ブルノ - イフラヴァ線
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(240号線 (チェコ)から転送)
ストジェリッツ - オクジーシュキ線 | |
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チェコ鉄道の路線番号240の区間 | |
基本情報 | |
国 | チェコ |
所在地 | 南モラヴィア州、 |
起点 | ブルノ中央駅 |
終点 | イフラヴァ駅 |
路線番号 | 240 |
全通 | 1886年6月4日 |
所有者 | チェコ鉄道 |
運営者 | チェコ鉄道公団 |
路線諸元 | |
路線距離 | 62 km |
軌間 | 1435 mm(標準軌) |
最大勾配 | 25 ‰ |
最小曲線半径 | 225 m |
最高速度 | 90 km/h |
線路等級 | C4 |
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ブルノ - イフラヴァ線(チェコ語;Železniční trať Brno–Jihlava)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は240。
オクルジーシキを境に沿革が分かれる。オクルジーシキ以東はブルノ・ロシツェ鉄道を前身とする。1856年にブルノ~ザスターフカ間が開業した。その後オーストリア=ハンガリー国家鉄道(k.k. privilegierte Österreich-Ungarische Staatseisenbahn-Gesellschaft, StEG)に移管され、StEGは1870年にストゥデネツまで、1886年6月4日にオクルジーシキまでこの路線を開通した[2]。
オクルジーシキ以西は1871年にオーストリア北西部鉄道によって開業した。ウィーンとベルリンを結ぶ路線の一翼を担っていたが、今その役割は260号線が担っている。
2024年4月30日より、工事のためストルジェリツェ - ラポチツェ間で運休する予定[3]。
運行形態
[編集]特急「リフリーク(R)」
[編集]- イフラヴァ号: ブルノ → イフラヴァ
- 一日あたり、夜間に片道1本のみの運行。2024年4月30日より、ブルノ - ナームニェスチ間で運休する予定。
快速「スピェシニー(Sp)」
[編集]全4系統が運行していて、特に241号線との直通列車は、白ワイン用のぶどうの品種名が愛称になっている。
- ホラーツキー・エクスプレス号: ブルノ - トルジェビーチ 【平日運行】
- ヴェルトリーンスケー・ゼレネー号: ズノイモ - オクルジーシキ - イフラヴァ - ハヴリーチクーフ・ブロド 【平日運行】
- リズリンク・リーンスキー号: ズノイモ - オクルジーシキ - イフラヴァ 【土曜・休日運行】
- 土曜日にズノイモ行が、日曜日にイフラヴァ行が1本ずつ運行する。オクルジーシキ以南は241号線に直通する。途中、オクルジーシキを通過する。
- 2019年末に運行を開始した。
- ソーヴィニヨン号: ズノイモ - オクルジーシキ - イフラヴァ - ハヴリーチクーフ・ブロド 【休日運行】
- 過去の運行系統
- ボブラヴァ号: イフラヴァ → ブルノ 【平日・土曜運行】
- 早朝に片道1便のみ、平日にイフラヴァ発ブルノ行が、土曜日にナームニェスチ発ブルノ行が運行される。停車駅が多く、現在の停車駅に加え、ルカ、ブランソウゼとナームニェスチ - テッチツェ間の各駅にも停車し(ただしヴィソケー・ポポヴィツェ駅は通過)、一方でヴラヂスラフを通過していた。
- 2019年以前に運行していた。
- イフラヴァ → トルジェビーチ 【平日運行】
- 一日あたり、片道1本のみ運行していた。途中、オクルジーシキとボロヴィナにのみ停車していた。
- 2020年度に限り運行していた。
- ボブラヴァ号: イフラヴァ → ブルノ 【平日・土曜運行】
普通
[編集]- ブルノ本駅 - トルジェビーチ
- ブルノ下駅 - トルジェビーチ 【平日運行】
- 2時間サイクルで、ブルノ - トルジェビーチの系統と、ブルノ - ラポチツェの系統が1往復ずつ運行し、ブルノ - ラポチツェ間は毎時1本の本数が確保されている。なお、ストルジェリツェ下駅は、大半の列車が通過するが、244号線の列車が利用可能となっている。オストポヴィツェとトロウブスコは選択停車が基本で、トルジェビーチ発着便がトロウブスコに、ラポチツェ発着便がオストポヴィツェに主に停車する。
- 2024年4月20日より、ストルジェリツェ - ラポチツェ間で運休となる他、オストポヴィツェとトロウブスコはほとんどの列車が停車となる予定。
- 過去の運行形態
- 2015年以前は、ブルノ本駅 - ナームニェスチ(冬季の休日はザスターフカ)間で1時間に1本の本数が確保され、イフラヴァにも2時間に1本直通していた。244号線の列車が運行するストルジェリツェ - ブルノ間では上下で停車駅のパターンが異なっていた。244号線と合わせて、上下線で同程度の本数が停車するダイヤであった。オストポヴィツェ駅は未開業であった。
