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〈骨牌使い〉の鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
骨牌使いの鏡から転送)
〈骨牌使い〉の鏡
著者 五代ゆう
イラスト 宮城(文庫版)
発行日 2000年2月(ハードカバー)
2006年3月-2006年9月(文庫版)
発行元 富士見書房
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ハードカバー / 文庫本
コード ISBN 4-8291-7412-9(ハードカバー)
ISBN 978-4829118054(文庫I巻)
ISBN 978-4829118320(文庫II巻)
ISBN 978-4829118597(文庫III巻)
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〈骨牌使い〉の鏡』(フォーチューン・テラーのかがみ)は、五代ゆうによる日本ライトノベル

富士見書房のファンタジー・エッセンシャルよりハードカバーにて2000年2月に初刊発行。後に同出版社の富士見ファンタジア文庫より、3巻構成に分冊され、2006年3月から2006年9月にかけて文庫化された。文庫版のイラストは宮城による。2015年2月、早川書房より文庫上下巻で発行。

あらすじ

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腕の良い占い師だった母を亡くしたアトリは、娼館“斥候館”の女主人の寵愛をうける女占い師。今日も館の花の祭りに招かれていた。館では年下の親友モーウェンナから頼まれて骨牌占いをするが、その最中に因縁をつけられたアトリは、その場にいたひとりの青年・ロナーを占う羽目になる。そこでアトリに選ばれた札は不吉なものだった…。祭りの帰り、何者かに連れ去られそうになったアトリは、母から受け継いだ大切な“骨牌”が、音もなく光の粒となって消えゆくのを目にする。その直後、異形のものに襲われる―。〈骨牌〉に翻弄される少女の数奇な運命を描く幻想叙事詩

登場人物

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アトリ
港町ハイ・キレセスの占い師。独り暮らしの女性、17歳。
ツィーカ・フローリス
高級娼館〈斥候館〉のあるじ。堂々とした年齢不詳の美女。
モーウェンナ
ツィーカの一人娘。10歳。アトリの親友。
ロナー
旅の剣士。黒髪黒瞳。何か使命を持っている。
ドリリス・ベルン
壁画の修復師。盗癖がある。
ダーマット・オディナ
流れの何でも屋。骨牌使いで剣もかなり使える。
ファウナ
森の義賊〈虎〉の女首領。力の強い剣士。
ダニロ
〈虎〉の少年。
 
フロワサール
ハイランドの国王。病弱で目も見えない。〈骨牌〉の一人〈鷹の王子〉でもある。
ペレドゥア
アシェンデン大公。有力貴族。
アルディル
ペレドゥアの娘。
メイゼム・スリス
式部卿。
エレミヤ
ハイランド王国〈骨牌〉の一人。〈青の王女〉
ユーヴァイル
同。〈月の鎌〉
アドナイ
同。とてつもない老人。〈樹木〉
 
モラン
〈逆位〉。〈傾く天秤〉
キャステア
東の蛮族の若長の一人。

既刊一覧

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ファンタジー・エッセンシャル

富士見ファンタジア文庫版

ハヤカワ文庫JA