〈骨牌使い〉の鏡
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(骨牌使いの鏡から転送)
〈骨牌使い〉の鏡 | ||
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著者 | 五代ゆう | |
イラスト | 宮城(文庫版) | |
発行日 |
2000年2月(ハードカバー) 2006年3月-2006年9月(文庫版) | |
発行元 | 富士見書房 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | ハードカバー / 文庫本 | |
コード |
ISBN 4-8291-7412-9(ハードカバー) ISBN 978-4829118054(文庫I巻) ISBN 978-4829118320(文庫II巻) ISBN 978-4829118597(文庫III巻) | |
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『〈骨牌使い〉の鏡』(フォーチューン・テラーのかがみ)は、五代ゆうによる日本のライトノベル。
富士見書房のファンタジー・エッセンシャルよりハードカバーにて2000年2月に初刊発行。後に同出版社の富士見ファンタジア文庫より、3巻構成に分冊され、2006年3月から2006年9月にかけて文庫化された。文庫版のイラストは宮城による。2015年2月、早川書房より文庫上下巻で発行。
あらすじ
[編集]腕の良い占い師だった母を亡くしたアトリは、娼館“斥候館”の女主人の寵愛をうける女占い師。今日も館の花の祭りに招かれていた。館では年下の親友モーウェンナから頼まれて骨牌占いをするが、その最中に因縁をつけられたアトリは、その場にいたひとりの青年・ロナーを占う羽目になる。そこでアトリに選ばれた札は不吉なものだった…。祭りの帰り、何者かに連れ去られそうになったアトリは、母から受け継いだ大切な“骨牌”が、音もなく光の粒となって消えゆくのを目にする。その直後、異形のものに襲われる―。〈骨牌〉に翻弄される少女の数奇な運命を描く幻想叙事詩。
登場人物
[編集]- アトリ
- 港町ハイ・キレセスの占い師。独り暮らしの女性、17歳。
- ツィーカ・フローリス
- 高級娼館〈斥候館〉のあるじ。堂々とした年齢不詳の美女。
- モーウェンナ
- ツィーカの一人娘。10歳。アトリの親友。
- ロナー
- 旅の剣士。黒髪黒瞳。何か使命を持っている。
- ドリリス・ベルン
- 壁画の修復師。盗癖がある。
- ダーマット・オディナ
- 流れの何でも屋。骨牌使いで剣もかなり使える。
- ファウナ
- 森の義賊〈虎〉の女首領。力の強い剣士。
- ダニロ
- 〈虎〉の少年。
- フロワサール
- ハイランドの国王。病弱で目も見えない。〈骨牌〉の一人〈鷹の王子〉でもある。
- ペレドゥア
- アシェンデン大公。有力貴族。
- アルディル
- ペレドゥアの娘。
- メイゼム・スリス
- 式部卿。
- エレミヤ
- ハイランド王国〈骨牌〉の一人。〈青の王女〉
- ユーヴァイル
- 同。〈月の鎌〉
- アドナイ
- 同。とてつもない老人。〈樹木〉
- モラン
- 〈逆位〉。〈傾く天秤〉
- キャステア
- 東の蛮族の若長の一人。
既刊一覧
[編集]ファンタジー・エッセンシャル
- 〈骨牌使い〉の鏡 (2000年2月初版発行、ISBN 978-4829174128)
富士見ファンタジア文庫版
- 〈骨牌使い〉の鏡 I (2006年3月25日初版発行、ISBN 978-4829118054)
- 〈骨牌使い〉の鏡 II (2006年6月25日初版発行、ISBN 978-4829118320)
- 〈骨牌使い〉の鏡 III(2006年9月25日初版発行、ISBN 978-4829118597)
ハヤカワ文庫JA
- 〈骨牌使い〉の鏡 上 (2015年2月21日初版発行、ISBN 978-4-15-031184-1)
- 〈骨牌使い〉の鏡 下 (2015年2月21日初版発行、ISBN 978-4-15-031185-8)