愛知県立豊田西高等学校
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愛知県立豊田西高等学校 | |
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愛知県立豊田西高等学校 | |
北緯35度4分55.5秒 東経137度8分36.7秒 / 北緯35.082083度 東経137.143528度座標: 北緯35度4分55.5秒 東経137度8分36.7秒 / 北緯35.082083度 東経137.143528度 | |
過去の名称 |
愛知縣挙母中學校 愛知県立挙母西高等学校 愛知県立加茂高等学校 愛知県立挙母高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 愛知県 |
学区 |
(全日制) 普通科三河群 Bグループ (定時制)全県学区 |
校訓 | 躬行実践 |
設立年月日 |
1940年 愛知県挙母中学校 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学校コード | D123210001151 |
高校コード | 23196H |
所在地 | 〒471-0035 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
愛知県豊田西高等学校(あいちけんりつとよたにしこうとうがっこう)は、愛知県豊田市小坂町にある公立高等学校。
概要
[編集]1940年(昭和15年)に愛知県挙母中学校として開校。通称は“西高”(にしこう)、“豊西”(とよにし)。
三河学区に属し主に豊田市とみよし市、岡崎市に住む生徒が多い。また尾張学区の日進市、東郷町からも進学可能である。
学校独自の行事として、大学の教授による講義を体験する豊西総合大学や、様々な分野で活躍している人を講師として迎え、これまでの人生の軌跡を聞く人生講演会などがある。
2022年11月28日、愛知県の中高一貫教育の第2次導入校として指定される。併設中学校が設置されることとなり、2026年4月開校を目指す[1]。
沿革
[編集]- 1940年(昭和15年)
- 2月2日 - 設置の件を文部省より許可される。
- 4月4日 - 愛知県挙母中学校として開校。
- 校舎は愛知県西加茂郡挙母町立青年学校の旧校舎を県に移管。
- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革により新制高等学校となり、「愛知県立挙母西高等学校」ならびに「愛知県立挙母西高等学校併設中学校」と改称。
- 10月1日 - 愛知県における学校再配置により、愛知県挙母西高等学校、愛知県立挙母東高等学校、および愛知県立猿投農林高等学校を統合し、「愛知県立加茂高等学校」と改称。
- 1949年(昭和24年)
- 1月31日 - 藤岡、小原、足助、松平、旭の5分校(定時制)を設置。
- 4月1日 - 定時制農業科と5分校を、猿投高等学校として分離する。普通科、家庭科、商業科、農業科の4課程、および就業年限1年の別科を設置する、総合高等学校となる。
- 1950年(昭和25年)4月1日 - 「愛知県立挙母高等学校」と改称し、農業科を廃止する。農業科は愛知県立猿投農林高等学校として分離する。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 別科を廃止。
- 1959年(昭和34年)
- 2月20日 - 講堂兼体育館竣工。
- 3月31日 - 東西校舎に分離。
- 4月1日 - 「愛知県立豊田西高等学校」と改称、愛知県立豊田東高等学校を分離する。普通科と商業科を設置。
- 1961年(昭和36年)3月31日 - 特別教室棟(社会科、音楽)竣工。
- 1962年(昭和37年)2月10日 - 校地拡大、1176坪になる。
- 1963年(昭和38年)
- 2月8日 - 商業科の募集停止。
- 5月31日 - 生徒急増により、教室棟(鉄筋コンクリート3階建て6教室分)竣工。
- 1964年(昭和39年)
- 3月15日 - 生徒急増により、教室棟増築(鉄筋コンクリート3階建て6教室分)。
- 4月1日 - 定時制普通科設置
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 商業科廃止、普通科のみとなる。
