レゼルボア
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(自然宿主から転送)
レゼルボア(独: reservoir、英: reservoir、リザーバー)とは生物、土壌、有機物などの中で、病原体が維持され、感受性動物に対して伝播される状態になっている領域であり[1]、自然界において存続するための本来の棲家を意味する。病原巣とも呼ばれる。感受性動物に侵入する直前の領域である感染源とは直接伝播の感染症では一致するが、中間宿主を必要とする寄生虫病や節足動物媒介性感染症では両者は異なる[2]。
似た意味の言葉に、自然宿主[3]・保有宿主・保菌動物などがある。侵入を受けた感受性動物の病原体生息域は感染巣とよばれる[4]。
参考文献
[編集]- ^ Aguirre, A. Alonso; Ostfeld, Richard; Daszak, Peter. New Directions in Conservation Medicine: Applied Cases of Ecological Health. Oxford University Press; 28 June 2012. ISBN 9780199731473. p. 196.
- ^ 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
- ^ 「自然宿主」『デジタル大辞泉』 。コトバンクより2020年7月11日閲覧。
- ^ 「感染巣」『百科事典マイペディア』 。コトバンクより2020年7月11日閲覧。