タウアーン線
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(220号線 (オーストリア)から転送)
オーストリア国鉄 | |
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路線番号 | 220 |
路線総延長 | 79 km |
軌間 | 1435 mm |
電圧 | 15000V(交流) |
最大勾配 | 30 パーミル |
最小半径 | 247 m |
最高速度 | 130 km/h |
タウアーン線(ドイツ語;Tauernbahn)は、オーストリア国鉄の鉄道路線の名称である。路線番号は220。ドイツ・ザルツブルクとフィラハ・クラーゲンフルトを結ぶ路線と機能している。
運行形態
[編集]寝台特急「ナイトジェット(NJ)」
[編集]下記2系統が、それぞれ一日1往復ずつ運行されている。
- ミュンヘン - シュヴァルツァハ - シュピッタル - ラスペツィア/ローマ
寝台特急「ユーロナイト(EN)」
[編集]下記1系統が、一日1往復運行している。
- チューリヒ/シュツットガルト - シュヴァルツァハ - シュピッタル - ザグレブ/リイェカ
- シュヴァルツァハ以北は200号線に直通するが、スイス方面の車両は南方へ、ドイツ方面の車両は北方へ乗り入れる。シュピッタル以南は601号線に直通する。アルプスを越えるあたりで多くの駅に停車する。
- 過去の運行形態
- かつては、ドイツ発着便とスイス発着便が、併結せずに運行していた。スイス発着便は、ベオグラード発着車両を併結していた。ドイツ発着便は、上記ヴェネツィア発着の列車(現在のナイトジェット)に併結されていて、220号線内全ての駅を通過していた。
- 2016年末に、スイス発着便のベオグラード発着車両のみシュヴァルツァハ折り返しとなった。
- 2018年度より、スイス発着便がベオグラード発着車両を併結しなくなった。
- 2020年秋 - 2021年春にかけて、スイス発着便・ドイツ発着便とも運行を休止していた。
- 2022年度より、ドイツ発着便がシュヴァーツァハ停車となった。
- 2023年度より、両系統がシュヴァーツァハ以南で併結する様になった。停車駅は、スイス発着便のものが適用された。ドイツ発着便の、ナイトジェット(NJ)との併結は解除された。
特急「レイルジェット(RJ)」
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特急「ユーロシティ(EC)」
[編集]- ルール地方/フランクフルト - シュヴァルツァハ - シュピッタル - クラーゲンフルト
- 一日2.5往復の運行。上記レイルジェットと合わせて2時間に1本の運行となる。さらに、冬季の土曜日には1往復が増発される。マルニッツ以北は各駅に停車する。シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。
- 過去の運行形態
- 2016年以前は、レイルジェット(RJ)の一部もこの種別で運行しており、一日3.5往復の運行であった。
- 2017年度より、1往復がレイルジェット(rj)に変更され、一日2.5往復に減便となった。
- 2024年度より、冬季の土曜日に限り一日1往復が増発される様になった。また、2023年12月から2024年7月にかけて、うち1.5往復がインターシティ・エクスプレス(ICE)の種別で運行していて、ドルフガシュタインとバト・ガシュタインを通過していた。
特急「シュネルツーク(D)」
[編集]- ザルツブルク - シュヴァルツァハ - マルニッツ 【土曜を除く毎日運行】
- 一日1往復の運行だが、土曜は運休し、金曜は北行のみ、日曜は南行のみの運行となる。
- 2024年度より運行を開始した。
特急「インターシティ(IC)」
[編集]- ザルツブルク - シュヴァルツァハ - クラーゲンフルト
- 一日3.5往復の運行で、レイルジェット・ユーロシティと合わせて2時間に1本の運行となる。マルニッツ以北は各駅に停車する。シュヴァルツァハ以北は200号線、シュピッタル以南は601号線に直通する。
- 過去の運行形態
- 2015年以前は、レイルジェット(RJ)の一部もこの種別で運行しており、一日4往復の運行であった。これとは別に、バート・ガシュタイン(北行はベクシュタイン) - ザルツブルク方面に平日限定で快速が一日1往復運行していた。
- 2016年3月に、1往復の快速が上下ともバート・ガシュタイン発着となった。
- 2016年末から一日1往復の運行となった。残り3往復はレイルジェット(rj)に種別変更となった。
- 2019年度より、シュネルツーク(D)の種別で北行一日1本が運行を開始した。
- 2019年末に2往復に増発された。
- 2020年末に、バート・ガシュタイン発着の快速がクラーゲンフルト延伸・週6日運行に変更の上特急に格上げされ、3往復の運行となった。