- 2015年末に、上下対称に近い停車駅パターンとなった。トロウブスコは半数が通過であった(主にオミツェ停車便がトロウブスコ通過)。
- 2019年末に、ラポチツェ - ナームニェスチ間で2時間に1本に減便となり、平日は大部分がナームニェスチまで、休日はトルジェビーチまで短縮された。トロウブスコは大部分が停車となった。
- 2020年末に、平日のナームニェスチ発着便がトルジェビーチまで延長された。
- 2021年末に、オストポヴィツェ駅開業により、ラポチツェ発着便は原則オストポヴィツェ停車、トロウブスコ通過となった。
- 2022年12月に発生したスヴラトカ川橋梁破損の影響で、平日の0:00 - 20:00に限りブルノ下駅発着となった[4][5]。
- 2024年度より、再びブルノ本駅発着となった。
- トルジェビーチ - イフラヴァ
- 2時間に1本の運行。
- 過去の運行形態
- 2019年以前は、上記ブルノ発着系統と一体で、ブルノ - イフラヴァ間の直通運行であった。
- 2019年末に、平日はナームニェスチ→イフラヴァ、イフラヴァ→トルジェビーチ、トルジェビーチ→ナームニェスチの各系統が2時間に1本ずつ運行する様になった。休日はトルジェビーチ - イウラヴァ間に2時間に1本の運行となった。
- 2020年末に、平日の上下ともトルジェビーチ - イウラヴァ間の運行となった。トルジェビーチ以東は、上記のブルノ発着系統の延伸によりカバーされる様になった。
臨時列車
[編集]- ペルモニーク号
- 旧型列車。年6日、ブルノ - ザスターフカ間に、1往復のみ運行する。途中ノンストップ
駅一覧
[編集]以下では、チェコ国鉄240号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。ブルノ近郊の普通列車について、詳細は(*1)参照。
- 種別
- R:特急
- Sp:快速
- Os:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:大部分停車、一部通過
- ◑、◐、◓印:半数停車、半数通過(普通)。
- ○印:大部分通過、一部停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | R | Sp | Os | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
240 | ブルノ本駅 | - | ウィーンから 155.7 |
ストルジェリツェから 13.1 |
■ | ■ | ■ | 南モラヴィア州 | ブルノ市 | |
ブルノ・ホルニー・ヘルシピツェ駅 | 2.8 | 152.9 | 10.3 | | | | | ● | 251号線(ブダペスト/ウィーン方面) | |||
ブルノ・スタリー・リースコヴェツ駅(*2) | (149.7) | | | | | ○*1 | ||||||
オストポヴィツェ駅(*2) | 5.2 | 147.7 | 5.1 | | | | | ◑ | ブルノ下駅方面 | ブルノ・ヴェンコフ郡 | ||
トロウブスコ駅 | 1.7 | 146.0 | 3.4 | | | | | ◐ | ||||
ストルジェリツェ下駅 | 1.7 | 144.3 | 1.7 | | | ●*1 | ○ | ||||
ストルジェリツェ駅 | 1.7 | 142.6 | 0.0 | | | ○*1 | ● | 244号線(ボフチツェ方面) | |||
オミツェ駅 | 3.1 | 3.1 | | | | | ◓ | |||||
テッチツェ駅 | 3.4 | 6.5 | | | | | ● | |||||
ロシツェ・ウ・ブルナ駅 | 1.9 | 8.4 | | | | | ● | |||||
ザスターフカ・ウ・ブルナ駅 | 2.5 | 10.9 | | | | | ■ | |||||
ヴィソケー・ポポヴィツェ駅 | 5.2 | 16.1 | | | | | ■ | |||||
ラポチツェ駅 | 2.8 | 18.9 | | | | | ■ | ヴィソチナ州 | トルジェビーチ郡 | |||
クラリツェ・ナド・オスラヴォウ駅 | 4.8 | 23.7 | | | | | ■ | |||||
ナームニェスチ・ナド・オスラヴォウ駅 | 5.8 | 29.5 | ■ | ■ | ■ | |||||
ストゥデネツ駅 | 6.3 | 35.8 | | | ■ | ● | 257号線(ヴェルケー・メジルジーチー方面) | ||||
ヴラヂスラフ駅 | 7.0 | 42.8 | | | ■ | ■ | |||||
トルジェビーチ駅 | 7.3 | 50.1 | ■ | ■ | ■ | |||||
トルジェビーチ・ボロヴィナ駅 | 2.3 | 52.4 | | | ■ | ||||||
