花巻東高等学校
花巻東高等学校 | |
---|---|
北緯39度24分17.9秒 東経141度5分58.2秒 / 北緯39.404972度 東経141.099500度座標: 北緯39度24分17.9秒 東経141度5分58.2秒 / 北緯39.404972度 東経141.099500度 | |
過去の名称 | 花巻商業高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人花巻学院 |
併合学校 |
富士短期大学付属花巻高等学校 谷村学院高等学校 |
校訓 | 感謝・報恩・奉仕・勤勉・進取 |
設立年月日 | 1956年 |
創立記念日 | 5月15日 |
創立者 | 徳永四郎・谷村貞治 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
特別進学コース スポーツコース 進学コース ビジネスコース |
学期 | 4学期制 |
学校コード | D103310000092 |
高校コード | 03514K |
所在地 | 〒025-0066 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
花巻東高等学校(はなまきひがしこうとうがっこう、英: Hanamaki Higashi High School)は、岩手県花巻市にある男女共学の私立高等学校。略称は「花東(はなとう)」。
沿革
[編集]- 花巻商業高等学校
- 1954年 - 花巻商業専門学院創立
- 1956年 - 花巻商業専門学院廃止。学校法人花巻学園認可。花巻商業高等学校開校(男女共学。全日制・定時制の課程・商業科)
- 1957年 - 定時制を廃止。校舎を移転
- 1962年 - 普通科を設置
- 1975年 - 富士短期大学付属花巻高等学校に校名変更。
- 谷村学院高等学校
- 花巻東高等学校
- 1981年 - 谷村学院高等学校と富士短期大学付属花巻高等学校の合併が決定
- 1982年 - 上記2校が合併し、学校法人谷村学院花巻東高等学校が花巻市花城町に開校(男女共学。普通科、商業科、電子科)
- 1996年 - 新校舎完成に伴い花巻市松園町へ移転
- 1998年 - 学校法人名を谷村学院から花巻学院に改称。商業科、電子科を募集停止。普通科にコース制を制定
- 2002年 - 特別進学コースを設置
- 2006年 - 創立50周年記念式典が開催される
- 2011年 - アスリート特進コースを設置。現コースを改編
設置課程
[編集]学習の特色
[編集]進学指導設備が充実しており、代々木ゼミナール、東進ハイスクール、河合塾など、大手予備校の通信衛星授業を受信して指導するなど、私学の特色を生かした学習を行ってる。
部活動
[編集]硬式野球部は日本の高校野球界の名門として知られ、数々の大会で逆転劇を繰り広げてきたことから「逆転の花巻東」の異名を持つ。花巻商業時代も含め、夏10回・春4回甲子園に出場している。
エース菊池雄星を擁した、2009年春(第81回)では岩手県勢初の選抜決勝進出を果たし、決勝戦で清峰に0-1で敗れたものの準優勝を果たした。その後同年8月に出場した第91回には、岩手県代表としては90年ぶりのベスト4の成績を上げ、2013年夏(第95回)でもベスト4の成績を上げた。
また、女子硬式野球部(2020年4月創部、当時の部員13名、監督は三鬼賢常[1][2])は、同校OBの大谷翔平や菊池雄星の支援も受けて男女共の優勝を目指す中、第13回全高等学校女子硬式野球ユース大会(2022年8月30日-ナゴヤ球場)で準優勝[3][4]、第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会(2023年4月2日-東京ドーム)で、男子野球部やその他運動部などの声援の下、準優勝で大会を終えた[5][6]。2023年度から監督は沼田尚志[7]となり、三鬼は総監督となる。部員は2023年度67名[8]。
サッカー部は2018年より元日本代表柱谷哲二がテクニカルアドバイザーに就任したのに続いて、マイナビベガルタ仙台レディースの監督だった越後和男がテクニカルコーチに就任して強化を図った[9]。
その他、女子駅伝、水泳部、女子ソフトボール部の活躍も目立っている。
運動部
- 男子硬式野球部
- 女子硬式野球部(2020年度より)[10]
- 男子バスケットボール部
- 女子バスケットボール部
- 剣道部
- サッカー部
- 弓道部
- 女子ソフトボール部
- 男子ソフトテニス部
- 女子ソフトテニス部
- 男子卓球部
- 女子卓球部
- 男子バドミントン部
- 女子バドミントン部
- 陸上競技部
- 水泳部
- 男子バレーボール部
- 女子バレーバール部
- 柔道部
- 男子ラグビー部(平成27年度創部)
- 女子ラグビー部(同上)
- 軟式野球部
文化部
- ダンス部(令和5年度創部)[11]
- 書道部
- 吹奏楽部
- 美術部
- 茶道部
- 家庭部