- 2024年度より、シュネルツーク(D)がインターシティ・エクスプレス(ICE)に種別変更となり、バト・ガシュタインとドルフガシュタインは通過となった。2024年7月の改正で、インターシティ(IC)にさらに種別変更となり、停車駅も元通りマルニッツ以北各駅停車となった。
快速「レギオナルエクスプレス(REX)」
[編集]- シュヴァーツァハ → マルニッツ 【夏季運行】
- マルニッツ → シュピッタル → フィラハ 【夏季運行】
- フィラハ → シュピッタル → シュヴァーツァハ 【夏季運行】
- 季節限定で、一日1往復の運行。シュピッタル以南は601号線に直通する。北行に限り、普通(R)として運行するが、シュピッタル - マルニッツ間はノンストップ。
- 過去の運行形態
- 2020年に、マルニッツ - フィラハ間で運行を開始した。2020年度は一日2往復の運行であった。
- 2021年度より、一日1往復の運行となった。
- 2023年度より、北行に限り普通(R)として運行する様になった。
- 2024年度より、普通(R)が再び快速に格上げとなった他、運行区間がシュヴァーツァハまで延伸された。また、シュヴァーツァハ → マルニッツの列車も運行を開始した。
普通「カートレイン(ASTB)」
[編集]ベクシュタイン~マルニッツ間に、1時間に1本の運行。
普通(R)
[編集]- マルニッツ - シュピッタル 【平日・土曜運行】
- 一日2往復の運行(土曜日は一日1往復の運行)。うち早朝の片道1本のみ、フィラハ→マルニッツの系統で運行され、601号線から直通する。
- 2019年以前は、オーバーファルケンシュタインとペンクにも停車していた。
駅一覧
[編集]- 種別
- EN:寝台特急「ユーロナイト」
- EC:特急「ユーロシティ」
- IC:特急「インターシティ」
- REX:快速「レギオナルエクスプレス」
- AS:普通「カートレイン」
- R:普通「レギオナルツーク」
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:一部通過
- ☆印:半数停車
- ○印:一部停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | NJ | EN | RJ | EC | D | IC | REX | AS | R | 接続路線 | 所在地 | |
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220 | シュヴァルツァハ・ザンクト・ファイト駅 | - | 0.0 | ● | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | 200号線(ヴェアグル方面、ザルツブルク方面) | ザルツブルク州 | ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウ郡 | ||
ドルフガシュタイン駅 | 14.3 | 14.3 | | | | | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
バト・ホフガシュタイン駅 | 5.0 | 19.3 | | | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | | | ||||||
バト・ガシュタイン駅 | 10.8 | 30.1 | | | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
ベクシュタイン駅 | 4.1 | 34.2 | | | | | | | | | | | | | | | ■ | |||||
マルニッツ・オーバーフェラハ駅 | 11.7 | 45.9 | | | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ケルンテン州 | シュピッタル・アン・デア・ドラウ郡 | ||
オーバーファルケンシュタイン駅(休止中 *1) | (55.8) | | | | | | | | | | | | | | | |||||||
ペンク駅(休止中 *1) | (58.4) | | | | | | | | | | | | | | | |||||||
コルブニッツ駅 | 18.9 | 64.8 | | | | | | | | | | | | | ■ | ||||||
ミュールドルフ・メルブリュッケ駅 | 4.6 | 69.4 | | | | | | | | | | | | | ■ | ||||||
プーザーニッツ駅 | 3.5 | 72.9 | | | | | | | | | | | | | ■ | ||||||
シュピッタル・ミルシュテッターゼー駅 | 8.0 | 80.9 | | | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | 223号線(リーエンツ方面)、601号線(クラーゲンフルト方面) |