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舟入南停留場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
舟入南町停留場から転送)
舟入南停留場*
土橋方面行きホーム(2007年)
ふないりみなみ
Funairi-minami
E4 舟入川口町 (0.6 km)
(0.4 km) 江波 E6
地図
所在地 広島市中区舟入南四丁目・五丁目
北緯34度22分30.45秒 東経132度26分14.21秒 / 北緯34.3751250度 東経132.4372806度 / 34.3751250; 132.4372806座標: 北緯34度22分30.45秒 東経132度26分14.21秒 / 北緯34.3751250度 東経132.4372806度 / 34.3751250; 132.4372806
駅番号 E5
所属事業者 広島電鉄
所属路線 江波線
キロ程 2.3 km(土橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,908[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1944年昭和19年)6月20日
  • * 改称経歴-
  • 開業時:舟入南町停留場
  • 1947年:江波口停留場
  • 1954年:グランド口停留場
  • 1960年:舟入南町停留場
  • 2019年:舟入南停留場
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舟入南停留場(ふないりみなみていりゅうじょう、舟入南電停)は、広島市中区舟入南四丁目・五丁目にある広島電鉄江波線路面電車停留場である。駅番号はE5

歴史

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1943年昭和18年)12月に土橋から舟入本町までの区間が開通した江波線は、その半年後の1944年(昭和19年)6月に舟入本町から延伸[2]、当停留場はこのとき路線の終点として開業した[3]。開業時の停留場名は舟入南町停留場(ふないりみなみまちていりゅうじょう)である[3]。しかしその翌年の1945年(昭和20年)8月6日には広島市に原爆が投下され、江波線をはじめとして広島電鉄の市内電車は全線が不通となる[4]

江波線が被爆から復旧したのは1947年(昭和22年)11月のことである[4]、このとき停留場名は江波口停留場(えばぐちていりゅうじょう)へと改称された[3]。路線はその後1954年(昭和29年)には当停留場から延長され、新たに江波口停留場(現在の江波停留場)が開業、このころ当停留場はグランド口停留場(ぐらんどぐちていりゅうじょう)へと改称された[3][4]。この「グランド」は西区観音新町にある広島県総合グランドを指す。その後、1960年(昭和35年)ころには開業時の舟入南町へと再改称された[3]。舟入南停留場に改称したのは2019年(改称当時は平成31年)のことで、広島電鉄は改称の理由を「名称の由来となった所在町名の変更のため」としている[注釈 1][6]

年表

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  • 1944年昭和19年)6月20日:江波線が舟入本町から延伸、舟入南町停留場として開業[4]
  • 1945年(昭和20年)8月6日:原爆投下により、市内電車は全線不通となる[4]
  • 1947年(昭和22年)11月1日:江波線が運転再開、江波口停留場に改称[4]
  • 1954年(昭和29年)1月[7]:軌道が延長され、新たに江波口停留場が開業[3][4]。このころ、代わってグランド口停留場に改称[4]
  • 1960年(昭和35年)頃:舟入南町停留場に再改称[4]
  • 2002年平成14年):舟入南6丁目交差点の改修工事に伴い、上りホームが広島市道霞庚午線北側に移設、下りホームは拡張され上屋が設置された。
  • 2013年(平成25年)2月15日:9号線の運行が八丁堀から江波まで延長され、当停留場にも乗り入れる。
  • 2014年(平成26年)2月:舟入南6丁目交差点 - 広電江波終点前交差点間の道路拡幅工事に伴い、下りホームがリニューアル。ホームが拡張され、上屋がホーム全体に延長された。
  • 2019年(平成31年)4月1日舟入南停留場に改称[6]

停留場構造

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リニューアル前の江波方面行きホーム(2007年)

江波線の軌道は道路上に敷かれた併用軌道であり、当停留場も道路上にホームが設けられている。ホームは低床式[8]で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟んで配置されている[9]。ただし互いのホームは斜向かいに位置していて、北に土橋方面へ向かう上りホームが、南に江波方面へ向かう下りホームがある[9]。かつては両ホームが線路を挟んで向かい合う相対式ホームであった[8]

両ホームともに、連接車両に対応した長さを持つ。

運行系統

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当停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち、6号線、8号線、9号線が乗り入れている。

上りホーム
土橋方面)
6号線 紙屋町経由)広島駅ゆき
8号線 横川駅ゆき
9号線 白島ゆき
下りホーム 6号線8号線9号線 江波ゆき

停留場周辺

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バス路線

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地図
舟入南電停とバス停

舟入南電停の周辺には「舟入南」バス停があり、広電バス[10]広島バス[11]が停車する。

舟入南バス停(舟入通り南行き 江波方面)
  • 6(広電バス) 江波営業所・江波三菱前方面
舟入南バス停(舟入通り北行き 舟入本町方面)
舟入南バス停(西行き 観音新町1丁目方面)
舟入南バス停(東行き 吉島西方面)

隣の停留場

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広島電鉄
江波線
舟入川口町停留場 (E4) - 舟入南停留場 (E5) - 江波停留場 (E6)

脚注

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注釈

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  1. ^ ただし、舟入南町の各丁目が舟入南に改称されたのは1968年(昭和43年)9月1日のことである[5]

出典

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  1. ^ 広島県 駅乗降客数”. 2021年3月14日閲覧。
  2. ^ 『広電が走る街 今昔』113-114頁
  3. ^ a b c d e f 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、38頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  4. ^ a b c d e f g h i 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  5. ^ 廃止町名と現在の町の区域”. 広島市. 2019年7月15日閲覧。
  6. ^ a b 4/1(月) 宮島線・市内線の駅・電停名称の変更について』(プレスリリース)広島電鉄、2019年2月19日http://www.hiroden.co.jp/topics/2019/0219-namechange.html2019年7月15日閲覧 
  7. ^ 『広電が走る街 今昔』、『日本鉄道旅行地図帳』では1月8日とするが、『広島電鉄開業100年・創業70年史』433頁では1月7日。
  8. ^ a b 川島令三全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103,108頁。ISBN 978-4-7942-1711-0 
  9. ^ a b 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、15,84頁。ISBN 978-4-06-295157-9 
  10. ^ バス情報 路線バス 広電バス
  11. ^ 路線バス 広島バス株式会社

参考文献

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  • 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4 
  • 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年。 

関連項目

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外部リンク

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