闇の仕事人 KAGE
ジャンル | 横スクロールアクションゲーム |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ(FC) Wii ニンテンドー3DS(3DS) Wii U [Shadow of the Ninja] PlayStation 4 PlayStation 5 Nintendo Switch |
開発元 | ナツメ |
発売元 |
ナツメ タイトー |
プログラマー | いしはらかずひこ |
音楽 |
水谷郁 山西浩一 |
美術 | 谷口俊一 |
人数 | 1 - 2人(同時プレイ) |
メディア | 2メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
FC 1990年8月10日 1990年 1991年7月25日 Wii 2010年6月14日 2010年7月9日 3DS,Wii U 2014年12月4日 2015年1月29日 [Shadow of the Ninja] 2024年8月29日 |
その他 |
型式 NAT-JL NES-JL-USA |
『闇の仕事人 KAGE』(やみのしごとにん カゲ)は、ナツメより1990年8月10日にに発売されたファミリーコンピュータ用横スクロールアクションゲーム。北アメリカでは『Shadow of the Ninja』、ヨーロッパでは『Blue Shadow』のタイトルで発売されている。欧米でのみ、2010年にWii用ソフトとして、2014年にニンテンドー3DSおよびWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。
ナツメアタリによりリメイク第4弾として本作が選ばれ『闇の仕事人KAGE Shadow of the Ninja』として開発中である事が発表された[2]。当初2024年春発売予定だったが、延期され2024年8月29日発売となった[3]。日本国内並びにアジア地域における製造・販売はセガが担当する[4]。
本稿では、キャラクターを差し替え『忍者龍剣伝』シリーズとして発売された移植作品『忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦』についても併せて記述する。
システム
[編集]画面左側に体力ゲージ、投擲武器のカウンターがあり、1プレイヤー側は左上、2プレイヤー側は左下に表示される。キャラクター共通の初期数値は体力16。体力数値16は最大値であり、ゲーム中に体力の上限を高める効果は一切存在しない。また、敵キャラクターから受ける被弾ダメージや接触ダメージなどは一律ではない。
基本的には、累積ダメージは次ステージへの持ち越しとなっており、体力の回復は道中のコンテナから入手できる薬でのみ可能。また、残り体力が9以上である場合に限り、攻撃ボタンを数秒押し続ける事により、体力を8ほど消費する見返りに画面上の敵全てに大ダメージを与える『雷の術』を使用できる。
残機制を採用しておらず、穴に落ちた場合は体力の消耗で処理され、画面中の特定のポイントからの即時再開となる。体力ゲージが0になるとゲームオーバーとなり、コンティニュー選択画面に移る。コンティニュー回数は5回までで、ステージのスタート地点からの再開となり、エンドを選択するとタイトル画面に戻る。
プレイヤーは忍者“HAYATE(ハヤテ)”・くノ一“KAEDE(カエデ)”の何れかを操作する。2人同時プレイの場合、操作キャラクターの決定権は1プレイヤー側にのみ存在し、同じキャラクターでの同時プレイは不可。キャラクターによる性能差は存在しない。
忍び道具
[編集]プレイヤーは道中に点在するコンテナから忍び道具を入手し、それぞれの特性を駆使してステージを進む。同種類の忍び道具の入手によって最大3段階まで強化が可能だが、何らかのダメージを受けると段階的に弱体化する。忍び道具は薬を除いて2系統に分かれ、投擲武器は使用回数がカウンターに表示される。仕様として異なる武器のストックができないため、複数武器の使い分けは不可能。
- 直接攻撃武器
- その他
-
- 薬
- 小瓶に入った薬。赤と白2種類が存在し、赤は4メモリ分、白は最大値まで体力を回復する。
ストーリー
[編集]とある惑星に存在する大国アメリカは、強大な軍事力を背景に皇帝“ガルダ”によって独裁体制の下に支配されていた。ガルダ打倒のためにアメリカに乗り込む者も少なくなかったが、一人として帰った者はいない。しかし、ある日厳重な警備網を突破して国境を越えた2つの影があった…。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | Shadow of the Ninja Blue Shadow |
2010年6月14日 2010年7月9日 |
Wii | ナツメ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | ||
2 | Blue Shadow Shadow of the Ninja |
2014年12月4日 2015年1月29日 |
ニンテンドー3DS Wii U |
ナツメ | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | ||
3 | Nintendo Entertainment System Nintendo Switch Online |
2020年2月19日 |
Nintendo Switch | 任天堂 | ダウンロード | - |
スタッフ
[編集]- プログラム:いしはらかずひこ
- グラフィック:谷口俊一
- サウンド:水谷郁、山西浩一
- スペシャル・サンクス:宮部寿保、たなかあつし、新保孝、NITURU、S.K、ふじもととみひさ、たかおかしゅうや、もりもとゆきお、かなやもりゆき