クラフロフ駅 | 3.1 | 55.5 | | | ● | ||||||
オクルジーシキ駅 | 6.3 | 169.9 | 61.8 | ■ | ■ | ■ | 241号線 | |||
チーホフ駅 | 5.2 | 175.1 | 67.0 | | | | | ■ | ||||
ブランソウゼ駅 | 3.2 | 178.3 | 70.2 | | | | | ■ | ||||
ドルニー・スムルチネー駅 | 2.1 | 180.4 | 72.3 | | | | | ■ | トルジェビーチ郡 | |||
プルジームニェルコフ駅 | 2.4 | 182.8 | 74.7 | | | | | ■ | ||||
ビートヴチツェ駅 | 2.3 | 185.1 | 77.0 | | | | | ■ | ||||
ルカ・ナド・イフラヴォウ駅 | 2.2 | 187.3 | 79.2 | | | | | ■ | ||||
マリー・ベラノフ駅 | 7.8 | 195.1 | 87.0 | | | | | ● | ||||
イフラヴァ駅 | 3.5 | 198.6 | 90.5 | ■ | ■ | ■ | 225号線 |
(*1): 240号線の列車は全て通過。244号線の列車が停車する。
(*2): 2021年12月開業[6]。
ブルノ下駅 - オストポヴィツェ
[編集]- 種別
- Os:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ◑印:半数停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | Sp | Os | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
240 | ブルノ下駅 | - | ウィーンから 154.8 |
ブルノ下駅から 0.0 |
■ | ■ | 南モラヴィア州 | ブルノ市 | |
ブルノ・スタリー・リースコヴェツ駅(全列車通過 *1) | (149.7) | | | | | ブルノ本駅方面 | |||||
オストポヴィツェ駅 | 7.1 | 147.7 | 7.1 | | | ◑ | トルジェビーチ方面 | ブルノ・ヴェンコフ郡 |
- (*1): ブルノ本駅発着の、244号線の列車が停車する。
参考文献
[編集]- Alfred Horn (2012) (ドイツ語). Eisenbahn Bilderalbum 16 – Die k.k. privilegierte österreichisch-ungarische Staats-Eisenbahn-Gesellschaft. Wien: Bohmann Verlag. ISBN 978-3-99015-020-7
- Ignaz Konta (1898) (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Oesterreichs vom Jahre 1867 bis zur Gegenwart. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterreichisch-Ungarischen Monarchie. Band 1.2. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 1–426
- Bernhard Neuner (2002) (ドイツ語). Bibilographie der österreichischen Eisenbahnen von der Anfängen bis 1918. Band 2. Wien: Walter Drews Verlag. ISBN 3-901949-00-3
脚注
[編集]- ^ Zdeněk Hudec u. a. (2006) (チェコ語). Atlas Drah České republiky 2006–2007 (2nd ed.). Praha: Pavel Malkus. ISBN 80-87047-00-1
- ^ I. Konta: 1898, p. 297
- ^ Výlukové jízdní řády - 30.4.2024 - 14.12.2024 - linka S4
- ^ a b Změna vlakové výluky v Brně: Vlaky linky S4 jezdí ve všední dny na dolní nádraží
- ^ a b Vlaková výluka v Brně - most přes Svratku - opatření platná od 9. ledna 2023
- ^ Nové zastávky i soupravy a zrušený provoz na některých tratích. Na železnici platí nové jízdní řády