- 1966年(昭和41年)3月20日 - 教室棟増築(鉄筋コンクリート3階建て9教室分)。
- 1967年(昭和42年)3月31日 - 教室棟増築(鉄筋コンクリート3階建て6教室分)とトイレ竣工。
- 1968年(昭和43年)3月31日 - 教室棟東に位置する家庭科室部分を増築(鉄筋コンクリート3階建て3教室分) 、武道館竣工。
- 1969年(昭和44年)
- 3月31日 - 中央の渡り廊下、給食室竣工。
- 7月14日 - プール完成。
- 1971年(昭和46年)4月21日 - 理科棟(鉄筋コンクリート4階建て)竣工。
- 1972年(昭和47年)7月31日 - 旧本館棟取り壊し完了。
- 1973年(昭和48年)3月31日 - 本館棟、昇降口竣工。
- 1980年(昭和55年)3月20日 - 弓道場竣工。
- 1985年(昭和60年)2月28日 - 校歌碑建立。
- 1986年(昭和61年)2月28日 - 「飛翔」像建立。
- 1988年(昭和63年)- 複合選抜方式による入学者選抜の実施(三河学区1群Bグループ)。
- 1989年(平成元年)7月8日 - 「雄渾」像建立。
- 1990年(平成2年)
- 1月8日 - 校訓碑「躬行実践」建立
- 9月29日 - 国旗掲揚塔設置。
- 11月11日 - 創立50周年記念式典挙行。
- 1991年(平成3年)7月3日 - 「交通安全啓蒙塔」設置。
- 1993年(平成5年)
- 2月9日 - 豊田市公共下水道に接続。
- 2月22日 - 地学室をコンピュータ室に転用。
- 1996年(平成8年)3月4日 - テニスコート整備。
- 1997年(平成9年)2月25日 - 市道拡幅のために校地の一部分を廃止。
- 1998年(平成10年)
- 3月25日 - 第70回記念選抜高校野球大会出場。
- 4月8日 - 選抜高校野球大会応援部門最優秀賞受賞。
- 2000年(平成12年)10月28日 - 創立60周年記念式典挙行
- 2006年(平成18年)10月20日 - 老朽化による旧体育館の取り壊し(現サブグラウンド)。
- 2006年に必修一部科目の単位不足や未履修(いわゆる未履修問題)が明らかになった。学校側は謝罪し、放課後や冬休みに補習が行われた。
- 2008年(平成20年)6月30日 - 普通教室と特別教室に冷房設備導入。
- 2009年(平成21年)2月27日 - 理科棟耐震改修。
- 2010年(平成22年)10月23日 - 創立70周年記念式典挙行。
- 2011年(平成23年)1月31日 - 教室棟1期耐震改修。
- 2012年(平成24年)1月31日 - 教室棟2期耐震改修。
- 2013年(平成25年)4月1日- 文部科学省指定 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)[開発型]指定校採択(2018年3月31日まで)
- 2013年(平成25年)9月30日 - 本館棟耐震改修。
- 2014年(平成26年)- イギリス・レプトン校と姉妹校提携
- 2018年(平成30年)4月1日- 文部科学省指定 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)[実践型]指定校採択(2023年3月31日まで)
- 2023年(令和5年)4月1日- 文部科学省指定 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)[実践型]指定校採択(2028年3月31日まで)
- 2026年(令和8年)4月1日 - 併設中学校開校計画。
歴代校長
[編集]初代 | 池田豊穂 | 1940年2月10日 - 1943年3月30日 |
第 | 2代加藤清 | 1943年3月31日 - 1944年9月24日 |
第 | 3代横井廣保 | 1944年9月25日 - 1947年5月30日 |
第 | 4代青野久親 | 1947年5月31日 - 1948年6月11日 |
第 | 5代濱本彌三郎 | 1948年6月12日 - 1948年9月30日 |
第 | 6代寺嶋義彦 | 1948年10月1日 - 1952年3月31日 |
第 | 7代長谷川洋一 | 1952年4月1日 - 1954年3月31日 |
第 | 8代辻村泰夫 | 1954年4月1日 - 1956年3月31日 |
