舌小帯短縮症
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舌小帯短縮症 | |
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舌小帯短縮症の一例 | |
概要 | |
診療科 | 遺伝医学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | Q38.1 |
ICD-9-CM | 750.0 |
DiseasesDB | 33478 |
舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう、tongue-tied、 ankyloglossia)は、舌小帯が付着異常を起こしている状態で、「舌強直症」、「舌癒着症」、「舌小帯癒着症」、「短舌症」とも呼ばれる。舌運動の制限の程度によるが、乳児期には授乳障害、成長とともに器質的構音障害が生じる。形態不全、奇形、変形症の疾患群に分類される疾患である[1]。舌小帯が短いため、舌を歯列より前に突き出そうとするとハート型になる。
原因
[編集]胎生期における舌原基と下顎歯槽粘膜の分離不全に、生後における舌障害の退縮障害が加わって成立するとされる[1]。
治療法
[編集]程度に応じて、口腔外科、小児科、耳鼻科などで小帯切除術を行う。内容にもよるが、基本的に保険適用の対象となる。
頻度
[編集]有病率は、深田らの1960年の調査では15~19歳女性で0.56%、西が行った1969年の調査では全年齢で2.55%、東北大学が1989年に行った調査では2.3%であった[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c 高橋紀子・島田義弘「定期歯科検診で検出された某高専校学生における舌疾患の有病状況」『東北大学歯学雑誌』第8巻第1号、東北大学歯学会、宮城県仙台市、1989年6月、19-27頁、ISSN 0287-3915、2009年2月15日閲覧。