コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

花見沢Q太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
花Qから転送)

花見沢 Q太郎(はなみざわ キューたろう)は、日本漫画家イラストレーター新潟県阿賀野市(旧・北蒲原郡水原町)出身。道都大学美術学部中退[1]。愛称は「花Q」。

経歴

[編集]

成人向け漫画を中心とした同人活動を行っており、大学1年の夏休み頃に投稿を始め、同年中(1993年)に『夏の日』(司書房)でデビュー。漫画家に専念するために道都大学を2年次に中退して埼玉県に移住した。

その後、少年画報社の『ヤングキング』誌上で、『ちまちまはいすくーる』『痛快すずらん通り』『HoneyBlue』などの短編を連載。同時に冒険活劇(『冒険どきの私達伝説』等)、時代劇(『NAGI』等)などの作品も発表している。

2000年から、同誌上で『ももいろさんご』(途中から2色カラー)を連載した。

2002年からは小学館の『月刊サンデージェネックス』誌上で『REC』を連載、2008年からは『ヤングキング』誌上で『PLAY!』を連載。

弟は同人サークル&商業ネーム「お子様ランチ」の作画担当・西野沢かおり介[2]

作風

[編集]

アシスタントとして妻の花見沢よーこが制作に参加している。単行本には、巻末漫画とカバー下裏表紙のおまけ漫画「花見沢家の一族」が付くのが原則である。単行本デザインは1冊目から雷門風太in竹工房(元 増渕格/スタジオ新大陸)に一任しており、『艶話酒場オタクバー』のようにネーム原作まで任せた作品もある。

単行本

[編集]

日付は実際の発売月日。

長編

[編集]
  • 月家の一族(1994年12月、司書房、全1巻)
  • スイカと海と太陽と(1996年4月、司書房、全1巻)
  • ちまちまはいすくーる(1996年12月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
  • 痛快すずらん通り(1997年7月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
  • HoneyBlue(1998年6月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
  • 冒険どきの私達伝説(1998年8月、集英社、『ウルトラジャンプ』連載、全1巻)
  • 白い月光(1999年2月 - 7月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全2巻)
  • ももいろさんご(2000年11月 - 2008年10月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全13巻)
  • BWH(ベルウッドハウス)(2001年3月 - 2002年9月、集英社、全3巻)
  • 電動侍(2001年7月、大都社、全1巻)
  • REC(2002年11月 - 2013年3月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全16巻)
  • NAGI(2004年6月、少年画報社、『ヤングキングアワーズ』連載、全1巻)
  • PLAY!(2009年6月 - 、少年画報社、『ヤングキング』連載、全4巻)
  • 少年よ大志を抱け!(2011年8月 - 2013年7月、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全4巻)
  • どうぶつずかん(2013年6月 - 2015年5月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全3巻)
  • まるせい(2013年7月 - 2015年2月、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全3巻)
  • Cue(2015年7月 - 2017年6月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全4巻)
  • おとなのオモチャ(2015年7月 - 、少年画報社、『ヤングコミック』連載、既刊1巻)
  • 彼女がビキニアーマーにきがえたら(2017年7月号 - 2018年8月号、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全2巻)
  • 艶話酒場オタクバー(2017年6月 - 、海王社、『マガジンサイベリア』連載、全3巻、1巻はぶんか社、2巻、3巻は楽楽出版より刊行) - 巻数は数字ではなく、第2巻は「シン・オタク編」、第3巻は「無限オタク編」表記。
  • ラブアプリ(2018年3月 - 2019年1月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全2巻、第2巻は電子書籍のみ)
  • ラブアプリ オーバークロック(2019年8月 - 、小学館、既刊4巻、電子書籍)
  • 汽界淫偵@MACHIDA(2021年 - 、海王社、『マガジンサイベリア』、『サイベリアplus』連載、既刊1巻)
  • けろよい!新潟弁酒場(2021年 - 2024年、少年画報社、『ヤングコミック』連載、全2巻)

新装版

[編集]
  • スイカと海と太陽と(2003年6月、大都社
  • 月家の一族プラス(2003年7月、大都社)
  • ちますず(2005年12月、少年画報社、『ちまちまはいすくーる』『痛快すずらん通り』を収録)
  • 白い月光 完全版(2006年1月、少年画報社)
  • BWH(ベルウッドハウス)(2009年12月、ジャイブ、全2巻)

短編集

[編集]
  • ひよこ(1995年8月、司書房
  • ザ☆花Qワールド(1997年、司書房、CD-ROM付き短編集)
  • おひさま(1999年12月、司書房)
  • 花ごよみ(2002年4月、司書房、『ひよこ』『おひさま』の再収録など)
  • 花見沢Q太郎 THE WORLD earlytime collection(2006年7月、司書房、CD-ROM付き短編・イラスト集(再収録含む))
  • 花日和〜花見沢Q太郎自撰集〜(2009年10月、メディアックス、初期短編集)
  • 花見沢Q太郎短編集 変態兄と中2の妹(2015年8月、双葉社
  • ホワイトアンダーグラウンド(2021年11月、楽楽出版

挿絵

[編集]

読み切り

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『少年よ大志を抱け!』4巻あとがきより
  2. ^ 転生少女図鑑著者紹介より

外部リンク

[編集]