コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鴨部市場前信号所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鴨部市場前駅から転送)
鴨部市場前信号所
(鴨部市場前行違い場所)
西より望む(2012年5月)
かもべいちばまえ
Kamobe ichiba mae
鴨部 (0.1 km)
(0.3 km) 曙町東町
地図
所在地 高知県高知市鴨部高町
北緯33度33分7.3秒 東経133度29分46秒 / 北緯33.552028度 東経133.49611度 / 33.552028; 133.49611座標: 北緯33度33分7.3秒 東経133度29分46秒 / 北緯33.552028度 東経133.49611度 / 33.552028; 133.49611
所属事業者 とさでん交通
所属路線 伊野線
キロ程 4.8 km(はりまや橋起点)
駅構造 信号場
開業年月日 1954年昭和29年)2月8日
* 1972年(昭和47年)に旅客扱いを停止。
テンプレートを表示

鴨部市場前信号所(かもべいちばまえしんごうじょ、かもべしじょうまえしんごうじょ)は、高知県高知市鴨部高町にあるとさでん交通伊野線信号場である。対外的には「鴨部市場前行違い場所」の呼称が用いられる。

歴史

[編集]

1954年昭和29年)、伊野線の鴨部市場前停留場(かもべいちばまえていりゅうじょう)という停留場として開業した[1]。伊野線の単線区間内に新設された列車交換のための停留場で、客扱いも行っていた[2]

その後、1972年(昭和47年)に客扱いを終了[1][2]、列車交換だけを行うようになった。なお、届出上は現在も「鴨部市場前停留場」のままである[3]

年表

[編集]

信号場構造

[編集]
配線概略図

鴨部停留場

uSTR
uSTR+l uABZgr
uSTRg uSTRf
uSTRl uABZg+r
uSTR

曙町東町停留場

伊野線の併用軌道区間にあり、道路上に設備が設けられる。単線の鏡川橋 - 伊野間にあって場内は複線で、列車交換が可能[6]。伊野方面行きの下り線は直線で、はりまや橋方面行きの上り線が北へ張り出すように分岐する[7][8]。列車は交換の有無に関わらず左側線を走行する。

旅客を扱っていた時もホームは設置されていなかった。付近には「停留所ではありません」と記された注意書きが掲出されている[9]

信号場周辺

[編集]

隣の鴨部停留場はすぐ近くにある[2][8]。高知県道274号梅ノ辻朝倉線上を通り、道幅は非常に狭い[2]

隣の施設

[編集]
とさでん交通
伊野線
鴨部停留場 - 鴨部市場前信号所 - 曙町東町停留場

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、60頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  2. ^ a b c d 『土佐電鉄が走る街 今昔』40-41頁
  3. ^ 鉄道重大インシデント調査報告書・6ページ -運輸安全委員会(2017年)
  4. ^ 『土佐電鉄が走る街 今昔』98頁
  5. ^ 上野宏人 (2014年10月2日). “とさでん交通:「再出発」 「便利な市民の足に」高知で設立式 新デザインの車両披露”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 
  6. ^ 服部重敬(編著)『路面電車新時代 LRTへの軌跡』山海堂、2006年、294頁。ISBN 4-381-01816-8 
  7. ^ 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 四国西部エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年、42頁。ISBN 978-4-06-295161-6 
  8. ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 四国篇、草思社、2007年、291頁。ISBN 978-4-7942-1615-1 
  9. ^ 名取紀之 (2014年9月2日). “生まれ変わる土佐電気鉄道を訪ねて。(下)”. 編集長敬白. 鉄道ホビダス. 2017年6月6日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]