- スーパーバイザー:KASARI
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・6・7・5の合計23点(満40点)となっている[8][6]。レビュアーからは、スプライト性能の影響によりキャラクターが小さい事を指摘され、当時の他機種のゲームと比較して「見劣りがする」とグラフィック面に関して否定的に評価された[8]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り17.90点(満30点)となっている[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.03 3.04 3.06 3.03 2.94 2.80 17.90
忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦
[編集]ジャンル | 横スクロールアクション |
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対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | ナツメ |
発売元 | テクモ |
プログラマー | DFS.KOTOBUKI |
音楽 | 岩月博之 |
シリーズ | 忍者龍剣伝シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 1メガビットロムカセット |
発売日 |
1991年12月13日 1991年12月 1992年 |
その他 |
型式: DMG-NGJ DMG-NG-USA |
概要
[編集]1991年にテクモから発売されたゲームボーイ用アクションゲーム。同社の看板作品の一つ『忍者龍剣伝』(1988年)の名を冠しているが、開発はナツメが担当しており音楽やアクション体系の流用など、内容は『KAGE』の大部分をベースにした移植作品である。
テクモシアター作品として開発されたものではないため、ステージ間のシネマディスプレイはない。ストーリーはファミコン版第1作の3年前となる1985年、突如としてあらわれ、アメリカを制圧した皇帝ガルフの軍団に若きリュウ・ハヤブサが挑むというもの。リュウ・ハヤブサの修行時代のエピソードとされ、後年の『NINJA GAIDEN』(2004年)よりも更に過去の出来事となっている。
プレイヤーキャラクターは同シリーズの主人公であるリュウ・ハヤブサとなっている。また、敵キャラクターもボスキャラクターが皇帝ガルダから邪鬼王の配下であるガルフ=ソドーム皇帝に置き換えられている。他にはスパイダー、ジャック、グレゴリー、アレン大佐、風鬼斎といった敵キャラクターが登場。
スタッフ
[編集]- プログラム:DFS.KOTOBUKI
- グラフィック:PCT、BBB、KICK.NATSUJIU、M-SIGI SIGI
- サウンド:DON(岩月博之)
- スペシャル・サンクス:いしはらかずひこ、SHUN(谷口俊一)、TAM TAM、TARU、TOM(にしやまともゆき)、FU-TAROU、OTAKE-SAN
評価
[編集]評価 | ||||||||||
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)となっている[9]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り20.3点(満30点)となっている[11]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 3.4 3.4 3.3 3.2 3.6 3.4 20.3
脚注
[編集]- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、98頁。
- ^ [1]
- ^ maru (2024年8月29日). “リメイク版「闇の仕事人 KAGE Shadow of the Ninja」PS/Switch向けに発売。多彩な忍者アクションを収録した最新トレイラーを公開”. 4Gamer.net. Aetas. 2024年9月11日閲覧。
- ^ NINJAアクションゲームの傑作が、34年ぶりに登場! 『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』2024年8月29日(木)に発売決定! セガ 2024年4月26日
- ^ a b “Shadow of the Ninja for NES(1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年2月21日閲覧。
- ^ a b “闇の仕事人 KAGE まとめ [ファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年2月21日閲覧。
- ^ “Shadow of the Ninja for Wii(2010)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年4月29日閲覧。
- ^ a b 『ファミコン通信』、アスキー、1990年8月17日。
- ^ a b “忍者龍剣伝 摩天楼決戦 まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年2月21日閲覧。
- ^ “Ninja Gaiden Shadow for Game Boy(1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年4月29日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、505頁、ASIN B00J16900U。