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城ヶ崎海岸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
門脇埼灯台から転送)
門脇埼灯台から見た城ヶ崎海岸

城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)は、静岡県伊東市の南東に位置する海岸である。富士箱根伊豆国立公園の指定を受けている。

概要

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城ヶ崎海岸と大室山の溶岩流

伊豆半島中部の東岸に位置し相模灘に面した断崖であり、海岸の大部分が荒々しく小さな岬と入り江が連続する。これは、伊豆東部火山群の主に大室山ができた約4000年前の噴火で溶岩が流れ、海岸線を2km近く埋め立てたことによって形成された[1][2][補註 1]

この特異な風景を目当てに観光客が訪れ、伊豆半島東岸でも訪問客の多いスポットである。門脇埼灯台や門脇吊橋の付近が、最も賑やかなで、至近には主となる駐車場(有料)が整備されている。海岸には「城ヶ崎ピクニカルコース」と「城ヶ崎自然研究路」の、合わせて全長9kmの遊歩道が整備されている。

主な名所・施設

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事件・事故

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朝日新聞が、海上保安庁河川財団から2013~2022年に発生した約1万件の事故データの提供を受けて分析した結果、城ヶ崎海岸で17人の犠牲者がでており、日本全国の中でも水難事故の犠牲者が多いことがわかった[5]

第3管区海上保安本部によれば、伊豆半島において、2013~2022年の10年間、ダイビングをしている中で、城ケ崎海岸で4人、沼津市の大瀬崎で5人、伊東市の八幡野で3人の計12人が死亡・不明になっている[6]

その他

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海岸には昭和歌謡の作詞家として知られる星野哲郎が、歌のモチーフとしてたびたび城ヶ崎を使ったため現地には歌碑がいくつか置かれている。なお、1968年の「城ヶ崎ブルース」は、門脇つり橋とピクニカルコースの完成に合わせ、観光協会がレコード会社に歌の制作を依頼し、星野哲郎が作詞し、伊東市出身の関野幾生が作曲したもの[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ 正確には大室山の山頂火口からではなく、大室山の北東麓にある岩室山北緯34度54分25.7秒 東経139度6分2.4秒)などから流れ出たもの。

出典

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関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯34度52分24秒 東経139度7分21秒 / 北緯34.87333度 東経139.12250度 / 34.87333; 139.12250