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渦池型掃海艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
081型掃海艦から転送)
渦池型掃海艦 (081型)
081型
081型
基本情報
艦種 掃海艦
運用者  中国人民解放軍海軍
就役期間 2007年 - 現在
建造数 4隻(081型)
10隻(081A型)
前級 撫順型 (6610型)
次級 最新
要目
満載排水量 996トン (081型)
1,200トン(081A型)
全長 67メートル (220 ft) (081型)
67.8メートル (222 ft)(081A型)
最大幅 10メートル (33 ft)
主機 ディーゼルエンジン
兵装 37mm連装機銃×1基
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渦池型掃海艦(ウォチがたそうかいかん、: Wochi-class mine countermeasure vessel)は、中国人民解放軍海軍掃海艦(MSO)の艦級に付与されたNATOコードネーム。人民解放軍海軍での制式名は、前期型は081型掃海艦中国語: 081型扫雷舰[1][2]、後期型は081A型掃海艦である。

設計

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081型

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船型は、前任の撫順型と同じ船首楼型であり、全体的な配置も類似している。船体は製と考えられている。先行して配備された渦蔵型掃海艇が自走式・前駆式の機雷処分具(ROV)を搭載していたのに対し、本型では係維掃海具および音響・磁気掃海具しか確認されておらず、近海での機雷掃海能力のみを備えたMSOと見られている[1][3]

撫順型が哨戒任務を想定して、充実した機銃装備を備えていたのに対し、本型では艦首甲板に37mm連装機銃を備えるのみとなっている。

081A型

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基本的には、先行する081型の発展型であるが、艦首部の設計が一部変更され、ドアが1つ換装されている。また37mm連装機銃は遠隔操作型の30mm単装機銃に変更されており、満載排水量は1200トンに増大している[1][3]

同艦型

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設計 艦番号 艦名 建造所 進水 就役 現況 就役
081 805 张家港 / Zhangjiagang 求新造船 2006年 2007年3月6日[4] 現役 東海艦隊
810 靖江 / Jingjiang 2007年11月9日 現役
839 浏阳 / Liuyang 2006年11月12日 2007年7月29日 現役 南海艦隊
840 泸溪 / Luxi 2006年5月15日 2007年7月29日 現役
081A 841 孝义 / Xiaoyi 江南造船 2010年10月 2012年2月24日 現役 南海艦隊
842 台山 / Taishan 2012年8月6日 現役
843 常熟 / Changshu 武昌船舶重工集団 2012年5月 2013年5月13日[5] 現役
844 鹤山 / Heshan 江南造船 2012年9月27日 2013年10月10日 現役
845 青州 / Qingzhou 2014年1月26日 現役 北海艦隊
846 禹城 / Yucheng 2013年9月 2014年10月10日[6] 現役
847 仁怀 / Renhuai 武昌船舶重工集団 2018年 現役
848 宣威 / Xuanwei 2017年8月 2018年 現役
849 无棣 / Wudi 2017年12月10日 2019年 現役
831 2018年3月28日 2019年 現役 東海艦隊

脚注

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  1. ^ a b c 高橋陽一「機雷戦能力 (特集 中国海軍 2015)」『世界の艦船』第816号、海人社、2015年5月、100-101頁。 
  2. ^ Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 127. ISBN 978-1591149545 
  3. ^ a b 「哨戒艇/掃海艇 (注目の中国新型艦艇)」『世界の艦船』第647号、海人社、2005年9月、94-95頁、NAID 40015771003 
  4. ^ 中国人民解放军海军“张家港舰”命名”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月17日閲覧。
  5. ^ “常熟舰”入列南海舰队”. 2014年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月17日閲覧。
  6. ^ 我国新型扫雷舰在海军驻连某部入列”. 大连广播电视台 (2014年10月10日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月10日閲覧。