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AIZUマウントエクスプレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AIZUマウントエクスプレス
AT-750形・AT-700形で運行の「AIZUマウントエクスプレス」
AT-750形・AT-700形で運行の「AIZUマウントエクスプレス」
概要
日本の旗 日本
種類 快速列車
現況 運行中
地域 栃木県福島県
前身 快速「AIZU尾瀬エクスプレス」
運行開始 2002年3月23日
運営者 東武鉄道
野岩鉄道
会津鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 鬼怒川温泉駅
終点 会津若松駅
営業距離 95.0 km(鬼怒川温泉 ‐ 会津若松間)
平均所要時間 約2時間
運行間隔 1往復
列車番号 3155→3156D(1号)
3151D→3152(2号)
使用路線 東武鉄道:鬼怒川線
野岩鉄道:会津鬼怒川線
会津鉄道:会津線
JR東日本:只見線
車内サービス
クラス 普通車
座席 全車自由席
技術
車両 AT-700形・AT-750形気動車
AT-600形・AT-650形気動車
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V(鬼怒川温泉 - 会津田島間)[注 1]
非電化(会津田島 - 会津若松間)
最高速度 85 km/h
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AIZUマウントエクスプレス(あいづマウントエクスプレス)は、東武鉄道野岩鉄道会津鉄道東日本旅客鉄道(JR東日本)が鬼怒川温泉駅 - 会津若松駅間を運行する快速列車。使用車両であるAT-700形・AT-750形気動車の愛称でもある。

本項では、かつて運行された列車のAIZU尾瀬エクスプレス(あいづおぜエクスプレス)についても記述する。

概要

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AIZUマウントエクスプレス・AIZU尾瀬エクスプレスは、元来は後述する車両に与えられた愛称である[1]。かつては使用車両の愛称をそのまま列車名としていたため、AT-600形・AT-650形で運転する列車は「AIZU尾瀬エクスプレス」となっていた。その後列車名が統一され、どの車両も「AIZUマウントエクスプレス」として運行されている[2]

運行概況

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2022年3月ダイヤ改正時点で、会津若松 - 鬼怒川温泉駅間で1日1往復運行されている。かつては東武日光駅まで直通する列車もあったが、同ダイヤ改正で廃止された。

また土休日を中心に、臨時列車扱いで会津若松行きが磐越西線喜多方駅まで延長運転している。

全車両普通車自由席で運行されている。鬼怒川温泉駅で東武鉄道の特急「きぬ」または「リバティきぬ」と接続する[3]

2015年3月のダイヤ改正より号数が付与されている。東武鉄道の特急列車と同様に会津若松方面が下りを表す奇数、鬼怒川温泉方面が上りを表す偶数となっている[3]

停車駅

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鬼怒川温泉駅 - 会津若松駅間で1往復運転。1号の停車順に記載(会津高原尾瀬口駅で列車の上下が入れ替わるため)。途中駅の詳細は、各路線のリンクを参照。

1号が磐越西線会津若松駅 - 喜多方駅間延長運転をする場合、この区間は途中塩川駅のみ停車。

使用車両

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現在の使用車両

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過去の使用車両

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車内サービス

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  • 2010年(平成22年)5月30日より、2名のアテンダントが乗務し沿線の観光案内と車内販売を開始。
  • 2011年(平成23年)6月1日より、車内Wi-Fiの無料サービス「列車でNet」を「AIZUマウントエクスプレス」の上下4列車(2往復)で開始[8]。2012年(平成24年)3月17日からはWi-Fiが利用できる列車が朝の会津高原尾瀬口発会津若松行き普通列車1本 (2104D) の会津田島→会津若松間、「AIZUマウントエクスプレス」のうち東武日光発着1往復、「AIZU尾瀬エクスプレス」1往復に変更され[9]、2013年(平成25年)3月16日からは「AIZU尾瀬エクスプレス」の廃止に伴い、朝の普通列車1本 (2104D) の会津田島→会津若松間と東武日光発着の「AIZUマウントエクスプレス」1往復となっている[10]
  • 2012年(平成24年)3月17日より9月16日まで、快速「AIZUマウントエクスプレス」東武日光行きの車内販売で、「AIZUマウントエクスプレス号 東武日光線直通運転記念乗車券」が販売された。
  • 2018年3月31日をもってアテンダント乗務及び車内販売を終了。

