布団蒸し
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(蒸殺から転送)
布団蒸し(ふとんむし)とは布団に人間を包み、人間の体温により蒸す状態を作り出す行為である[1]。
布団は保温性に優れているため、人間を布団で包み込むと人間の体温で人間の冷却機構が損なわれ、自らが加熱される。それにより発汗した汗で蒸される状態が完成する[2]。
睡眠中に布団を被ったりする状態とは違い、他力的な包囲状態なため、寝返りを打つことも出来ず、蒸された相手は自由度が激減する。そのため場合によっては相手が死ぬこともあるため、一種の危険行為でもある[3]。いじめなどの暴力行為や[4]刑罰・暗殺[5]として行われたり[6]、親が折檻目的[7]で子供を布団蒸しして死なせてしまった例もある[8]。
脚注
[編集]関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 野崎梅伴、秋山直『是は素敵だ : 男女学生花言葉集』先進堂、1920年、120頁。doi:10.11501/906137。OCLC 672695370。国立国会図書館書誌ID:000000529278 。2023年5月14日閲覧。
- 岡山民報社『岡山民報縮刷版 : オール読物 昭和11年度版』岡山民報社、1936年、281-282頁。doi:10.11501/1054949。OCLC 672496037。国立国会図書館書誌ID:000000607499 。2023年5月14日閲覧。
- 中田篤郎『中田新法医学』南山堂、1941年、324頁。doi:10.11501/1071028。 NAID 10004623773。 NCID BA58884301。OCLC 673560069。国立国会図書館書誌ID:000000702028 。2023年5月14日閲覧。
- 山本康裕『小児科学原論』南条書店、1947年、192頁。ASIN B000JB8HNM。doi:10.11501/1155127。 NCID BN13008463。OCLC 682978977。国立国会図書館書誌ID:000000912215 。2023年5月14日閲覧。
- 谷山市誌編纂委員会『谷山市誌』鹿児島市、1967年、637頁。doi:10.11501/3021025。 NCID BN10378455。OCLC 9648279327。NDLJP:11517090 。2023年5月14日閲覧。
- 古藤田太「大友氏の歴代墳墓を巡る 3」『佐伯史談』第131号、佐伯史談会、1982年、24-29頁、doi:10.11501/2246770、NAID 120002813790、NCID AN00102416、OCLC 1130745934、CRID 1050845762584994432、2023年5月14日閲覧。
- 菅原道夫「新風 捕食者スズメバチに対するニホンミツバチの防衛行動 : 蜂球内でのスズメバチの死の原因解明」『比較生理生化学』第30巻第2号、日本比較生理生化学会、2013年、68-75頁、doi:10.3330/hikakuseiriseika.30.68、ISSN 09163786、NAID 10031170785、NCID AN10391932、OCLC 5185973762、国立国会図書館書誌ID:024743897、2023年5月14日閲覧。