第 | 9代戸田甚兵衛 | 1956年4月1日 - 1959年3月31日 |
第10代 | 安積正雄 | 1959年4月1日 - 1961年3月31日 |
第11代 | 加藤清 | 1961年4月1日 - 1963年7月31日 |
第12代 | 兵藤三平 | 1963年8月1日 - 1974年3月31日 |
第13代 | 上島三夫 | 1969年4月1日 - 1971年3月31日 |
第14代 | 伊藤茂[注 1] | 1971年4月1日 - 1972年8月31日 |
第15代 | 水野民雄 | 1972年9月1日 - 1981年3月31日 |
第16代 | 木原力 | 1981年4月1日 - 1984年3月31日 |
第17代 | 長谷川勇夫 | 1984年4月1日 - 1986年3月31日 |
第18代 | 高井龍三 | 1986年4月1日 - 1990年3月31日 |
第19代 | 中村暢男 | 1990年4月1日 - 1992年3月31日 |
第20代 | 牧野宗夫 | 1992年4月1日 - 1995年3月31日 |
第21代 | 永井正宇 | 1995年4月1日 - 1998年3月31日 |
第22代 | 伊藤稔 | 1998年4月1日 - 2002年3月31日 |
第23代 | 室良雄 | 2002年4月1日 - 2004年3月31日 |
第24代 | 水野良治 | 2004年4月1日 - 2006年3月31日 |
第25代 | 川村則夫 | 2006年4月1日 - 2010年3月31日 |
第26代 | 四方元 | 2010年4月1日 - 2012年3月31日 |
第27代 | 青山伸一 | 2012年4月1日 - 2014年3月31日 |
第28代 | 杉山賢純 | 2014年4月1日 - 2018年3月31日 |
第29代 | 小瀧雄一郎 | 2018年4月1日 - 2021年3月31日 |
第30代 | 髙井俊直 | 2021年4月1日 - 2024年3月31日 |
第31代 | 鈴木孝文 | 2024年4月1日 - 現在 |
部活動
[編集]野球部
[編集]春のセンバツ大会に1度出場経験がある。夏の県大会は準優勝6度あるが優勝経験はない。
- 1997年:秋季東海地区高等学校野球大会出場(第50回大会優勝)
- 1997年:第28回明治神宮野球大会出場
- 1998年:第70回選抜高等学校野球大会出場(ベスト16)
弓道部
[編集]- 2008年:全国高等学校総合体育大会出場(男子団体)
- 2010年:全国高等学校総合体育大会出場(女子個人)
- 2011年:平成22年度全国高等学校弓道選抜大会(震災の影響により大会は中止)出場認定(女子団体)
- 2012年:全国高等学校総合体育大会出場(男子団体)6位入賞
- 2015年:全国高等学校弓道選抜大会出場(女子個人)
放送部
[編集]- 1989年:第36回NHK杯全国高校放送コンテスト(朗読部門1位)
- 1990年:第37回NHK杯全国高校放送コンテスト(朗読部門4位)
- 1995年:第42回NHK杯全国高校放送コンテスト(朗読部門準優勝)
- 1996年:第43回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドラマ部門3位)
- 1997年:第44回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドラマ部門優良賞)
- 1998年:第45回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドラマ部門準優勝)
- 2000年:第47回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドラマ部門入選・テレビドキュメント部門出場)
- 2012年:第59回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドラマ部門入選)
カヌー
[編集]部活としては認められていないが、活動自体はみよし市の三好池にて行われている。インターハイへは6年連続で出場しており、複数種目での優勝、男子総合成績3位入賞などの実績がある強豪である。また、日本代表として国際大会に出場する選手を多数輩出している。
- 2006年
- 第61回国民体育大会出場(JC-1 200m 3位)
- 2007年
