貉龍君
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貉龍君 | |
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各種表記 | |
漢字・チュノム: | 貉龍君 |
北部発音: | ラク・ロン・クァン |
日本語読み: | らくりゅうくん |
貉龍君(らくりゅうくん、ラク・ロン・クァン、ベトナム語:Lạc Long Quân / 貉龍君)は、ベトナムの伝説的な帝王(在位:前2793年? - 前2524年?)。諱は崇纜(スン・ラム、ベトナム語:Sùng Lãm / 崇纜)。
伝承
[編集]涇陽王と神龍女との間に生まれ[1]、赤鬼国王の位を嗣いだ。帝来の娘の嫗姫を妻とし、百人の男の子を生んだ[2]。この男の子たちが百越の祖先となったとされる。魚の魔物を、その大口に金属を投げ入れることで殺し、人を狩っていた九尾の狐を雷で、邪悪な樹木の精を斧を用いて退治している。ある日、貉龍君は嫗姫に「私は龍種で、お前は仙種だ。我々は水火のように相容れない。同居を続けるのは難しいだろう」と言った。そこで50人の男の子が母について山中の峰州に入り、残りの50人の男の子は貉龍君と共に南海に残った[2]。長男が王位を嗣いで雄王と号し(雄麟王)、ベトナム史上最初の王朝とされる文郎国を建国した[3]。