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つくば花室トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
花室トンネルから転送)
つくば花室トンネル
吾妻側出入口
概要
位置 茨城県つくば市
座標 北緯36度5分5.6秒 東経140度7分7.4秒 / 北緯36.084889度 東経140.118722度 / 36.084889; 140.118722
現況 供用中
所属路線名 茨城県道24号土浦境線
起点 つくば市竹園三丁目
終点 つくば市吾妻二丁目
運用
開通 1998年10月21日
管理 茨城県土浦土木事務所
通行対象 普通自動車
特定中型自動車以外の中型自動車
路線バス
通行料金 無料
技術情報
全長 770 m
道路車線数 2車線
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茨城県道24号標識

つくば花室トンネル(つくばはなむろトンネル)は、茨城県つくば市竹園三丁目と同市吾妻二丁目を結ぶ自動車用トンネルである。全長はおよそ770メートル (m) である[1]

概要

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吾妻側から見たつくば花室トンネル

土浦学園線学園中央通りを結び、地下で学園東大通りと立体交差するバイパストンネルである。花室交差点・土浦駅方面とつくばセンターつくば駅方面とのアクセス手段として利用されている。当トンネルを含むバイパス道路は、学園中央通りや土浦学園線の学園東交差点以東とともに茨城県道24号土浦境線に指定されている。このバイパス道路は2車線で、最高速度は40km/hに規制されている。「花室」の名は開発前の大字による。

学園中央通りとの分岐点は中央公園交差点であり、ここでは学園中央通りと市道が交わるうえ、交差点の東側では学園中央通りの中央からバイパス道路が分岐し、そのまま地下に潜る形になっている。学園中央通り側や市道側のほか、トンネル出口側にも信号機が設けられている。一方、土浦学園線との分岐点は交差点にはなっていないが、やはりバイパス道路は土浦学園線の中央から分岐し、地下に潜る。

通行規制

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トンネル内には歩道がないため、自動車専用道路と同様に歩行者自転車軽車両の通行は禁止されている。また、路線バス以外の大型自動車特定中型自動車自動二輪車原動機付自転車および危険物積載車両の通行が禁止されている[2]。自動二輪車は排気量に関係なく通行禁止である。したがって、トンネル内を通行可能な車両は路線バスと特定中型自動車に当てはまらない中型自動車普通自動車小型特殊自動車のみである。

バス停留所

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吾妻バス停留所

トンネル内に吾妻バス停留所が存在し、階段により地上とつながっている。所在地はつくば市吾妻四丁目6。

吾妻バス停留所で乗降可能な系統

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関東鉄道

上記以外でつくば花室トンネルを経由する系統

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新交通システムとの関連

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科学万博終了後、筑波研究学園都市は概成し熟成の秋を迎え、1991年度に研究学園都市における新住宅市街地開発事業などを終了することになった。これを契機として、1991年に筑波研究学園地区において立体街路が計画・整備され、1995年に供用された。この立体街路は土浦高架道の対として位置づけられ、当面は従来型のバスが通行するが、将来は土浦と研究学園都市を結ぶ新交通システムの学園地区におけるインフラ部として転用しうるよう設計された。

立体街路は、都市計画道路土浦学園線の竹園高校付近から同学園中央通り線の交通ターミナル付近までの延長約1キロメートル (km) 区間に堀割・地下トンネル形式の2車線街路(幅7.5m)を整備するもので、途中にバス停を1箇所設置している。また、この立体街路を受け入れるため、都市計画街路学園中央通り線を約1kmにわたって40mに拡幅する事業が行われた。事業主体は茨城県であった。この立体街路の完成により、将来両都市を結ぶ新交通システムの受け入れ体制が両中心市街地においてできあがったこととなった[5]

歴史

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  • 1998年(平成10年)10月21日:供用開始[6]
  • 2011年(平成23年)8月11日:一般市民などおよそ60人の手により、トンネル内の清掃作業(落書き消し)が行われた[7]

脚注

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  1. ^ トンネル内の道路附属物一斉点検結果(重量構造物)(1/16)” (PDF). 国土交通省. p. 10 (2013年3月30日). 2015年1月24日閲覧。
  2. ^ 県内の自動二輪車及び原動機付自転車通行禁止規制実施箇所について”. 茨城県警察. 2013年11月17日閲覧。
  3. ^ 路線バス系統別時刻表”. 関東鉄道. 2013年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月17日閲覧。
  4. ^ 水戸~土浦・つくば線”. 関東鉄道. 2013年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月17日閲覧。
  5. ^ 「23 土浦高架街路」日本都市計画学会『60プロジェクトによむ日本の都市づくり』朝倉書店 2011年 ISBN 978-4-254-26638-2
  6. ^ 道路の供用の開始(平成10年10月15日 茨城県告示第1145号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1001号, (1998-10-15) 
  7. ^ 花室トンネル(土浦境線 つくば市花室)で清掃作業を実施”. 茨城県土浦土木事務所. 2012年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月17日閲覧。

外部リンク

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