- 平成19年度全国高等学校総合体育大会出場(男子総合3位、C-1 200m 2位、C-4 200m 2位、C-1 500m 2位、C-2 500m 2位)
- 第62回国民体育大会出場(JC-2 200m 3位、JK-4 200m 2位、JC-2 500m 2位、JK-4 500m 3位)
- アジアジュニアカヌー選手権大会出場(JC-2 15km 4位)
- 2008年
- 平成20年度全国高等学校総合体育大会出場
- 第63回国民体育大会出場(JK-1 500m 3位)
- 2009年
- 平成21年度全国高等学校総合体育大会出場(男子総合5位、C-2 200m 優勝、C-1 500m 優勝、C-2 500m 2位)
- 第64回国民体育大会出場(JC-2 200m 優勝、JC-2 450m 2位)
- 世界ジュニアカヌー選手権大会出場
- 2010年
- 全国高等学校総合体育大会出場(C-1 200m 6位)
- 第65回国民体育大会出場(JC-1 200m 2位、JC-1 500m 3位)
- 2011年
- 平成22年度全国高等学校総合体育大会出場(K-1 200m 5位、K-1 500m 5位)
- 第66回国民体育大会出場(JK-1 200m 2位、JC-2 200m 優勝、JK-1 500m 優勝、JC-2 500m 2位)
- 2012年
- 平成23年度全国高等学校総合体育大会出場
- 第67回国民体育大会出場(JK-2 500m 3位)
進路
[編集]国公立大学への進学志望者が多く、毎年約200名が国公立大学に進学し、私立大学への進学は90名前後である。毎年のように東京大学・京都大学への合格者を輩出しており、2023年には、それぞれ計10名が合格している。旧帝大への進学も多く、特に地元の名古屋大学へは毎年50名前後の合格者を輩出しており[3]、2021年と2022年にはそれぞれ54名が名古屋大学に合格している[4]。
交通
[編集]- 最寄り駅
著名な卒業生
[編集]- 梅村早江子(元衆議院議員)
- 倉知俊彦(元愛知県議会議長、元自由民主党愛知県支部連合会会長、藍綬褒章受章、旭日中綬章受章、豊田市名誉市民)
- 太田朋子(遺伝学研究者[5][6]、国立遺伝学研究所名誉教授)「ほぼ中立説[7][8]」により学士院賞受賞。クラフォード賞受賞。文化勲章受章
- 兵藤釗(マルクス経済学者、東京大学名誉教授、元埼玉大学学長、元成城学園学園長)[9]
- 浮州重紀(元プロ野球選手)
- 佐々木隆治(経済学者、立教大学経済研究所副所長)
- 中垣俊之(生物学者、北海道大学電子科学研究所長、イグノーベル賞)
- 本多則惠(元厚生労働省国際労働交渉官、元東京大学社会科学研究所客員准教授)
- 杉浦忠(南海ホークス元投手、監督)
- 築舘範男 (サッカー指導者)(グアム代表監督)[10][11]
- いしかわじゅん(漫画家)
- 山戸結希(映画監督)
- 舛名大周一(力士)
- 深津麻弓(テレビアナウンサー)
- 長野美郷(フリーアナウンサー)
- 加藤マンヤ(現代美術家、愛知学泉大学教授)
- 山内道雄 (写真家)
- 八木哲也(元衆議院議員)
- 髙柳充広(矢作建設工業社長)
- 本田英志(プロ野球審判員)
参考文献
[編集]- 入学時配布冊子「西高生の手引き」
- 創立70周年記念誌
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ https://www.facebook.com/asahicom+(2022年11月28日).+“愛知県立6校が中高一貫に 日進高は「不登校特例校」に:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2023年8月15日閲覧。
- ^ 『新三河タイムス』2021年2月4日、2面、「浦野さんとの別れ惜しむ 苦杯に翻弄も『地域のため』」。
- ^ 進学実績
- ^ 進学実績、2021年
- ^ 遺伝学博物館
- ^ Profiles - Tomoko Ohta
- ^ Slightly Deleterious Mutant Substitutions in Evolution Nature 1973年11月9日
- ^ ほぼ中立説 集団遺伝学講座、安田徳一
- ^ 『新三河タイムス』2021年6月10日、1面、「まちを点てる 加藤正一回顧録(2)」。
- ^ 日本サッカー協会
- ^ グアムが優勝