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白鳥世明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
謝世明から転送)
白鳥 世明しらとり せいめい
生誕 謝 世明(しゃ しみん)
1963年
別名 謝 世明(しゃ せいめい)
教育 早稲田大学理工学部卒業
東京工業大学大学院
工学研究科修士課程修了
東京工業大学大学院
工学研究科博士課程修了
業績
専門分野 材料工学
成果 「やさシート」の開発
受賞歴 電気学会優秀論文発表賞
1999年
慶應義塾大学
知的資産センター賞
2002年
日経優秀製品・サービス賞
優秀賞(2002年)
産学官連携功労者表彰
文部科学大臣賞2003年
慶應テクノモール
アワード
2016年2018年
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白鳥 世明(しらとり せいめい、1963年6月6日 - )は、日本工学者(電子電気材料工学・複合材料表界面工学)。学位博士(工学)東京工業大学1992年)。謝 世明(しゃ しみん[1]、しゃ せいめい[2])名義でも論文を発表している[1][2][3][4]千葉大学工学部助手慶應義塾大学理工学部教授を歴任した。

来歴

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生い立ち

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1963年昭和38年)に生まれた。開成高校を卒業後、早稲田大学に進学し[5]理工学部の電子通信学科にて学んだ[5]1987年昭和62年)3月、早稲田大学を卒業した[5]。その後、東京工業大学大学院に進学し[5]工学研究科の電気電子工学専攻にて学んだ[5]1989年平成元年)3月、東京工業大学の大学院における修士課程を修了した[5]。それに伴い、工学修士学位を取得した。また、大学院在学中に「微小孔脂質系に現れる電位自励振動現象」[1]と題した博士論文を執筆した。1992年(平成4年)3月には大学院における博士課程を修了した[5]。それに伴い、博士(工学)学位を取得した[1][6][7]。1995年に日本に帰化[8]

工学者として

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大学院修了後は千葉大学に採用され[9]、1992年(平成4年)4月から1994年(平成6年)3月まで工学部助手として勤務した[9]。1994年(平成6年)4月慶應義塾大学に転じ[9]1997年(平成9年)3月まで理工学部の講師を務めた[9]。その後、アメリカ合衆国に渡り、1997年(平成9年)4月から1998年(平成10年)3月までマサチューセッツ工科大学客員研究員を務めた[9]日本に帰国後、2000年(平成12年)4月に慶應義塾大学にて理工学部助教授に就任した。なお、学校教育法の一部を改正する法律により、助教授は2007年(平成19年)より准教授となった。その傍ら、2002年(平成14年)3月に、大学発ベンチャーとして白鳥ナノテクノロジーを設立した[10]。設立当初は有限会社であったが[10]2003年(平成15年)4月株式会社化しており[10]、その後SNTに改組した[10]2014年(平成26年)4月からは理工学部で教授を務めた[9]

研究

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研究分野は、ナノテクノロジー・コントロール・薄膜。

ウェットプロセスを用いたナノテクノロジーをコアとした研究の実用化、商品化に力を注いでいる。アンモニアガスセンサ、口臭センサやフィルタ、太陽電池、撥水などの研究開発を行なっているが、どの研究も環境にやさしいテクノロジーを目標としている。この成果の一部である青果物の鮮度保持材「やさシート」の販売も行なっている。この「やさシート」は、産学官連携分野において規模と栄誉で大きい産学官連携功労者表彰文部科学大臣賞を受賞している(2003)。

COE[要曖昧さ回避]採択メンバー。21世紀COEプログラム・化学・材料科学分野、ライフコンジュゲートケミストリー。

略歴

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賞歴

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著作

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共著

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  • 白鳥世明・二瓶栄輔共著『工科系電磁気学』裳華房2003年ISBN 4785322152

寄稿、分担執筆、等

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脚注

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  1. ^ a b c d 「書誌事項」『CiNii 博士論文 - 微小孔脂質系に現れる電位自励振動現象国立情報学研究所
  2. ^ a b 「白鳥世明」『KAKEN — 研究者をさがす | 白鳥 世明 (00222042)国立情報学研究所
  3. ^ 白鳥謝世明・平井友明・池崎和男「PPy/PVA複合化による固体型エレクトロクロミック表示素子」『電子情報通信学会技術研究報告』95巻567号、電子情報通信学会1996年3月8日、19-22頁。
  4. ^ 白鳥(謝)世明・平井友明・池崎和男「PPy/PVA複合化による固体型エレクトロクロミック表示素子」『テレビジョン学会技術報告』20巻18号、映像情報メディア学会1996年、19-22頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j 「学歴」『研究者詳細 - 白鳥 世明慶應義塾大学
  6. ^ 学位授与番号甲第2450号。
  7. ^ 「学位」『研究者詳細 - 白鳥 世明慶應義塾大学
  8. ^ 『官報』1703号、1995年8月7日
  9. ^ a b c d e f g h i j k 「経歴」『研究者詳細 - 白鳥 世明慶應義塾大学
  10. ^ a b c d 「沿革」『ナノテクノロジーのSNT:沿革』SNT。
  11. ^ 慶応大教授が下着ドロで人生破滅、その華麗なるキャリア”. デイリー新潮. 2020年8月1日閲覧。
  12. ^ 教員の懲戒処分について”. 慶應義塾大学 (2018年12月4日). 2020年8月1日閲覧。
  13. ^ 「平成10年度優秀論文発表賞等受賞者一覧表」『電気学会誌』119巻8/9号、電気学会1999年、541頁。
  14. ^ a b c d e 「受賞」『研究者詳細 - 白鳥 世明慶應義塾大学

外部リンク

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