ジメチル尿素
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ジメチル尿素 | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 96-31-1 |
PubChem | 7293 |
ChemSpider | 7021 |
KEGG | C16364 |
MeSH | 1,3-ジメチル尿素 |
RTECS番号 | YS9868000 |
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特性 | |
化学式 | C3H8N2O |
モル質量 | 88.11 g mol−1 |
外観 | 無色, ワックス状結晶 |
匂い | 無臭 |
密度 | 1.142 g mL−1 |
融点 |
104 °C, 377.5 K, 220 °F |
沸点 |
269 °C, 542.2 K, 516 °F |
水への溶解度 | 765 g L−1 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−326.5 kJ mol−1[2] |
標準燃焼熱 ΔcH |
−1997.4 kJ mol−1[2] |
危険性 | |
Rフレーズ | R22, R24/25 |
引火点 | 157 °C (315 °F; 430 K) |
半数致死量 LD50 | 4 g kg−1 (oral, rat) |
関連する物質 | |
関連するureas | カルムスチン |
関連物質 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジメチル尿素(Dimethylurea)は、有機合成化学の中間体として用いられる尿素の誘導体である。IUPAC名は、1,3-ジメチル尿素である。毒性のほとんどない無色の結晶性粉末である。
利用
[編集]1,3-ジメチル尿素は、カフェイン、テオフィリンや医薬品、除草剤その他の合成に用いられる[3]。紡織業では、ホルムアルデヒドを含まない仕上げ剤の製造の中間体として用いられる。世界での生産量は、推計2500トン以下である。
出典
[編集]- ^ “1,3-dimethylurea - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (26 March 2005). 10 April 2012閲覧。
- ^ a b “dimethylurea”. NIST. 2021年3月8日閲覧。
- ^ http://www.inchem.org/documents/sids/sids/96311.pdf SIDS Initial Assessment Report