舟入南停留場
舟入南停留場* | |
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土橋方面行きホーム(2007年) | |
ふないりみなみ Funairi-minami | |
◄E4 舟入川口町 (0.6 km) (0.4 km) 江波 E6► | |
所在地 | 広島市中区舟入南四丁目・五丁目 |
駅番号 | ●E5 |
所属事業者 | 広島電鉄 |
所属路線 | ■江波線 |
キロ程 | 2.3 km(土橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,908[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)6月20日 |
舟入南停留場(ふないりみなみていりゅうじょう、舟入南電停)は、広島市中区舟入南四丁目・五丁目にある広島電鉄江波線の路面電車停留場である。駅番号はE5。
歴史
[編集]1943年(昭和18年)12月に土橋から舟入本町までの区間が開通した江波線は、その半年後の1944年(昭和19年)6月に舟入本町から延伸[2]、当停留場はこのとき路線の終点として開業した[3]。開業時の停留場名は舟入南町停留場(ふないりみなみまちていりゅうじょう)である[3]。しかしその翌年の1945年(昭和20年)8月6日には広島市に原爆が投下され、江波線をはじめとして広島電鉄の市内電車は全線が不通となる[4]。
江波線が被爆から復旧したのは1947年(昭和22年)11月のことである[4]、このとき停留場名は江波口停留場(えばぐちていりゅうじょう)へと改称された[3]。路線はその後1954年(昭和29年)には当停留場から延長され、新たに江波口停留場(現在の江波停留場)が開業、このころ当停留場はグランド口停留場(ぐらんどぐちていりゅうじょう)へと改称された[3][4]。この「グランド」は西区観音新町にある広島県総合グランドを指す。その後、1960年(昭和35年)ころには開業時の舟入南町へと再改称された[3]。舟入南停留場に改称したのは2019年(改称当時は平成31年)のことで、広島電鉄は改称の理由を「名称の由来となった所在町名の変更のため」としている[注釈 1][6]。
年表
[編集]- 1944年(昭和19年)6月20日:江波線が舟入本町から延伸、舟入南町停留場として開業[4]。
- 1945年(昭和20年)8月6日:原爆投下により、市内電車は全線不通となる[4]。
- 1947年(昭和22年)11月1日:江波線が運転再開、江波口停留場に改称[4]。
- 1954年(昭和29年)1月[7]:軌道が延長され、新たに江波口停留場が開業[3][4]。このころ、代わってグランド口停留場に改称[4]。
- 1960年(昭和35年)頃:舟入南町停留場に再改称[4]。
- 2002年(平成14年):舟入南6丁目交差点の改修工事に伴い、上りホームが広島市道霞庚午線北側に移設、下りホームは拡張され上屋が設置された。
- 2013年(平成25年)2月15日:9号線の運行が八丁堀から江波まで延長され、当停留場にも乗り入れる。
- 2014年(平成26年)2月:舟入南6丁目交差点 - 広電江波終点前交差点間の道路拡幅工事に伴い、下りホームがリニューアル。ホームが拡張され、上屋がホーム全体に延長された。
- 2019年(平成31年)4月1日:舟入南停留場に改称[6]。
停留場構造
[編集]江波線の軌道は道路上に敷かれた併用軌道であり、当停留場も道路上にホームが設けられている。ホームは低床式[8]で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟んで配置されている[9]。ただし互いのホームは斜向かいに位置していて、北に土橋方面へ向かう上りホームが、南に江波方面へ向かう下りホームがある[9]。かつては両ホームが線路を挟んで向かい合う相対式ホームであった[8]。
両ホームともに、連接車両に対応した長さを持つ。
運行系統
[編集]当停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち、6号線、8号線、9号線が乗り入れている。
上りホーム (土橋方面) |
(紙屋町経由)広島駅ゆき | |
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横川駅ゆき | ||
白島ゆき | ||
下りホーム | 江波ゆき |
停留場周辺
[編集]バス路線
[編集]舟入南電停の周辺には「舟入南」バス停があり、広電バス[10]と広島バス[11]が停車する。
- 舟入南バス停(舟入通り南行き 江波方面)
-
- 6(広電バス) 江波営業所・江波三菱前方面
隣の停留場
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “広島県 駅乗降客数”. 2021年3月14日閲覧。
- ^ 『広電が走る街 今昔』113-114頁
- ^ a b c d e f 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、38頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c d e f g h i 『広電が走る街 今昔』150-157頁
- ^ “廃止町名と現在の町の区域”. 広島市. 2019年7月15日閲覧。
- ^ a b 『4/1(月) 宮島線・市内線の駅・電停名称の変更について』(プレスリリース)広島電鉄、2019年2月19日 。2019年7月15日閲覧。
- ^ 『広電が走る街 今昔』、『日本鉄道旅行地図帳』では1月8日とするが、『広島電鉄開業100年・創業70年史』433頁では1月7日。
- ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103,108頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。
- ^ a b 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、15,84頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ バス情報 路線バス 広電バス
- ^ 路線バス 広島バス株式会社
参考文献
[編集]- 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4。
- 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 舟入南 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