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北見ハッカ記念館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
薄荷蒸溜館から転送)
北見ハッカ記念館
Kitami Mint Memorial Museum
施設外観(2015年8月)
地図
施設情報
前身 ホクレン北見薄荷工場研究所
事業主体 北見市
管理運営 北見観光協会(指定管理者
開館 1986年
所在地 090-0812
日本の旗 日本 北海道北見市南仲町1丁目7-28
位置 北緯43度47分59秒 東経143度53分38秒 / 北緯43.79972度 東経143.89389度 / 43.79972; 143.89389座標: 北緯43度47分59秒 東経143度53分38秒 / 北緯43.79972度 東経143.89389度 / 43.79972; 143.89389
アクセス 北海道北見バス「農協」バス停下車
北海道旅客鉄道(JR北海道)北見駅から徒歩約10分
外部リンク 北見ハッカ記念館
プロジェクト:GLAM
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薄荷蒸溜館
Mint Distillation Hall
施設外観(2012年10月)
地図
施設情報
事業主体 北見市
管理運営 北見観光協会(指定管理者)
開館 2002年
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

北見ハッカ記念館(きたみハッカきねんかん)は、北海道北見市にある資料館。この項目では隣接する薄荷蒸溜館(はっかじょうりゅうかん)についても記載している。

概要

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前身は1935年昭和10年)に保証責任北海道信用購買販賣組合聯合會(北聯、現在のホクレン農業協同組合連合会)北見薄荷工場の研究所として建てられた施設であり、1983年(昭和58年)の工場閉鎖後にホクレンから備品も含め北見市に寄贈され[1]1986年(昭和61年)に「北見ハッカ記念館」として開館した[2][3]。なお、記念館設置に伴い工場閉鎖時の建物を東1号道路沿いから奥に移動している[4]。往年には出荷額ベースで世界の70 %を占めるまでに成長し[3]、地域の発展の礎となった「北見のハッカ」に関する施設として、1996年平成8年)に北見市の「指定文化財」となり、2007年(平成19年)には経済産業省による「近代化産業遺産」(北海道における近代農業、食品加工業などの発展の歩みを物語る近代化産業遺産群)に認定された[5]。薄荷蒸溜館はハッカ農家による一連の工程を理解することを目的にしており、当時のハッカ小屋(木造)をイメージして2002年(平成14年)から公開を始めた[2]

施設のまわりはハーブガーデン(ハーブ園)になっており[6]2001年(平成13年)に「北見のハッカとハーブ」は環境省による「かおり風景100選」に選定されている[7]

施設

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北見ハッカ記念館

  • 1階
    • 展示室「人とハッカ」
    • 展示室「製品のできるまで」
  • 2階
    • 展示室「ホクレン北見薄荷工場」
    • 展示室「ハッカとそのなかまたち」
    • 資料室

薄荷蒸溜館

  • 蒸留器
    • 天水釜式蒸溜器(明治から大正時代にかけて使用)
    • 箱蒸籠型蒸溜器(大正から昭和初期にかけて使用)
    • 田中式薄荷蒸溜器(昭和5年から昭和50年頃まで使用)※近代化産業遺産[5]
    • ホクレンA式蒸溜器(鉄釜で昭和40年から昭和50年頃まで使用)
  • 資料閲覧コーナー
  • 売店

脚注

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  1. ^ 世界一のハッカ工場.
  2. ^ a b 北見ハッカ史.
  3. ^ a b 鈴木商店記念館.
  4. ^ 北見市の歴史遺産” (PDF). 北見市観光テキスト. 北見市観光協会連絡協議会・北見観光協会. 2015年6月19日閲覧。
  5. ^ a b 近代化産業遺産群33” (PDF). 経済産業省. pp. 29-32. 2015年6月18日閲覧。
  6. ^ 北見ハッカ記念館”. eco旅ナビ. 北海道. 2015年6月18日閲覧。
  7. ^ かおり風景100選一覧表”. 環境省. 2017年10月7日閲覧。

参考資料

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外部リンク

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