akippa
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークスタワー 14階 |
設立 | 2009年2月2日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1120001164401 |
事業内容 | 駐車場予約アプリ「akippa」の運営 |
代表者 | 代表取締役社長CEO 金谷 元気 |
資本金 | 20億円(資本準備金含む) |
主要株主 |
金谷元気 SOMPOホールディングス株式会社 株式会社ディー・エヌ・エー 住友商事株式会社 |
外部リンク | https://akippa.co.jp/ |
akippa株式会社は、大阪府大阪市浪速区のなんばパークスタワーに本社をおくベンチャー企業。2009年2月に金谷元気が合同会社ギャラクシーエージェンシーとして創業、2015年に社名変更[1]。一般社団法人シェアリングエコノミー協会の理事・関西支部長[2]。
駐車場シェアリングサービス『akippa(アキッパ)』を運営。
同社のミッションは、金谷の停電の経験から「電気のように必要不可欠なサービスを作りたい」と考え、「“なくてはならぬ”サービスをつくり、世の中の困りごとを解決する」と設定[3]。
沿革
[編集]- 2009年2月 合同会社ギャラクシーエージェンシーを設立。
- 2011年4月 株式会社ギャラクシーエージェンシーへ改組。
- 2014年4月 駐車場予約アプリ『akippa』の提供を開始。
- 2014年12月 Infinity Ventures Summit Launch Padで優勝[4]。
- 2015年2月 社名をakippa株式会社に変更。
- 2016年12月 トヨタ自動車と提携したうえで、ファンドを通じて出資を受ける。
- 2018年5月 住友商事・日本郵政キャピタル・JR東日本スタートアップなどから事業資金を調達[5]。
- 2018年11月 『akippa』の累計会員数が100万人を突破。
- 2019年10月 SOMPOホールディングスから事業資金を調達[6]
- 2023年10月 日本の地方公共団体としては初めて、大阪府河内長野市との間で包括連携協定を締結[7]。
- 2023年11月 提携する駐車場へのEV充電器設置についてテラモーターズと連携開始[8]。
- 2024年7月『akippa』の累計会員数が400万人を突破。[3]
- 2024年7月 著書『番狂わせの起業法』(かんき出版)を発売。[3]
駐車場予約アプリ『アキッパ(akippa)』
[編集]アキッパは「駐車場は現地に行ってはじめて満車だとわかるので困る」という日常生活の困りごとから生まれたサービスである。[3]
駐車場オーナーは契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設などの空きスペースを貸し出し、ドライバーはそのスペースを事前予約して利用できる駐車場のシェアリングサービス[9]。2014年4月にサービスを開始し、全国に拡大。企業や自治体やスポーツチームと提携し、迷惑駐車や渋滞、駐車場を探しながら運転することによって生じるうろつき交通の削減など地域の交通課題に取り組んでいる。駐車場不足により浪費する排出ガスを削減し、脱炭素にも積極的。
Jリーガーを目指していた代表金谷の繋がりから、セレッソ大阪との提携を開始、スタジアム周辺での駐車場開拓を始めた。これによりサッカー観戦やイベント需要に強みを持つが、2020年3月の緊急事態宣言の影響により一時的に需要が減少した。その後通勤需要の取り込みに成功し、事業は回復した。
2022年2月には利用者を限定できる新サービス『akippa private』をリリース。分譲マンションや寮などの空き駐車場対策にも力を入れる。
2023年からは音楽フェス「LuckyFes」や「諏訪湖祭湖上花火大会」、「土浦全国花火競技大会」にて公式駐車場を運営。周辺の交通渋滞の改善に貢献した[10]。2024年は「阿波おどり」など全国の花火大会やお祭りで駐車場の予約化を推進している[11]。近年、台風や運営費の高騰により花火大会の中止が相次いでいる中で[12]、駐車場の有料化により持続可能な大会運営を自治体に提案している。
代表の金谷は、Meta創業者でマーク・ザッカーバーグ氏と同級生であることから、同氏が事業展開するメタバース空間とは逆に「リアル」での人が会うことについての価値を感じ、駐車場を通じてビジョンである「リアルの“あいたい”を世界中でつなぐ」の実現を目指している。駐車場がEVの充電スポットや自動運転車のハブとなる未来を長期ビジョンに描いている。[3]
出典
[編集]- ^ “akippa株式会社創立10周年特設サイト”. akippa株式会社創立10周年特設サイト. 2020年3月16日閲覧。
- ^ “理事・幹事・事務局の紹介”. 一般社団法人シェアリングエコノミー協会. 2024年8月29日閲覧。
- ^ a b c d e “番狂わせの起業法”. かんき出版. 2024年7月31日閲覧。
- ^ 日経クロステック(xTECH) (2014年12月4日). “IVSのスタートアップコンテスト開催、優勝は空き駐車スペースのネット仲介サービス”. 日経クロステック(xTECH). 2023年11月17日閲覧。
- ^ “akippa、MaaSプラットフォームの構築に向け住友商事など7社から8.1億円の資金調達を実施”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2018年5月22日). 2023年11月17日閲覧。
- ^ “SOMPOホールディングス、駐車場シェアリング事業akippaへ出資し関連会社化”. 日本経済新聞 電子版. 2020年3月16日閲覧。
- ^ "akippaが大阪府河内長野市と包括連携協定を締結!地元のイベント時の駐車場不足を解消し、地域全体のにぎわい創出を目指して~akippaが包括連携協定を締結するのは初~" (Press release). 19 October 2023. 2023年10月25日閲覧。
- ^ “テラモーターズとアキッパ、シェア駐車場にEV充電器”. 日本経済新聞 (2023年11月6日). 2023年11月17日閲覧。
- ^ “駐車場予約のakippaとは|akippa(アキッパ)”. アキッパ. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “駐車場予約アプリ「akippa」が目指すのは“困りごと”の解消”. 東証マネ部! (2023年10月19日). 2023年11月17日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “阿波おどり会場周辺の渋滞緩和へ 一部駐車場に予約制導入|NHK 徳島県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “今年の花火大会、中止・延期相次ぐ 台風7号・南海トラフ地震警戒に原材料高騰も”. テレ朝news. 2024年8月29日閲覧。