コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

WS009KE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
9 (PHS)から転送)
ウィルコム WS009KE 9(nine)/9(nine)+
WS009KE(白)
キャリア ウィルコム
製造 ケーイーエス
発売日 9(nine):2006年12月14日
9(nine)+:2008年1月31日
概要
音声通信方式 W-SIMに依存
形状 ストレート型
サイズ 124 × 40 × 11.5 mm
質量 67(9(nine))
71(9(nine)+) g
連続通話時間 5.5時間
連続待受時間 500時間
充電時間 2時間
外部メモリ なし
日本語入力 Advanced Wnn 1.31
FeliCa なし
赤外線通信機能 9(nine)+のみあり
Bluetooth なし
ワンセグ なし
メインディスプレイ
方式 TFT液晶ディスプレイ
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.0インチ
表示色数 262.144色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
なし
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ホワイト(9)/ポーラホワイト(9+)
ブラック(9)/フレンチブラック(9+)
ピンク(9)
グリーン(9)/ブリティッシュブルー(9+)
レッド(9)
グラーナ(ボディ。画面縁取りはブラウ)(9)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

WS009KEとは、WILLCOM(ウィルコム)向けに供給されたW-SIMに対応した、ケーイーエス(現・ アスモ)開発・製造のPHS音声端末である。同社が初めて製作したコンシューマ向け端末である。初代である9(nine)と、マイナーチェンジを施した9(nine)+があるが、型番は同じである。

2009年11月1日以降のロットはネットインデックス(現ネクス)製造となり、サポート等も同日以降は同社が担当することとなった。

概要

[編集]

2006年12月14日に初代機種である9(nine)(ナイン)発売。端末のコンセプトは、シンプルで無駄な機能を削ぎ落とした「ミニマム」。通話・ウェブブラウザ電子メールクライアントのみに機能を絞り、カメラやJava等は省かれている。ウィルコムの端末だけあって、ウェブブラウザはフルブラウザのNetFrontを搭載。高度化PHS規格のW-OAMに対応したW-SIMである「RX420AL」が同梱され、CPUにARM9を採用して、快適な操作感を達成している。RX420AL以外のW-SIM(RX410IN,RX420IN)にも対応し、本体のみの単品販売も行われている。発売当初はホワイト・ブラックの2色のみであったが、2007年3月27日にピンクが新色として追加発売され、2007年7月6日にはグリーン・レッド2色が追加発売。また、2007年8月3日に、限定モデルとしてFCバルセロナモデル(臙脂色)が発売となる。ファームウェアバージョンV107以降を適用することにより、内蔵ソフトウェアは9(nine)+に近い状態までアップデートされる。

2008年1月31日に9(nine)をマイナーチェンジした9(nine)+(ナインプラス)が発売された。9(nine)のコンセプトはそのまま保ち、変更点は内蔵メモリの追加・赤外線通信対応・メインディスプレイ上部へのLED搭載など細部にとどまっている。当初は3色展開で、フレンチブラックは1月31日、ポーラホワイトは2月20日、ブリティッシュブルーは2月27日発売。ソフトウェアバージョンアップにより同年12月9日出荷分から、ウィルコムガジェット・デコラティブメールJavaアプリケーション・国際ローミングに対応した新バージョン(ウィルコムガジェット対応版)となった。既出荷分の9(nine)+についても、ソフトのアップデートにより対応予定とされていたが、ネットインデックス移行後の2010年9月時点まで実現していない。なお、ネットインデックス製移行後のガジェット対応版については、同梱のW-SIMが2010年以降、「RX430AL」に変更されている。

なお、9(nine)シリーズの展開については、今後も大きな変更は行わず、マイナーチェンジにとどめていく予定とのこと。[2]

CLUB AIR-EDGEのオフィシャルコンテンツは、一部未対応のものがある。

各種仕様

[編集]

関連項目

[編集]
  • WS018KE - WILLCOM 9。同一メーカー製による折りたたみ端末で、製品コンセプトに共通点がある。

脚注

[編集]
  1. ^ 公式にはPC用モデムとしての使用は不可能とされているが、W-SIMファームウェア更新モード(いわゆる隠しモードの一種)を呼び出すことでモデムとして利用できることが、有志らによって確認されている。しかし、非公式である故自己責任で利用すべきである。 [1]

外部リンク

[編集]