月24日 B3 Master Clips 2002–2004 COBA-4293
2 2008年2月6日 女祭 PCBP-11545

スタッフ

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ビーイング系の作家・プレイヤーが曲提供を行っているのが特徴。

出演

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テレビ

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  • テレビ朝日系「ミュージックステーション」(3回)
  • TBS系「うたばん」

ラジオ

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文化放送 水曜26:30-27:00枠(2002年10月 - 12月
前番組 番組名 次番組
扇一平のミュージックパーク
(2001年10月 - 2002年9月)
BON-BON BLANCO
EAZY INDIES
(2003年1月 - 6月)
文化放送 月曜26:00-26:30枠(2003年1月 - 2004年12月)
360°(サブロク)
(2001年10月 - 2002年12月)
Bon-Bon Blanco課外授業
根食真実のねじKISS
(2005年1月 - 3月)

活動休止後

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  • SANTOS ANNAは、舞台業やTVタレントとして活動中。2014年1月に入籍した。
  • MAKOは、ソロ活動中から行っていた声優に転向して活動中、現所属事務所はアイムエンタープライズ
  • TOMOYOはソーシャルファッション・コーディネートサイト「FUKULOG(フクログ)」のPR担当として働いているため芸能活動は行っていない。
  • 脱退したIZUMIは、所属事務所をパールに移籍し、モデルとして活動中。

脚注

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  1. ^ 「POCO BONITA CARNIVAL」(東京お台場・スタジオドリームメーカーにて2002年9月28日開催)告知フライヤーに記載のプロフィールによる。
  2. ^ カバー曲としては、マイアミ・サウンドマシーンのConga英語版がデビューシングル「愛 WANT YOU!!」のカップリングとして収録されている他、 ボビー・コールドウェルCome to me、またドリームズ・カム・トゥルーの「うれしい!たのしい!大好き!」がベストアルバム『B3 Master Pieces 2002–2004』に収録されている。これらはいずれも「手のひらを太陽に」以前の作品。
  3. ^ ソロ活動の詳細についてはMAKOSANTOS ANNAをそれぞれ参照。
  4. ^ 「ユラユラ揺れる」が初めて披露されたのはこのミュージカルである。
  5. ^ BON-BON BLANCOが活動休止を正式発表,ナタリー,2009年5月7日
  6. ^ オリコンランキング情報サービス「you大樹」”. オリコン・リサーチ. 2021年2月21日閲覧。
  7. ^ BON-BON BLANCOの作品”. オリコン. 2021年2月21日閲覧。

外部リンク

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