同好会
- 国際交流ESS
- マルチメディア
著名な出身者
[編集]- 野球
- 阿部雄厚 - 元プロ野球選手(近鉄バファローズ)
- 阿部成宏 - 元プロ野球選手(読売ジャイアンツ)
- 泉沢彰 - 元プロ野球選手(西鉄ライオンズ)
- 神農清治 - 元プロ野球選手(ロッテオリオンズ)
- 菊池雄星[14] - プロ野球選手(ロサンゼルス・エンゼルス投手)
- 大谷翔平[14] - プロ野球選手(ロサンゼルス・ドジャース投手兼外野手)
- 岸里亮佑 - 元プロ野球選手(北海道日本ハムファイターズ外野手)
- 高橋樹也 - 元プロ野球選手(広島東洋カープ投手)
- 千葉耕太 - 元プロ野球選手(東北楽天ゴールデンイーグルス投手)
- 松本遼大 - プロ野球選手(北海道日本ハムファイターズ投手)
- 西舘勇陽[15] - プロ野球選手(読売ジャイアンツ投手)
- その他
- 工藤環奈 - ソフトボール選手(ビックカメラ高崎ビークイーン)
- 沢木冬吾 - 小説家(新潮ミステリー倶楽部賞特別賞受賞)
- STGM - アコースティックデュオ
- 谷村海那 - サッカー選手(いわきFC)
著名な教職員・関係者
[編集]施設等
[編集]- グラウンド
- 多目的グラウンド
- 野球グラウンド
野球グラウンドのバックネット裏には菊池雄星と大谷翔平の両選手の、2021年オールスター戦同時選出の記念碑(2022年寄贈)と2023年シーズン同時2桁勝利達成の記念碑(2024年4月寄贈)が設置されている[16]。
なお、校門の前を通る自転車道は花巻電鉄花巻温泉線の跡である。
アクセス
[編集]出典
[編集]- ^ 2012年から昨季まで社会人野球のトヨタ自動車東日本(岩手)前監督。
- ^ “花巻東の女子野球部初代監督に大谷兄の恩師・三鬼氏”. 日刊スポーツ (2020年3月25日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ “花巻東女子野球部 全国大会準V報告、武藤咲夢主将「次の大会は金メダル」”. スポーツ報知 (2022年9月2日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ LIVE【第13回 全国高等学校女子硬式野球ユース大会 決勝戦】神戸弘陵学園vs花巻東 女子高校野球が今熱い!「日本一」の称号を手にするのは、どの高校か!?(2022年8月30日配信) - CBCスポーツ公式チャンネル - YouTube
- ^ “高校通算117発の花巻東・佐々木麟太郎、日本一懸ける妹・秋羽の応援に 女子センバツ決勝”. 日刊スポーツ (2023年4月2日). 2023年4月2日閲覧。
- ^ “花巻東、涙の準V 創部4年目で決勝進出の躍進、大谷翔平らOBが支援 男子野球部も大声援で後押し”. スポニチアネックス (2023年4月2日). 2023年4月2日閲覧。
- ^ 1986年から2019年まで一関学院高等学校で監督を務めた。
- ^ “「目標は全国優勝」沼田さん(一関学院高前監督)就任 花巻東高女子硬式野球部監督”. 岩手日日新聞社オンライン (2023年4月19日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ 越後和男氏が花巻東高TC就任、柱谷TAと2枚看板 - 日刊スポーツ、2018年6月21日(2018年8月5日閲覧)
- ^ “花巻東に女子硬式野球部誕生…岩手県内初、東北で2校目 男子は大谷や菊池ら輩出の名門”. スポーツ報知 (2019年11月8日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ “花巻東高等学校ダンス部創部のお知らせ”. 花巻東高等学校 (2022年9月22日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ 宇根夏樹 「菊池雄星がMLBへ行くと、花巻東からは大谷翔平に続く2人目。メジャーリーガーが最も多く出ている高校は」 『Yahoo!ニュース』、2018年10月24日。2019年7月2日閲覧。
- ^ 「大谷vs菊池の同郷対決に米メディアも大きな関心」 『日刊スポーツ』、2019年6月9日。2019年7月2日閲覧。
- ^ a b “大谷翔平は花巻東先輩の菊池雄星から16号 5打数2安打2打点で勝利貢献”. 日刊スポーツ (2021年6月6日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “【ドラフト】巨人が中大・西舘勇陽との交渉権を獲得! 日本ハムとの競合で当たりくじ”. サンケイスポーツ (産経デジタル) (2023年10月26日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ 「雄星、大谷両選手の「金字塔」花巻東高に同時2桁勝利記念碑」『岩手日報』2024年4月27日。2024年4月27日閲覧。