北海道道78号支笏湖線
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主要地方道 | |
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北海道道78号 支笏湖線 主要地方道 支笏湖線 | |
総延長 | 16.240 km |
実延長 | 16.212 km |
制定年 | 1970年(昭和45年) |
起点 | 北海道千歳市美笛【北緯42度43分14.0秒 東経141度15分39.0秒 / 北緯42.720556度 東経141.260833度】 |
終点 | 北海道恵庭市盤尻【北緯42度48分41.6秒 東経141度17分18.5秒 / 北緯42.811556度 東経141.288472度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道276号 国道453号 |
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北海道道78号支笏湖線(ほっかいどうどう78ごう しこつこせん)は、北海道千歳市と恵庭市を結ぶ主要地方道(北海道道)である。通年通行止区間および冬期通行止区間がある。
概要
[編集]支笏湖西側を通り国道276号と国道453号を結ぶ。途中北海道三大秘湖の一つオコタンペ湖畔や、支笏湖オコタン湖畔を通る。冬期は全線通行止となる。
千歳市美笛(美笛キャンプ場ゲート) - 千歳市奥潭(支笏湖オコタン湖畔・奥潭ゲート)間 5.4 km は、1997年(平成9年)11月に発生した土砂崩れで通行止となって以来、落石の恐れがあるため通年通行止となっている[1][2][3]。
また、千歳市奥潭(奥潭ゲート) - 恵庭市盤尻(国道453号交点)間についても、2014年9月の豪雨災害以降通行止が続いており、このうち、千歳市奥潭(オコタンペ湖展望台) - 恵庭市盤尻(国道453号交点)は2017年5月に開通したが[4]、2020年6月には再び法面崩落のため通行止となり[5]、3年後の2023年7月に再開通している[6]。
路線データ
[編集]- 起点:北海道千歳市美笛(国道276号交点)
- 終点:北海道恵庭市盤尻(国道453号交点)
- 総延長:16.240 km[7]
- 実延長:16.212 km[7]
- 重用延長:0.028 km[7]
- 未舗装延長:5.384 km[7]
歴史
[編集]- 1963年(昭和38年)8月16日 - 千歳市道支笏湖周辺道路(現在の国道453号交点から奥潭ゲート付近までの区間)が開発道路として指定される[8]。
- 1970年(昭和45年)2月6日 - 千歳市道支笏湖周辺道路(現在の国道453号交点から奥潭ゲート付近までの区間)が完成、供用開始[9]。
- 1970年(昭和45年)3月31日 - 673号として路線認定[10]。
- 1971年(昭和46年) - 奥潭から国道453号交点(終点)までの約9.0 kmについて、舗装工事完了。
- 1972年(昭和47年)2月 - 札幌オリンピックが開幕し、滑降競技が恵庭岳で行われた。事前の施設建設・開催時の人員輸送・事後の施設撤去に至るまで、重要なルートとなる。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、道道支笏湖線が支笏湖線として主要地方道に指定される[11]。
- 1994年(平成6年)10月1日 - 路線番号を78号に変更[12]。
- 1997年(平成9年)10月 - 国道276号交点(起点)から美笛キャンプ場分岐までの約1.6 kmについて、舗装工事完了。
- 1997年(平成9年)11月 - 美笛キャンプ場ゲートから奥潭ゲートまでの約5.4 kmが、土砂崩れのため通行止。以降引き続き通年通行止。
- 2014年(平成26年)9月10日 - 奥潭ゲートから国道453号交点(終点)までの約9.1 kmが、落石の恐れのため通行止となる。集中豪雨による影響のため、以降引き続き通年通行止となる。
- 2017年(平成29年)5月26日 - 2014年9月の集中豪雨により通行止だった区間のうち、オコタンペ湖展望台から国道453号交点(終点)までの約3.0 kmについて、2年8か月振りに通行止を解除[4]。
- 2020年(令和2年)6月12日 - オコタンペ湖展望台 - 国道453号交点間、法面崩落のため通行止[5]
- 2023年(令和5年)7月3日 10時00分 - オコタンペ湖展望台 - 国道453号交点間の通行止を解除[6]
路線状況
[編集]通年交通規制(通行止)
[編集]- 千歳市奥潭(美笛キャンプ場ゲート) - 千歳市奥潭(奥潭ゲート)
- 区間延長:5.4 km
冬期交通規制(通行止)
[編集]- 千歳市奥潭(美笛ゲート、国道276号交点) - 千歳市奥潭(美笛キャンプ場ゲート)
- 区間延長:1.7 km
- 千歳市奥潭(奥潭ゲート) - 恵庭市盤尻(国道453号交点)
- 区間延長:9.1 km
道路施設
[編集]主な橋梁
[編集]- 第2オコタンペ橋(45 m、オコタンペ川、千歳市奥潭)
- 第1オコタンペ橋(25 m、オコタンペ川、千歳市奥潭)
- ふれない橋(20 m、フレナイ川、千歳市奥潭)
- 4号橋(20 m、沢、千歳市奥潭)
- 1号橋(15 m、沢、千歳市奥潭)
- 丹鳴橋(25 m、ニナル川、千歳市奥潭)
- 美笛橋(40 m、美笛川、千歳市奥潭)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 千歳市
- 国道276号 - 美笛(起点)
- 恵庭市
- 国道453号 - 盤尻(終点)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “道道支笏湖線今年も一部通行止め”. 千歳民報 (苫小牧民報社). (2004年4月20日). オリジナルの2004年5月1日時点におけるアーカイブ。 2004年5月1日閲覧。
- ^ “冬通行止め道道支笏湖線の一部解除”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2014年5月24日). オリジナルの2015年6月17日時点におけるアーカイブ。 2015年5月23日閲覧。
- ^ “工事等による通行止め区間(札幌建設管理部)”. 北海道空知総合振興局札幌建設管理部. 2012年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月5日閲覧。
- ^ a b “オコタンペ湖が3年ぶりに”. ちとせの観光. 千歳市 (2017年6月8日). 2018年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月5日閲覧。
- ^ a b “オコタンペ湖展望台につながる道道78号線通行止めについて”. ちとせの観光. 千歳市 (2020年6月25日). 2022年12月21日閲覧。
- ^ a b 道道資料北海道 [@routedata_north] (2023年7月3日). "【重要・オコタンペ湖への道、復活なる】 道道支笏湖線の恵庭市・国道453号交点 -オコタンペ湖展望台の先の通行止め(3.0km)は、7月3日10時00分に解除されました。". X(旧Twitter)より2023年7月4日閲覧。 [信頼性要検証]
- ^ a b c d “北海道道路現況ポータルサイト”. 北海道道路現況ポータルサイト. 一般財団法人 北海道建設技術センター (n.d.). 2022年12月20日閲覧。
“R3 道路現況調書(2.54MB)一般公開” (PDF). 一般財団法人 北海道建設技術センター. p. 89 (2022年8月5日). 2022年12月21日閲覧。 - ^ 1963年建設省告示第2095号
- ^ 1970年建設省告示第122号
- ^ 昭和45年北海道告示第672号
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 平成6年北海道告示第1468号