リトアニア農民・緑の連合
リトアニアの政党 リトアニア農民・緑の連合 Lietuvos valstiečių ir žaliųjų sąjunga | |
---|---|
略称 | LVŽS |
党首 | ラムーナス・カルバウスキス |
創立 | 2001年 |
合併元 |
リトアニア農民党 (LVP) 新民主党 (NDP) |
本部所在地 | ヴィリニュス |
党員・党友数 | 2,800人(2010年末)[1] |
政治的思想 |
農本主義[2][3] 中道主義[3] テクノクラシー[4] 環境主義[5] 緑の政治 緑の保守主義 |
政治的立場 | 中道派[6] |
欧州連携 | Alliance for Europe of the Nations( -2009年) |
欧州議会会派 | 欧州緑グループ・欧州自由連盟 |
公式カラー | 緑 |
国会 |
58 / 141 |
欧州議会 |
1 / 11 |
自治体議会 |
147 / 1,526 |
公式サイト | |
http://www.lvls.lt | |
リトアニアの政治 リトアニアの政党一覧 リトアニアの選挙 |
リトアニア農民・緑の連合(リトアニア語: Lietuvos valstiečių ir žaliųjų sąjunga、略称: LVŽS)は、リトアニアの中道右派保守政党。2012年1月にリトアニア農民人民連合(Lietuvos valstiečių liaudininkų sąjunga、略称: LVLS)から改称した。
沿革
[編集]前身となるLVLSは、カジミラ・プルンスキエネ新民主党(Naujosios demokratijos partija、略称: NDP)党首の下、リトアニア農民党(Lietuvos valstiečių partija、略称: LVP)と新民主党が2001年に合同して発足した。結成当初の名称は農民新民主党連合(リトアニア語: Valstiečių ir Naujosios demokratijos partijų sąjunga、略称: VNDS)で2004年議会選挙では10議席を獲得した(ただし小選挙区では個別党派の名称で出馬)。その後、2006年に完全合併し、党名をリトアニア農民人民連合(Lietuvos valstiečių liaudininkų sąjunga、略称: LVLS)に改称した。LVLSで臨んだ2008年議会選挙では3議席(小選挙区)に留まり敗北、ブルンスキエネ党首は辞任した。
そして2012年1月、LVLSは党名をリトアニア農民・緑の連合(Lietuvos valstiečių ir žaliųjų sąjunga、略称: LVŽS)に改称した[8]。
2016年10月9日(第1回投票)と23日(決選投票)に投票が行われた議会選挙では、社会民主党が中心となった政府の汚職問題や雇用政策を批判して支持を集め、54議席を獲得し第1党に躍進した[9]。
2017年、英称をそれまでの「Lithuanian Peasant and Greens Union」から「Lithuanian Farmers and Greens Union」に変更した(リトアニア語の名称は変わらず)。
前身となった政党
[編集]リトアニア農民党(LVP)
[編集]1990年、農民の利益を代表する政党として、農村地域に居住する旧共産党を中心に結成された。1996年議会選挙では1議席、2000年議会選挙では4議席を獲得した(いずれも小選挙区のみ)。
新民主党(NDP)
[編集]1995年、リトアニア女性協会を母体として初代首相で独立運動指導者の一人であるブルンスキエネが結成した。結成当初はリトアニア女性党 (Lietuvos moterų partija) で1996年議会選挙では1議席を獲得、後にNDPに党名を改称した。2000年議会選挙では、リトアニア民主労働党などを中心とする選挙連合「アルギルダス・ブラザウスカス社会民主連合」 (ABSK) に参加した。
選挙結果
[編集]年月日 | 得票率 (比例区) |
議席数 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
比例区 | 小選 挙区 |
合計 | |||
2004年10月10日・10月24日(詳細) | 6.60% | 5 | 5 | 10 | VNDSで参加、ただし選挙区ではLVPとNDPで出馬 |
2008年10月12日・10月26日(詳細) | 3.73% | 0 | 3 | 3 | LVLSで参加 |
2012年10月14日・10月28日(詳細) | 3.88% | 0 | 1 | 1 | LVLSで参加 |
2016年10月9日・10月23日(詳細) | 21.53% | 19 | 35 | 54 | LVŽSで参加 |
年月日 | 候補者 | 得票数 | 得票率 | 当落 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2004年(詳細) | 6月13日(第一回投票) | カジミラ・プルンスキエネ | 264,681 | 21.25% | VNDSで参加。第一回投票で2位となり、決選投票進出。 | |
6月27日(決選投票) | 651,024 | 47.35% | 落選(2位) | |||
2009年5月17日(詳細) | カジミラ・プルンスキエネ | 53,778 | 3.91% | 落選(5位) |
年月日 | 得票率 | 議席数 | 備考 |
---|---|---|---|
2004年6月13日(詳細) | 7.41% | 1 | VNDSで参加 |
2009年6月7日(詳細) | 1.88% | 0 | |
2014年5月25日(詳細) | 6.61% | 1 |
脚注
[編集]- ^ Daugiausiai nario mokesčio surinko socdemai - 643 tūkst. Lt
- ^ Bakke, Elisabeth (2010), “Central and East European party systems since 1989”, Central and Southeast European Politics since 1989 (Cambridge University Press): p. 81
- ^ a b http://parties-and-elections.eu/lithuania.html
- ^ “The Farmers' Party That Stormed the Lithuanian Election: What You Need to Know”. Newsweek. Newsweek (25 October 2016). 12 March 2018閲覧。
- ^ “Lietuvos valstiečių liaudininkų sąjungos programa”. LVžS (2010年12月11日). 2016年10月25日閲覧。
- ^ “与党後退、政権交代か=リトアニア議会選”. 時事ドットコム. (2016年10月11日) 2016年10月25日閲覧。
- ^ 2016年11月23日現在、国会の「リトアニア農民・緑の連合会派」に所属する議員の数。リトアニア農民・緑の連合に所属しない議員も含む。“Seimo nariai - Pagal frakciją - Lietuvos valstiečių ir žaliųjų sąjungos frakcija”. Lietuvos Respublikos Seimas. 2016年11月23日閲覧。
- ^ “LVLS pakeitė pavadinimą”. LVŽSホームページ (2012年1月15日). 2013年10月21日閲覧。[ LVLS pakeitė pavadinimą(LVLS名称変更)]。LVŽSホームページ(2012年1月15日)2012年11月1日閲覧
- ^ “リトアニア、反原発野党が第1党 建設困難に”. 47NEWS(共同通信). (2016年10月24日) 2016年10月26日閲覧。
参考文献
[編集]- ポスト社会主義諸国の政党・選挙データベース作成研究会編CIAS Discussion Paper Sereis No12『ポスト社会主義国 選挙・政党ハンドブック2』 (PDF) 京都大学地域研究統合情報センター