沿革

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  • 2002年(平成14年)3月23日 - 快速「AIZUマウントエクスプレス」が会津若松駅 - 会津田島駅間で運行開始[11][5]。元々特急「北アルプス」として使用されていたキハ8500系気動車を使用し、当初は全列車が会津線内全区間にて快速運転を行っていた。
  • 2003年(平成15年)10月4日 - 土休日の喜多方駅への延長運転を開始[12]
  • 2005年(平成17年)
    • 3月1日 - ダイヤ改正で浅草駅 - 会津田島駅間で運行されていた東武鉄道急行列車南会津」が廃止(東武線内運行の「ゆのさと」に変更)。「AIZUマウントエクスプレス」が東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅への乗り入れを開始した[5]。この時点で1日2往復が運転されていた[13]
    • 12月20日 - AT-600形・AT-650形の営業運転開始[13]
  • 2006年(平成18年)3月18日 - ダイヤ改正で快速「AIZU尾瀬エクスプレス」運行開始[5][13]。これにより1日3往復となる[14]
  • 2010年(平成22年)5月30日 - 「AIZUマウントエクスプレス」がAT-700形・AT-750形に置き換え。キハ8500系はこの日限りで運転終了[7]
  • 2012年(平成24年)3月17日 - 1往復を増発し、東武日光駅まで乗り入れ開始[2]。1日4往復となる。
  • 2013年(平成25年)3月16日 - ダイヤ改正で快速「AIZU尾瀬エクスプレス」廃止[15]。1日3往復となる。
  • 2017年(平成29年)
  • 2021年(令和3年)3月13日 - ダイヤ改正で東武日光発着のうち1往復を会津田島発着の普通列車に変更。「AIZUマウントエクスプレス」は1日2往復の運転となる。
  • 2022年(令和4年)3月12日 - ダイヤ改正で東武日光発着列車1往復を廃止。磐越西線への延長運転は喜多方行きの片道のみとなる(喜多方発は代替として、会津田島行き普通列車が延長運転を行う。JR線内は快速運転)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 但し、気動車を使用。

出典

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  1. ^ 車輌のご紹介”. 会津鉄道. 2013年2月21日閲覧。
  2. ^ a b “AIZUマウントエクスプレス”,東武日光への乗入れ開始”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2012年3月19日). 2012年3月27日閲覧。
  3. ^ a b AIZUマウントエクスプレス │ 会津鉄道-会津鉄道で行く、会津の列車たび”. 2019年11月22日閲覧。
  4. ^ AT-600形の愛称名募集について”. 会津鉄道. 2006年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月23日閲覧。
  5. ^ a b c d 会津鉄道 会社概要”. 会津鉄道. 2008年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧。
  6. ^ 新AIZUマウントエクスプレス登場!”. 会津鉄道 (2010年). 2013年2月23日閲覧。
  7. ^ a b c 『AIZUマウントエクスプレス新旧交代セレモニー』が行われる”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2010年5月31日). 2013年3月5日閲覧。
  8. ^ 会津あかべぇ通信 Vol.64 (PDF) (2011年5月31日発行) - 会津鉄道
  9. ^ 3/17から 列車でNet Wi-Fi指定列車が変更となりました!”. 会津鉄道 (2011年). 2012年3月28日閲覧。
  10. ^ 列車でNet Wi-Fi指定列車が可能です!”. 会津鉄道 (2011年). 2013年3月20日閲覧。
  11. ^ 3月1日から「AIZUマウントエクスプレス号」が鬼怒川温泉 - 会津若松間で直通運転を開始 (PDF) (東武鉄道ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2005年時点の版)。
  12. ^ JR喜多方駅まで直通運転開始”. 会津鉄道. 2003年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月20日閲覧。
  13. ^ a b c 「首都圏と直結したより快適な列車の旅」3月18日 会津鉄道でダイヤ改正を実施” (PDF). 会津鉄道 (2005年12月22日). 2006年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月23日閲覧。
  14. ^ 鬼怒川温泉 - 会津若松直通列車を3往復に増発します (PDF) (東武鉄道ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2006年時点の版)。
  15. ^ 会津鉄道会津線ダイヤ改正のお知らせ” (PDF). 会津鉄道 (2013年2月20日). 2013年2月21日閲覧。
  16. ^ 2017年4月21日(金)ダイヤ改正を実施!【特急リバティ会津の運転概要が決定】”. 会津鉄道 (2017年1月19日). 2017年1月22日閲覧。
  17. ^ 東武鬼怒川線 新駅「東武ワールドスクウェア」の開業日を7月22日(土)に決定しました!” (PDF). 東武鉄道 (2017年2月28日). 2017年2月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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